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人間関係について PR

〝怒り〟をコントロールせよ!…アンガーマネジメント・エニアグラム・6秒の奇跡を紹介

タイトル 怒りをコントロール
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怒り度テスト

まず、下のイラストを見てみましょう。

①ラケット 

②気球

③ハート

④葉っぱ

現在のあなたの怒りの程度を表すテストだそうで、

①ラケットなら85%

②気球なら60%

③ハートなら30%

④葉っぱなら15%

だと言われています。

かつて、徳川家康は、「怒りは敵と思え」と言い、戒めました。

神戸市で児童虐待防止機構オレンジCAPOの理事長を務めている島田 妙子さんは、人権問題や虐待防止の講師をしながら、「人間である限り、怒りが生ずるのは当たり前で、大事なことはどう対処するか、怒りの感情に振り回されず、自分の起源は自分で取れるようにしましょう。」とアンガーマネジメントの重要性を説いています。

脳内物質

「心」の正体

人の「心」は目に見えませんが、「心」はどこにあるでしょうか?

まさか、心臓ではないですね。

そう、心は脳の中にあるのです。そして、脳は様々な脳内物質に左右されています。世の中にはポジティブな人やネガティブな人がいますが、それは性格というよりも脳内物質のバランスで決まっているそうです。

そもそも脳内物質とはなんでしょうか?

私たちの脳には神経伝達物質(脳内物質)というのが一定量流入していて、その神経伝達物質がそれぞれの受容体(レセプター)に結合し、心を安定させたり、不安にさせたりしています。脳内物質の受容体への感度は食事、運動、環境などによって変化します。たとえば、青魚は認知症やうつ病に良いっていう話がありますが、これは青魚に含まれるDHAという成分が幸福感をアップさせる脳内物質の受容体感度を強くするからだそうです。

では、まず、感情に伴う脳内物質についていくつか紹介しましょう。

感情に伴う脳のホルモン

①感謝、幸せを感じる時→セロトニン

②キレたり、怒ったりしている時に出ている時→アドレナリン

③緊張している時に出ている時→ノルアドレナリン

④悲しい時、不安な時、恐怖を感じる時→ノルアドレナリン

⑤やる気が出たり、集中力アップ、生産性が高い時→ドーパミン

⑥嫉妬を感じる時に出ている時→エストロゲン

⑦憧れや愛を感じる時に出ている時→オキシトシン

⑧認知機能や閃きを司る脳内物質→アセチルコリン

⑨休眠を司る脳内物質→メラトニン

⑩恍惚を司る脳内物質→エンドルフィン

これら、脳のホルモンを変えるスイッチは、実は「」なのだそうです。

では、どんな顔がいいのでしょうか?

笑顔は、全ての人に対して、最高のプレゼントです。

子どもにとって、最高の教育は母親の笑顔ではないですしょうか。父親の方の仕事は、母親の笑顔の時間を増やすことですかね。

普段、笑顔でいると、いざという時にも真剣さも伝わります。しかし、普段から怒っている人が本当に危険な時に怒っても効果がありません。それは「ギャップ」がないからです。

ですから、普段から笑顔の練習をしましょう。自撮りの笑顔を見てみましょう。

あなたは、その顔で周りの人に影響を与えているのです。

味見もしないで、お客様に食べ物を提供しませんね? 

笑顔の練習はいつしますか?

毎日の習慣にできる時間、歯磨きの時間をお勧めします。

アメリカの哲学・心理学者のウィリアム・ジェームズは、「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。」と述べています。

アンガーマネジメント

アンガーマネジメントのメリット

さて、アンガーマネジメントとは、イライラや怒りの感情を自ら整理し、コントロールするためのスキルです。

アンガーマネジメントを実践するメリットは、怒りに振り回されることなく、怒りを感じたとしても上手に対処することができるようになることです。怒りをコントロールできれば、怒りに伴うストレスも減らせます。怒りに任せた感情的な発言をしなくなり、冷静に対応できるようになります。また、怒りの仕組みを理解できるようになると、怒りを感じている相手の心理を理解したり、受け入れたりする際にも有効です。

反体に、アンガーマネジメントを知らずにいれば、怒りに任せた感情を他人にぶつけることになります。自分だけでなく、周囲の人にもストレスを蓄積させてしまうでしょう。良好な人間関係を築けず、関係性を悪化させる可能性も高くなります。一度でも怒りをコントロールできずに相手を傷つけてしまった場合、失った信頼を取り戻すことは難しいでしょう。メンタルヘルスにも悪影響を及ぼし、生産性が低下する恐れもあります。

