皆さん、おはようございます。
かつて「5時から男」というコマーシャルが流行ったことがあります。「退勤の午後5時からも働いて頑張ろう」という解釈と、「退勤までは我慢して、午後5時からプライベートで活躍しよう」という解釈ができますが、私たちの1日のうち、大半の時間は仕事の時間です。仕事の時間の過ごし方が、人生を左右することも多いと思います。
仕事で幸せに成功するのが、人生で幸せと成功を手にするための近道だといえるでしょう。
3つの「しごと」
「しごと」には、実は3種類あります。
私事・・・自分が好きなこと、楽しみとしてしたいこと。
仕事・・・人のためにやっていること、お金をもらっていること。
志事・・・自分のやりたいことを人のためにやること。
「私事」は楽しいものですが、ずっとそれだけでは飽きてくるでしょう。人は誰かの役に立つことで、生きがいややりがいを感じるものだからです。何より、自分の興味に偏り過ぎると、お金も入ってきませんし、人から「ありがとう」と感謝されることもなくなります。
一方、「仕事」だけですと、ストレスが溜まり、バーンアウトする可能性もあります。
「しごと」の理想は、「私事」と「仕事」が重なった「志事」です。ただし、「しごと」の全てを「志事」にするには不可能です。「私事」も「仕事」もしながら、「志事」を増やしていくことが大切です。
ところで、「志事」を増やせる人と、そうでない人との違いは何でしょうか。
その答えは、「自分はできる!」というセルフイメージを持っているということなのだそうです。その自信に根拠は必要ありません。「根拠のない自信」でいいのです。ただ、自分は「できる」と思い込むことは、潜在意識を高め、やがてその思いが現実化するというのが、人間の脳のメカニズムなのだそうです。
Be⇒Do⇒Have
何のために生きるのかという生きる目的に正解はありません。しかし、どんな自分でいたいのかという、自分の「あり方」を起点に考えると、やるべきことが見えてきます。
そこで、簡単なワークを紹介しましょう。
まず、自分が今、「欲しいもの(Have)」を書き出します。次に「やりたいこと(Do)」を書き出します。では、その結果、自分はどうなるか、「自分のあり方(Be)」を考えます。
たとえば、(Have)では、スポーツカー、高級腕時計、別荘など。(Do)では、ドライブ、高級パーティー、不動産投資など。その結果、(Be)では、金持ちになる、人から羨ましがられる、モテる、などがあげられるでしょうが、その程度で、あまりたくさん出てこないでしょう。
では、反対に、「あり方(Be)」⇒「やり方(Do)」⇒「持ち方(Have)」の順で考えてみましょう。
(Be)では、健康に生きる、感謝できる、自信をもつ、と書き出したら、(Do)では、早朝散歩をする、「ありがとう」を口癖にする、堂々と歩く。そして、(Have)では、万歩計、メッセージカード、歩きやすい靴、などと明確に出てくるでしょう。「あり方(Be)」がはっきりすると、ビジョンが明確になり、やるべきことが見えてきます。そうすると、今まで「欲しい」と思っていたものが色あせることもあるでしょう。
同じように、進路を選択する時、自分の学力から行ける高校や大学を選んでから、将来を考えようとすると、高校や大学でつまづくことがあります。
進路選択のコツは、ずばり、将来の青写真を作ることです。
自分が将来どんな人生を送りたいのか、どんな仕事に就きたいのか等、夢と希望を語れるようにすることです。そうすることで、必然的に、高校や大学も決まってきます。これが、「あり方(Be)」⇒「やり方(Do)」⇒「持ち方(Have)」の考え方です。
もちろん、人生には様々な出会いやトラブルがありますので、必ずしも、今、頭に描いた青写真のようになれるとは限りません。しかし、その方向に向かって進んだということが、自信にもなり、今の生活を充実させることにつながるのだと思います。
仕事の出来ない原因と対策
仕事の出来ない原因
①知らない→知識がない。
②出来ない→技術がない。
③気がない→無関心である。
④やらない→意欲がない。
仕事の効率を上げる7つの方法
1. 目標を設定する。
2. 優先順位を決める。
3. まずは得意な仕事から始める。
4. 整理整頓をする。
5. 時間を区切る。
6. 仕事を抱えすぎない。
7. システムやツールを有効に使う。
仕事の効率up術・3つのメモ習慣
昨今、「マルチタスク」は効率が悪く、精神的なダメージが大きいので、「シングルタスク」に徹しようという意見もありますが、まだまだ社会では、両立どころか三立、四立・・・とマルチな役割が要求されています。
スマートに仕事をこなす優秀なビジネスパーソンは「メモ術」を活用しています。
1.付箋活用
目標やビジョン、新しい習慣など、自分自身にポジティブな変化を起こすために、日々の具体的な行動を「書き出す」ことです。
アメリカのライフコーチで、マリーTVのウェブテレビ司会者のマリー・フォーレオは、「夢を書き出す人は、書き出さない人に比べて42%も達成確率が上がる」という研究結果を出しています。頭のなかでは漠然とした望みも、書き出せば具体的なものになります。
コクヨ株式会社が『コクヨのシンプルノート術』(KADOKAWA)で、付箋を活用した、目標やビジョンを叶えるためのノートを販売しています。
パソコンをよく使う人は、Windows 10にある[付箋]や[Sticky Notes]というアプリを活用することもいいでしょう。
2.ToDoリスト
河野太郎大臣が「ヤメレ。」とツイートしたことで話題となった「すずまり流」マスクマナー講師の鈴木真理子さん(ビジネスインストラクター、株式会社ヴィタミンM代表取締役)が、著書『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』で、朝の就業前に、その日のToDoを書き出してやる気をが出す「ToDoリスト」を紹介しています。
そのコツは、以下の3つです。
①最初に仕事を終える時間を決め、仕事が終わったら何をするのか具体的に書く。
(「お気に入りの映画を観る」「コンビニでスイーツを買う」など、楽しみになるような予定にすることがポイント。)
②昼休みに何をするのか具体的に書く。
(ランチをどこで食べるか、散歩に出るかなど、楽しみなことを意識する。)
③タスクの横にチェック欄をつくり、タスクが完了するごとにチェックを入れる。
(自分で自分をほめるコメントを書くのもおススメ)
3.図で考える(図式化する)。
仕事の失敗や成功には、多くの場合、ひとつではなく複数の要因が絡み合っています。問題の要因をひもとき、可視化し、解決に導くために、インフォグラフィック・エディターの櫻田潤さんが、「深堀りの図」を使うことを勧めています。
やり方は次の通りです。
①解決したい問題や、気になっている課題を書き出し、四角で囲む。
②それに対して「なぜ?」と自問し、回答を2つ以上考える。
③最初の四角から矢印を下に引いて、回答を書き出し、回答をそれぞれを四角で囲む。
かつて、「日本の製紙王」と呼ばれた藤原 銀次郎氏が昭和13年、69歳の時に、「事業学・人間学」という著書を公表し、「愉快に働く法十カ条」をあげています。その中の第10条に「仕事の報酬は仕事である。」という言葉を残しています。「人間たるもの、無為に一生を過すほど寂しいことはあるまい。また、何もしないで時を費やすほど苦痛はない。一つの仕事をやり、完成するほど、愉快で楽しいことはないはずである。」というのです。
「仕事はできる人のところに集まってくる」と言われますが、仕事に忙殺されることなく、「志事」にするコツを学びましょう。
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