G-26E361VSD1
勉強・仕事について PR

学は一生の大事…東大の母体:昌平坂学問所(湯島聖堂)主催者、佐藤一斎に学ぶ。

タイトル 学は一生の大事
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「三学戒」

江戸時代の儒学者、佐藤一斎の著書「言志四録」のうち『言志晩録』に、「三学戒」という教えが載っています。

「三学戒」(意味)

青少年時代に学べば、壮年になって為すことがある。

壮年時代に学べば、老年に なって気力が衰えない。

老年時代に学べば、死んでもその人望は朽ちない。

[現代語抄訳]言志四録 [ 佐藤一斎 ]

価格:1540円
(2024/9/23 06:01時点)
感想(25件)

東洋思想家で「昭和の時代の宰相の知恵袋」と称された安岡正篤も「三学戒」の教えを広めています。

佐藤一斎の著書「言志四録」のうち、「言志録」は42歳~53歳までの11年間、「言志後録」は57歳~67歳までの10年間、「言志晩録」は67歳~78歳までの11年間、そして、「言志耋録(てつろく)」は80歳~82歳までの3年間で書いています。

平均寿命50歳前後のこの時代にあって、すさまじいパワーだと感心せざるを得ません。

湯島聖堂

1690(元禄3)年、5代将軍、徳川綱吉が神田の湯島に聖廟を建てました。これが「湯島聖堂」で、孔子の生地である「昌平郷」に因んで、「昌平坂聖堂」とも称されました。

それからちょうど100年後の1790(寛政2)年、老中松平定信による寛政の改革で「寛政異学の禁」が布かれ、幕府の教学政策として「朱子学」が奨励されます。その一環として、幕府の直轄機関として「昌平坂学問所」(昌平黌)が誕生したのです。

因みに、儒学(儒教)は、孔子や孟子といった賢人の教えから生まれた学問で、朱子学は儒学の一種で、大義名分論という考え方を重視した南宋の時代の朱熹(しゅき)が始めた学問です。

佐藤一斎は、幕府の直轄機関であった「昌平坂学問所」の主宰者で、

と言われるほどの人物でした。

また、昌平坂学問所の儒官となったのは、70歳の時でした。

門下生には、佐久間象山、渡辺崋山、山田方谷らがおり、彼の著書「言志四録」は、その後、幕末の西郷隆盛、勝海舟、坂本竜馬らにも大きな影響を与えたと言われています。

そして、明治維新後、昌平坂学問所は、大学校として存続し、東京大学の母体となり、今は日本の学校教育発祥の地」とされています。

なお、湯島聖堂には、高さ4.57メートル、重量約1.5トンの世界一大きな孔子の銅像があり、屋根には「鬼龍子」と呼ばれる体に鱗を持つ聖獣の彫刻がおかれています。

(孔子は、身長が9尺6寸、216cmもあり、世に「長人」と呼ばれたたそうです。)

孔子像

鬼龍子

発想硬化症

血管が詰まって血液が流れなくなる脳梗塞や心筋梗塞,もろくなった血管が破れて出血する脳溢血などは、動脈硬化症が原因であることが多いそうですが、「昔はよかった」ばかり言っていると、「発想硬化症」という困った状態になりかねません。

前向きな人と話をしていると、話の内容に未来形が多いことに気付かされます。

反対に、「あの頃はよかった」と昔話ばかり言う人の話からは、新しい発想は生まれてきません。

佐藤一斎の言葉を今一度噛みしめたいものです。

タイトル 人を動かす「春風秋霜」
人を動かす「春風秋霜」・・・佐藤一斎「言志四録」に学ぶ。江戸時代の儒学者、佐藤一斎の著書「言志四録」の中に、「春風接童 秋霜自粛」とあります。現代では、「人には優しく、自分には厳しく」というところでしょう。 キリストの名言には、「自分を愛してくれる者を愛したからとて、どれほどの手柄になろうか。罪人でさえ、自分を愛してくれる者を愛している。…あなたがたは、敵を愛し、人によくしてやり、また何も当てにしないで貸してやれ。」とあります。 松下幸之助は、人を生かすこと一番大切なことは、「配慮」だと述べています。人に対する「配慮」「思いやり」「共感」がなければ、人を動かすことは出来ないと言っています。...
タイトル 一生勉強・一生感動
一生勉強・一生感動・・・「感動」こそがストレスに負けない最大の秘訣、長生きのコツだ。「少年老い易く、学成り難し」と言われます。中国南宋の儒学者で朱子学の創始者、朱熹の「偶成」という漢詩です。 今は、「生涯学習」という言葉もあり、一生勉強する必要が述べられていますが、若いうちに勉強したことは、その人の血となり肉となります。 司馬遷も、「白日空しく過ごすなかれ、青春は再び来たらず。」と、若い時代に勉強しなければならないことを説いています。 佐藤 一斎は、その著書「言志四録」で、「三学戒」を唱えています。 少ニシテ学ババ、則チ壮ニシテ為ス有リ。 壮ニシテ学ババ、則チ老イテ衰エズ。 老イテ学ババ、則チ死シテ朽チズ。 一生勉強を続けることで得られるものは「感動」です。 「感動」は人を変え、「笑い」は人を潤し、「夢」は人を豊かにします。 斎藤茂太氏は、「感動こそがストレスに負けない最大の秘訣。そして、長生きのコツでもある」と述べています。 一日1回でも、感動的な場面に出会えるようにしましょう。 感動のお話を4話、紹介します。...

「皆さん、おはようございます」授業では教えない“生き方”教育 スライドで語る全校朝礼のお話/長井功【1000円以上送料無料】

価格:1280円
(2024/4/10 04:24時点)
感想(0件)

「皆さん、おはようございます」授業では教えない“生き方”教育 スライドで語る全校朝礼のお話【電子書籍】[ 長井功 ]

価格:1000円
(2024/4/10 04:24時点)
感想(0件)