次に、アンガーマネジメントの具体的な実践方法として、怒りのタイプ別アンガーマネジメント診断について解説しましょう。

アンガーマネジメント実践の第一歩は、自分がどのタイプであるのかを知ることです。日本アンガーマネジメント協会の「アンガーマネジメント診断」では、6つのタイプがあり、どのようなとき、どのようなことに怒りを感じやすいのかを把握できます。

ルールや規則を守らない人に対して、強い怒りの感情を抱きやすい傾向があるタイプです。道徳心や正義感の強さから、他人の過ちを正そうとする人もいます。イライラを解消するには、多様性を受け入れる寛容さを身につけることです。自分の価値観を相手に押し付けず、互いに価値観の違いがあることを認める必要があります。

完璧主義で白黒をはっきりさせたい傾向があるタイプです。優柔不断な人や真剣さに欠ける人に対してイライラを感じやすい人が多いです。イライラを解消するには、すべてのことに白黒をつけるのではなく、時と場合によって「白や黒ではない中間が存在してもいい」と受け入れる姿勢を持つ必要があります。

自尊心が強く、周囲からの評価に対して過敏になりやすい傾向があるタイプです。自分への評価が低いと、イライラを感じやすくなります。イライラを解消するには、他人が評価されたからといって、自分の評価が低くなったとネガティブに受け取らないことです。自分と他人のどちらが優秀なのかを競うのではなく、相手の長所を認める考え方が大切です。

目上の人にもはっきりと自分の意見を主張し、感情を表現できるタイプのため、自分の意見を言わない人、物事がスムーズに進まない状況に対してイライラを感じる傾向にあります。イライラを解消するには、勢いだけで結論を出さない、相手の意見を聞く、周囲の意見を受け入れるなど、立ち止まって考えることが重要です。

温和な雰囲気を持ちつつも、軸がブレない意志の強さがあるタイプです。相手から頼られるとやりたくないことでも断れないため、イライラやストレスを感じやすい傾向があります。イライラを解消するには、やりたくないことは断り、ストレスをためないための発散方法を見つけることで、イライラやストレスを減らせます。

慎重な人に多く、周囲への警戒心が強く他人を信用できないため、人間関係において強いストレスを感じやすいタイプです。自分と相手との間に壁をつくるため、パーソナルスペースに入られることや、周囲に頼られることが苦手で、ストレスやイライラを感じやすいです。 イライラやストレスを解消するには、自分や相手に対する思い込みを捨て、相手を信じる、頼ることを心がける必要があります。良好な人間関係を築くうえで、相手を信じることが大きな一歩になります。

・怒りの原因になるものから離れる。

・別のことを考える。

・何かに没頭する。

怒りが生まれてから6秒あれば理性が働くと考えられています。6秒間待つことができれば、理性的になり怒りをコントロールできるようになります。具体的には、怒りの感情を認識したら6秒数えることを習慣にしましょう。6秒間をやり過ごす方法として、どのようなことに怒りを感じているのかを紙に書き出す、頭の中で100から3ずつ引き算する、といったことも有効です。

何もかも「自分が正しい」という考え方をしない。

・他者の考えを一旦受け入れる。

・新しい体験や経験を増やす。

人は、「~するべき」という自身の価値観にそぐわない言動をする相手に、怒りの感情を抱きやすくなります。「こうあるべき」「このようにするべきではない」などといった、自身の思い込みを緩めることで怒りを感じる回数を減らすことができます。例えば「時間は守るべき」という「べき」を持っていたとして、具体的には、15分以内の遅刻なら許す、30分以上遅刻しても連絡をくれれば許すなど、「~するべき」の許容範囲を決め、相手に完璧さを求めないことが重要です。

・特定のテーマを避けて話す。

・特定のワード「だって」を使わずに話す。

・相手に原因があると思わない。

・怒りの感情に点数をつける。

怒りを感じたときに、例えば10点満点で点数をつけることで、怒りの感情に対して冷静に向き合えるようになります。怒りの感情を数値化することで、本当のところ自分がどの程度怒っているのかを理解することができます。理解ができれば扱うことも容易になります。具体的には、平常心の状態を0点、もっとも強い怒りを感じた場合を10点として、そのとき感じた怒りを数値で評価しましょう。

