美しく食べれなきゃ、副教科も伸びない。
皆さん、おはようございます。
ちょうど、中学3年生の1学期の三者懇談会の時のことでした。
N君のお母さんが、
「うちの子は、副教科が全く駄目なんです。勉強は兄弟姉妹の中でもよくできる方なのに、兄に似て副教科が足を引っ張っているんです。」
と盛んに言われるのです。
当時、副教科も教えていた私としては、「副教科」「副教科」と連発されるものですから、少し「ムッ」ときましたが、まず、教科に主や副などないという話をしてから、お母さんにこんな話をしました。
「私は、いつも教室で生徒と一緒に食事をとっています。(授業態度の悪い)N君は、私の目の前で食べていることが多いのですが、私は、彼の食べる姿を見ながら、非常に不愉快な思いで食事をとっています。N君は、口の中に食べ物が入っていながら大声で話をし、口からぼろぼろと食べ物をこぼし、横を向いたり後ろを向いたりします。それは、犬が飯を食らう姿よりも、はるかに貧しい食べ方です。あなたの家は喫茶店を経営されていますが、自分の子どもたちに、美しく食べるということを教えて来られなかったのですか? N君には、美意識が欠けていると思います。美しい姿勢をとることも非常に苦手です。そういう美意識に欠けている子が、美しい音楽を聞き、美しい絵を見る心が育っているはずがないでしょう。5教科の成績に比べ、実技教科の成績が優れないのは、この子が美しく食べれるように育ててこられなかったお父さんやお母さんの責任ですよ。」
ちょっと厳しいことを言ったかなあと思いましたが、その後、家族でいろいろと話し合いをされたようで、お父さんからお手紙をもらいました。
その中に、「喫茶店をしていながら、子どもに美しく食べるということを教育してこなかったことを深く反省しています。脱サラをして喫茶店を経営した時は、お客さんが美しく食べ、楽しい話をされることが何より嬉しかったように記憶しています。初心に返って、店もやり直すことにしました。」とありました。
その後、お店に行ったら、確かにお店の雰囲気が変わっていました。残念ながら、N君の実技教科の成績は伸び悩み、いわゆる内申点が低いまま、受験をせざるを得ませんでした。しかし、彼には妹がいたので、きっと妹は、音楽や美術の得意な子になっただろうと想像しています。
美意識の高い子は美しく食べれることだけでなく、だらしない服装をすることもありません。言葉遣いも丁寧です。芸術を愛する心や人を大切にする思いやりの心も育つと思います。
伸びる子
坂東 玉三郎さんは、東京コンセルヴァトリーという演劇塾を主宰して若手をそだてておられるそうですが、子どもたちを教えていると、自分の才能を伸ばし、ちゃんと伸びる子には、共通点があると述べています。
練習として、とりあえず、ジャズダンス、日本舞踊、バレエ、演劇をみっちりとやらせてみるそうです。そこで、まず、グスグス言い訳を言う子はもう終わりです。
言い訳をせず、自分の嫌なことにも楽しんで取り組める子が伸びるそうです。
次に、華とか美意識、大きな意味での人間愛がある子が伸びるのだそうです。何でもこなせる子でも、冷たいものがあったりするとだめだそうで、自分の発した冷たさは、結局、自分のもとへ戻ってくるのでしょうと述べておられます。
徳を積むとは・・・?
心霊研究家・超能力者の深見 青山さんが、よき運を引き寄せるための人生観として、「徳を積む」ことが大切と述べています。そして、「徳を積む」ための具体的な内容として、次の3つをあげています。
①「学 問」・・・学ぶ姿勢を持つこと ②「芸 術」・・・美しいものを心の底から求めること ③「信仰心」・・・辛い立場にあっても苦労と思わないこと |
何も難しいことではありません。
仕事場では、
①仕事を学ぶ=「学問」
②センスを高める=「芸術」
③上司や同僚とうまくやる=「信仰心」
と考えられます。
また、家庭では、
①家計のやりくり=「学問」
②料理を作る=「芸術」
③夫や姑の小言を聞く=「信仰心」
と考えられますね。
このようにして「徳を積む」ことで、運(金運・家庭運・健康運)が高まっていくのです。また、多くの人々にも善の感化力で幸福にすることができます。つまり、「徳」は「得」になるわけです。
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人間の心理を見抜く11カ条
人は見た目じゃないと言いながら、内面は外面に現れます。
このうち、顔(笑顔)だけは、意識するだけですぐに直すことができ、自分にも周りにも良い影響があると思います。
性格は「顔」に出る。
生活は「体型」に出る。
本音は「仕草」に出る。
感情は「声」に出る。
センスは「服」に出る。
美意識は「爪」に出る。
清潔感は「髪」に出る。
落ち着きのなさは「足」に出る。
教養は「鼻筋」に出る。
育ちは「口元」に出る。
優しさは「沈黙」に出る。
爪を切り、服装や頭髪を整え、姿勢を正すことで、美意識は高まります。言葉遣いも丁寧になり、芸術を愛する心や人を大切にする思いやりの心も育つでしょう。
まずは、カタチから指導しましょう。
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