・相手から話を聞く。

・相手のことを調べておく。

 深く呼吸をすることによって心身をリラックスさせる。

 瞳孔が拡大するのを防ぐ。

 手を開いて汗を拭き、そのまま開いておく。

 全身の力が抜き、リラックスに努める。

 相手のペースに合わせずに、冷静に話を聞く。相手が話し終えるまで決して口を挟まず静かに聞き、時々、目を見てうなずく。

 砂糖のように甘い言葉を使って相手の心理的抵抗を弱める。

 「あなたのおかげで大切なことに気づけました。」というように相手を持ち上げる。

 一度、前向きな答えをした後に、理由(上手な嘘)をつけて断る。最後に「また誘ってください」などと言葉を添える。

エニアグラムとは・・・

聖心女子大学教授、国際コミュニオン学会名誉会長であるシスター鈴木秀子先生は、エニアグラムを日本に初めて紹介された方です。

エニアグラムとは、ギリシャ語で「9の図」という意味の幾何学図形であり、この図形をシンボルとして発展した人間の精神構造のモデル(性格タイプ論)です。人間を9つの基本的な性格に分類したもので、それぞれの性格の働きを描いた”こころの地図”と言えます。

さて、その鈴木秀子先生ですら、人の言動で心が動いてしまいそうになる時があるそうで、 それを防いでくれる「6秒の奇跡」と呼ばれる方法を紹介されています。

例えば、誰かから激しく叱られたり罵倒されたりしたような場合、「あっ、いま動揺してしまっているな、傷ついたな」と客観的な目で自分を観察し、6秒間呼吸を整えて心を静めるのです。そうすれば、マイナスの思いが消えていき、 気持ちを乗っ取られずに済むと言われています。 刺激に対してすぐに反応してしまえば、感情の虜になってしまいます。自分を冷静に観察するこの練習を続けていくうちに、 人の言うことはそれほど深いものでも 真実に根ざしたものでもないことが分かってきます。

そして「人の目ばかりを気にして生きる自分、欠点の多い自分であっても、大自然から生かされている尊い存在なのだ」という自覚が芽生えてきて、いつの間にか自分を受け入れることができ、自分自身と仲よしになっていくことでしょう。

セルフイメージを高める一番の方法は、このように人間は大自然によって生かされていることを実感し、それに感謝することです。人間を生かしてくれるのは大自然だけではありません。親や学校の先生、友人、隣近所の人たち、職場の上司や同僚など, 多くの人たちの支えがなくては、私たちは生きていくことができません。自分に愛情を注ぎ、育ててくれようとした人たちに思いを馳せてみることが自己肯定に繋がるのです。

エニアグラム診断を行うメリット

1.自分に向いていること、向いていないことがわかる。

2.自身が行動を起こすきっかけ(動機)がわかる。

3.自分の価値を発見・再認識できる。

4.人と円滑なコミュニケーションを取れるようになる。

エニアグラム診断

【質問A】

①人と関わる時は一歩引いてしまいがちで、少し様子を見てから接する。自分から積極的に交流を持つことは少ない。→質問Bへ

②自己主張が強く、何事にも積極的に取り組む。団体行動では率先して動き、リーダー役を任されることもある。→質問Cへ

③人とコミュニケーションを取るときは、まわりとの調和を第一に考える。仲間意識やチームワークを大切にしており、周囲からは相談を持ちかけられることも多い。→質問Dへ

【質問B】

①自分の内にある感情や気持ちの動きに敏感で、それを表現する力の持ち主。高嶺の花への憧れが強い。→タイプ4

②常に物事を冷静にとらえ、合理的な筋道を立てて考える。知識に対して貪欲で、優れた洞察力と分析力の持ち主。→タイプ5

③のんびりペースで物事に取り組み、急いたり、焦ったりすることはあまりない。現状をありのまま受け入れ、周囲を和ませる雰囲気がある。→タイプ9

【質問C】

①競争心が強く、一定の成果を得るために効率よく動く。人の才能を見抜くのが得意。→タイプ3

②思った事や感じた事を率直に言う。存在感が強く、リーダーシップを発揮する。→タイプ8

③楽しい事や刺激のある事が好きで、好奇心旺盛。社交的かつ楽天家である。→タイプ7

【質問D】

①物事に対して常に完璧であろうとする。妥協や中途半端は許せない。→タイプ1

②常に自分が役に立てることはないか、アンテナを張り巡らせている。世話好きで顔が広い。→タイプ2

③不安やリスクを取り除くために、堅実な安全策を好む。組織に対して忠実で、ルールや規律を乱さない。→タイプ6

常に自分の理想・目標に向かって努力する意思を持つタイプです。

物事が順調に進んでいる時でも、「もっといいやり方があるのではないか」「さらに改善すべき点があるのではないか」と自問し、より高みを目指す傾向にあります。

その意欲は自分の成長やスキルアップだけに留まらず、周囲の人や環境も対象となるため、しばしば職場環境を安定させるリーダーに抜擢されることもあります。

タイプ1の人の長所は、責任感が強く、一度これと決めたら最後までやり通す意志の強さを持ち合わせているところです。

困難な事に直面しても決して逃げ出そうとせず、持ち前の向上心や勤勉さを活かし、最終的には物事を解決へと導きます。

無駄を省き、合理的に動くことを好むため、タイプ1の人が提案する計画は現実的なバランスに長けており、業績・売上アップなどに貢献します。

また、曲がったことや不正なことを嫌う強い正義感の持ち主でもあり、えこひいきや悪しき習慣の横行を許しません。

それゆえに他者から「信頼に値する人」と評価されることも多く、ビジネス面では取引相手と良好な関係を築いていくことができます。

完璧主義者で公正を重んじるタイプ1は、自分だけでなく、他者にも完璧さや公正さを求める傾向にあります。

些細なミスや不正を許すことができず、他者を批判し、意思や行動を正すことを求めます。

自分なりの正義・道徳に基づいて行動しているため、そこから大きく逸脱した言動を取る人とは相容れず、しばしば独善的になることがあります。

また、何事にも完璧を求めるあまり、一つのことに時間と手間をかけ過ぎるのも短所のひとつです。

仕事の精度は高くなりますが、そのぶん時間に追われやすく、心身に負担がかかることも少なくありません。

それでいて他人に助けを求めることは苦手なので、いつの間にか自分のキャパシティを超え、苦悩するケースも目立ちます。

<動機>

タイプ1の人は、常に正しいことを行いたい、間違いを犯したくないという気持ちを持っています。

自分なりの「正義」や「倫理」「真理」の基準に沿っているかどうか、それらを実現するために必要な手段であるかどうかが、主な動機となります。

<自己価値>

妥協を嫌い、理想に向かって努力を惜しまないタイプ1の人は、「自分は現実的で、客観的に正しい行いをしている人間だ」と意識すると、自己価値が高まります。

公正さや、合理性が求められる職場で評価されることに喜びや達成感を覚えるので、医師や会計士、税理士、銀行員などの職業に向いています。

他者に対する思いやりに満ち溢れ、献身的な行動を取るタイプです。

身近に困ったり、悩んだりしている人がいると、手を差し伸べずにはいられない性格で、人を助けることに喜びを見出します。

自分を置いて他人の世話を焼くこともしばしばあり、他者からは「面倒見のよい人」「世話好きの人」と評価されます。

そのためか、交友関係も非常に広く、あちこちに友人や知人のいる「顔の広い人」でもあります。

思いやりや愛情の心を持ち合わせているタイプ2の人は、他者への奉仕を厭わず、尽くすことに喜びを感じます。

困っている人を見たり、悩んでいる人から相談を受けたりすると、自分が持つ知識やスキル、人脈などをフル活用し、問題解決に尽力します。

人に対して偏見を持たず、常に公平に接するため、周囲からは「心の広い人」「誰にでも優しい人」と評価されます。

無意識のうちに「人を助けたい」「人に尽くしたい」と思っているせいか、他人の心情やニーズに敏感で、相手の性格や求めていることをすぐに理解することができます。

そのため、初対面の人とでもすぐに打ち解け、スムーズに輪の中に入っていけるところもタイプ2の人ならではの長所です。

本人も仲間意識が強く、組織の中では知らず知らずのうちに人間関係を円滑にする潤滑剤の役割を果たすこともあります。

タイプ2の人は、自分がやったことに対してお金や物品を要求することはありませんが、見返りとして感謝の気持ちや愛情を求める傾向にあります。

自分の行動が正しく評価されなかったり、「やって当たり前」と思われたりすると怒りや苛立ちを覚え、時には面と向かって相手を非難することもあります。

また、ボランティア精神が強いあまり、人から頼られたり、相談されたりすると、なかなかNOと言えません。

もともと自分を犠牲にしてでも他人に尽くしたいという性格の持ち主なので、他人のことに時間や労力を取られすぎると、自分のことがままならない状態に陥りやすいところが欠点です。

<動機>

タイプ2の人は、他人から向けられる感謝の気持ちや愛情を得ることに達成感や喜びを感じます。

そのため、人の役に立つかどうかが行動を起こす基準となります。

<自己価値>

タイプ2の人は、面倒見が良く、慈悲深い人間であることに自己価値を見出します。

ビジネスでは、カウンセラーや看護師、教師など、人の悩みを解消したり、生活を支援したりする職種に向いているでしょう。

成功すること、達成感を得ることを何よりも重視する性格の持ち主です。

何を行うにも、まずは先に目標や目的を設定し、それを達成するのに適した手段・方法を模索することを得意とします。

目標達成のために、常に合理的な手段を求めるところはタイプ1「改革する人」と似ていますが、完璧さや精度を大切にするタイプ1に対し、タイプ3の人はあくまで成果や結果を重視するところが特徴です。

成功や成果を求める意欲が強いタイプ3の人は、積極性や向上心に富んでおり、率先して行動を起こします。

そのため、チームリーダーとして働いたり、組織のトップとして活躍したりする機会も多く、波に乗ればトントン拍子に出世・昇進を果たします。

楽天的ではありますが、決して怠け者ではなく、成功するために必要な行動には労力を惜しみません。

また、リーダーシップを取る人間に必要不可欠な洞察力や観察眼にも長けており、「成功の可能性が高いこと」「能力のある人」を的確に見極めます。

能力があると判断した人は積極的に鼓舞し、モチベーションを高めることで自分を取り巻く組織力の向上を図ります。

カリスマ的な資質を持つ人も多いため、組織の中で働くことにとらわれず、独立起業する人も目立ちます。

結果を求めるあまり、他人を道具のように扱ったり、踏み台にしたりすることがあります。

目標を達成するための労力は惜しまない一方、見えないところでコツコツ努力するのは性に合わず、他人の目があるところでしか行動しようとしません。

そのせいか、他人からはしばしば「目立ちたがり屋」「虚栄心の強い人」と評されることもあり、組織内で孤立してしまうケースもあります。

また、自尊心が高く、自分のプライドを傷付ける要素を極端に嫌うため、成功の可能性が低いものをスルーしたり、体裁だけ取り繕ったりすることがあります。

ミスを犯したことへの切り替えは素早い一方、失敗への恐れは強く、物事が思った通りに運ばないと平常心を失いやすい傾向にあります。

<動機>

タイプ3の人は、他者から「出来る人」「優秀な人」と評価されたいという願望を抱いています。

そのため、成果を挙げれば周囲から称賛を得られると判断した物事に対しては、率先して行動を開始します。

<自己価値>

タイプ3の人は自尊心が非常に強く、「自分は周囲から称賛されるに値する人物である」と認識することで自信を取り戻します。

常にスポットライトを浴びる位置に立つことを望むため、政治家や弁護士などの士業、アナウンサーなどが適職です。

独創的な感性と豊かな創造力を併せ持つタイプです。

いわゆる芸術家肌で、人とは異なる考えや価値観、能力を駆使することで自分を表現しようとします。

理論より情緒を重んじるため、何かに感動したり、心を動かされたりすると、突発的に行動することがあります。

群れに入ることは嫌いますが、自分を本当に理解してくれる人には親愛の情や共感を覚え、深く、長い付き合いをすることもあります。

ユニークな感性を持つタイプ4の人は、人や物がもつ価値や魅力を発見するのが非常に得意です。

誰も気付かなかったもの・ことをいち早く見出し、何らかの形で発表するため、しばしば芸術家やアーティストとして高く評価されます。

一度興味・関心を覚えたことは、とことん突き詰める性格なので、知性にも長け、専門的な分野で力を発揮することもあります。

常人とは感性や価値観が異なるため、交友関係は決して広くありませんが、もともと勘が鋭いこともあり、他人の心情の変化にはとても敏感です。

他人の痛みや苦しみを理解し、同情する一面もあるため、「変わり者」と評されることはあっても、「冷血漢」と非難されることはあまりありません。

とくに才能のある人や、夢や理想に向かって頑張っている人には寛容で、独自の発想から適切なアドバイスを与えたり、指南を行ったりすることもあります。

タイプ4の人はロマンや自由を愛する性格の持ち主なので、現実性や合理性を求められると怒りやストレスを感じます。

自分が興味・関心を抱く分野や、納得したこと以外に時間や労力を割くことを嫌い、できない言い訳を探して自分の殻に閉じこもりがちです。

とくに、誰もができる平凡な仕事や単調な仕事を押しつけられるとやる気を失い、投げやりになったり、不服を漏らしたりします。

また、無意識のうちに「自分は周囲より上」と自負しているせいか、他者からの指摘や批判を素直に受け取ることができません。

自分の感性や能力のみを信じて突っ走った結果、大きな失敗を犯し、自らの理想との乖離に悩んだり、落ち込んだりすることもあります。

もともと、急な虚無感や虚脱感に襲われやすいタイプなので、落ち込みやすいところが難点です。

<動機>

唯一無二の存在である自分を何らかの形で表現することに喜びを感じます。

自分の能力や感性、価値観などを表現できるかどうかが行動基準となるタイプです。

<自己価値>

他者と同じであることを嫌うタイプ4の人は、特別な感性や独創性を持っていることを誇りに思っています。

そのため、画家や作家、音楽科など、ルールにとらわれず自由に自分を表現できる職業に就くと、自己価値が高まります。

物事を行う前にしっかりデータ収集し、分析した結果に基づいて慎重に行動するタイプです。

一時の感情に動かされて突発的な行動に走ることはほとんどなく、論理的な道筋を立ててからでないと具体的なアクションを起こしません。

情報収集や分析に時間や労力を費やすことを苦にしないため、さまざまな分野に関して豊富な知識を持っています。

知識や情報を取得するだけでなく、分析力や解析力にも長けており、的確かつ合理的な方法で問題を解決していく力を持っています。

客観的なデータや分析をもとに企画・立案するため、周囲の共感を得やすく、また着実に結果を残すタイプでもあります。

感情に左右されず、常に冷静沈着に取り組む姿勢は、しばしばビジネス面で高く評価されます。

結果よりもプロセスを重視する傾向にあるため、自らが分析・解析して導き出した結論をもとに、他者が行動を起こして成功したとしても、嫉妬を感じることはありません。

自らが脚光を浴びることに特別な関心はなく、傍観者、観察者として一歩引いた距離から分析することを好むので、トップの参謀や指南役などに向いています。

知識の習得や情報収集に没頭するあまり、周囲のことが目に入らなくなることがあります。

自分の知識や解析、分析によって導き出した成果の権利を他人に譲渡することは厭わない一方、プロセスの段階で他人と知識や情報を共有することを嫌います。

そのため、周囲からは「変わり者」「何を考えているかわからない人」と揶揄されることも多く、組織内ではしばしば孤立しがちです。

人と距離を取ること自体に不満や不快感を覚えることはありませんが、他者と円滑なコミュニケーションを取れないことにより、仕事に支障をきたすことがあります。

<動機>

タイプ5の人は、物事の真理や本質を見極めることに達成感を覚えます。

自らの知識や情報収集力、分析力、解析力を駆使することで、何らかの成果が得られる見込みがあると判断した場合、積極的に行動を起こします。

<自己価値>

自分は優れた理解力の持ち主で、知的な人物であると自認できたとき、高い自己価値を見出します。

科学者やプログラマー、コンサルタントなど、専門的な知識とスキルを必要とし、かつ自分のやり方・価値観に基づいて出した結果が評価に結び付く職業に適正があります。

ルールや規範に忠実で、何事も真面目かつ誠実に取り組むことをよしとするタイプです。

規律や規則から外れた行動を嫌い、組織に属している間はトップの指示や命令に対して忠実に行動しようとします。

安全性や信頼関係を尊ぶため、周囲からは品行方正・質実剛健な人と表されます。

自分が属する組織からの指示・命令は絶対で、自分の持てる能力で尽くそうとします。

共に仕事をする人にとっては信頼に足る人物であり、責任のある業務を任される事も少なくありません。

ビジネスはもちろん、家族や友人に対しても情に深く、親身になって相談に乗ったり、問題解決をサポートしたりします。

自分のコミュニティを脅かすリスクは徹底的に排除しようとするため、行動は常に慎重で、安全策を採用する傾向にあります。

実際、タイプ6の人が手がける仕事はリスクが低いため、堅実性を重視する局面で重宝されます。

ルールやマナーを重んじ、組織に対して忠実でいる姿勢は、社員の模範ともなるべき存在といえます。

規律やルールに則って行動することで安全や安定を確保するタイプ6の人は、突発的なトラブルやアクシデントを非常に怖れます。

トラブルの兆しの有無にかかわらず、常に不安にとらわれているので、物事に対する判断や決断が遅れることがあります。

また、基本的に頼りになる人に従事することで安心感を得るタイプなので、リーダーに抜擢されたり、責任ある決断を迫られたりすることに抵抗を覚えます。

他人に依存しやすいタイプでありながら、自分を守るために他者を信じ切れない面もあり、人間関係に疲れやすい傾向にあります。

<動機>

タイプ6の人は、自身の役割をしっかり果たし、組織の一員として認められたいという願望を持っています。

規律やルールに従っていれば安定した地位を得られると信じているため、組織やトップからの正式な命令・指示であれば、立派な動機となります。

<自己価値>

タイプ6の人は、組織から信頼される人間であると自認したとき、自己価値を実感できます。

サラリーマンやOL、自衛隊員など協調性を求められる職業に向いていますが、ルール・規律を重んじる法律家なども適職です。

明るく楽天的で、日々の生活に刺激を求めるタイプです。

楽しいことやワクワクすることに目がなく、興味・関心を持ったものはすぐに始めてみるなど、好奇心が旺盛です。

好きなことに熱中している時に感じる陶酔感や没入感を大切にしており、常にアンテナを張り巡らせて自分が夢中になれること、没頭できることを探しています。

タイプ7の人はいろいろなことに興味を持ち、好奇心の赴くままに行動します。

フットワークが非常に軽く、楽しむことに労力や時間を惜しみなく費やすため、毎日充実した生活を送っています。

単に快楽主義者というだけでなく、さまざまなことにチャレンジするので、知識や経験、スキルが豊富です。

実際、ジャンルを問わず何でもそつなくこなすオールマイティタイプでもあり、職場のムードメーカーとして多くの人に親しまれます。

一方、困難なことやトラブルは無意識に避けようとしますが、深刻な場面に直面しても、持ち前のポジティブさで何とか楽しもうとします。

そのため、長く落ち込んだり、くよくよしたりすることはあまりなく、常に明るい「陽」の雰囲気をまとっています。

興味・関心を持つ幅が広いぶん、ひとつのことに集中するのがやや苦手です。

深みにはまったり、極めたりする前に他へ注意が向いてしまうので、いろいろなことが中途半端になりがちです。

また、楽観主義者ゆえに問題を先延ばしにすることが多く、周囲の人が気付いた時には収拾の付かない状態になっていた…なんてことも珍しくありません。

もともと物事に対する責任感も弱く、思いつきで発現したり、行動したりするため、組織内ではムードメーカーであると同時に、しばしばトラブルメーカーとして扱われることもあります。

<動機>

タイプ7の人の動機は、自分が楽しめるかどうかが基準となっています。

少しでも興味・関心を持ったものには、周囲も驚くほどの行動力を発揮します。

<自己価値>

タイプ7の人は、「人生を楽しんでいる自分」にこの上ない魅力と価値を感じます。

人に自由や選択肢を奪われることを嫌うので、興味・関心のあるものを追うカメラマンや、さまざまな体験を活かせるフリーライターなどの職業に向いています。

活力やエネルギーに満ちており、困難な物事に挑戦することに喜びを感じるタイプです。

難しい問題に直面するほど燃える性格で、自分の能力や努力を最大限に活用し、どんどん壁を乗り越えていきます。

その圧倒的な力は自身だけでなく、周囲にいる人にも大きな影響をもたらします。

大きな力とエネルギー、権力を持ち合わせるタイプ8の人は、9つの性格の中でもピカイチの統率力を誇っています。

自信に満ち溢れ、有言実行する姿はカリスマ的な魅力があり、その周囲には自然と人が集まってきます。

当人も面倒見がよく、度量が大きいので、自分の下についた人間を積極的に指導します。

存在感の強さから、アクの強い人間と思われがちですが、実際には明朗快活、率直な性格で、裏表がありません。

自分の目標達成や、困難を乗り越えるために、時には強引な手段をとることもありますが、不正は許せない性質なので、真っ向から勝負し、勝利をつかみます。

我が道を行き、多数の実績をあげてきたタイプ8の人は、自分の言動こそ正しいと思い込んでいる節があります。

そのため、トップに立つと周囲の人を意のままに動かすワンマン経営になりがちです。

自分の考えや価値観を否定したり、真っ向から反論したりする人とは敵対し、時には攻撃的な態度でやり込めてしまいます。

相手の機嫌を取ったり、謝罪したりすることは苦手なので、一度やり合った相手とは関係を修復できず、そのまま縁が切れてしまうこともあります。

<動機>

タイプ8の人は、自分の力を発揮できる場所や、誇示できる場面を求めています。

誰でも乗り越えられるような簡単な問題には興味が湧かず、解決したときにまわりから称賛を得られるような問題に挑戦することに心を動かされます。

<自己価値>

人より力を持ち、有能であると自覚することが自信につながります。

目の前の壁を乗り越えること自体に喜びや意義を感じる性格なので、スポーツ選手やアスリート、起業家などに向いています。

人と争うことを嫌い、穏やかで平和な生活を願うタイプです。

自分だけでなく、周囲の幸せや安定も望んでおり、場を調和させる不思議な力を持っています。

自ら積極的に動くことはあまりありませんが、誰にも偏見を持たず、優しい心を持ち合わせています。

常に穏やかで寛大な心の持ち主で、自分のことも他人のことも信じる気持ちを持っています。

情緒が安定しており、少々のことには動じないので、周囲の人もリラックスして話しかけたり、相談を持ちかけたりします。

タイプ9の人も、他人の話を黙って傾聴し、その人を理解しようとするので、誰とでも平和で穏やかな関係を築くことができます。

特定の人に肩入れすることはなく、第三者の立場から客観的かつ公平な判断を下すので、角を立てずにその場を調和させられます。

職場に限らず、家族や友人と接するプライベートな場面でも「平和をもたらす」力を発揮し、日常に安らぎや落ち着きを与えます。

一時の感情に流されず、物事や人を冷静に受け止められるぶん、表情や話し方のバリエーションに乏しいため、しばしば無気力で怠慢な印象を与えがちです。

加えて自己表現が苦手なので、白黒はっきりつけなければならないシーンでは、日和見主義や優柔不断とみなされる場合があります。

また、平和を望む心が強いあまり、変化や改革を嫌い、時代の流れに乗り遅れてしまうこともあります。

特にビジネス面では、進化や改革を拒み続けると協調性を乱してしまう可能性があるため、強い葛藤に悩まされることになるでしょう。

<動機>

タイプ9の人は平和と調和を重んじるため、場を円満にするためなら自分の持てる力をフル活用して物事に取り組みます。

基本的に受け身で、積極性に乏しいタイプですが、現状維持のために必要な行動であれば、努力や手間を惜しみません。

<自己価値>

タイプ9の人は、常に冷静で、落ち着いた自分を高く評価しています。

何事にも動じず、安定した精神を持っていると自覚できれば、落ち込むことがあってもすぐに復活できるでしょう。

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ストレスのベスト解消法

最後に、簡単な〝怒り〟により、ストレスを高めた時の解消法のヒントを教えましょう。

①ロボット

②フクロウ

③歯

④二羽の鳥

①ロボット  自分の趣味や好きなことにのめり込む。

②フクロウ  友人に聞いてもらう。

③歯     とことん泣いて、落ち込んでからはい上がる。

④二羽の鳥  次の目標を見つけることで忘れる。

タイトル ほほ笑みは最高の化粧
ほほ笑みは最高の化粧・・・口角をあげる練習を毎日していると、若返り、幸福になれます!「笑う門には福来たる。」,「笑いは百薬の長」,「一笑一若」などと言われます。反対に「一怒一老」と言われるように、怒ると脳内にノルアドレナリンなどのホルモンが分泌され、体を老化させます。 幸福だから笑うのではなく、笑うから幸福になれるのです。ストレス学説の権威セリエも、無理してでも笑うことを勧めています。意識的に笑顔を作り、笑い合える環境を作りましょう。 また、笑顔のコツは「口の形」です。「笑顔の心 十二か条」を紹介します。...
タイトル 新しい自分に生まれ変わろう
〝新しい自分〟に生まれ変わろう!「他人と過去は変えれない」と言われますが、「自分と未来は変えれる」のです。 社会教育者の田中 真澄氏は、人間の能力は、「知識」「技術」「心構え」の三辺で表されるとし、人生を成功に導くために、①早寝早起きをして準備を周到にする、②速く歩く、③挨拶・返事・後始末を徹底する、3つの習慣を示しています。 季節の変わり目に際し、毎朝、身だしなみを整え、心構えをリセットし、プラスの考え方を持つというルーティーンを作ってから出勤・登校するようにしましょう。 ...

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