G-26E361VSD1
人生観 PR

何事も経験?・・・「適時期」の研究~

タイトル 何事も経験?
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

適時期について

皆さん、おはようございます。

人の生き方には、次の3つのタイプがあるように思います。

一つ目は、過去のことばかり振り返って、「昔は・・・だった。」と言って生きて      いるタイプの人。

二つ目は、「明日があるさ、明日がある。」と夢と希望(?)を持って未来のこと      ばかり考えて、極力、現在や過去をみようとしないタイプの人。

三つ目は、「今」という時間を大切にし、「今」を生きている人。

皆さんは、どのタイプでしょうか?

今回は、まず、「適時期」の話をします。

皆さんの多くは自転車に乗れると思いますが、コマ(補助輪)なしの自転車に乗るのを覚えるのはいつがベストだと思いますか?

2歳では少し早すぎるでしょうし、中学生になって初めてコマなし自転車に乗ろうとすると、少し苦労するでしょう。

いろんな研究の結果、左右のバランスが取れ、足の筋力のつく5歳がベストだということが分かっています。

つまり、5歳になった頃にコマを外して練習すると、一番ストレスがなく覚えられるということです。 「適時期」の考え方をグラフで表すとこんな感じです。

運動やスポーツには適時期があって、クラウチングスタートを覚えるには中学2年生竹馬乗りは9歳走り高跳びの背面跳びは小学6年生バレーボールも小学6年生から始めるのがいいという研究結果があります。

運動やスポーツだけでなく、物事にはすべてこういう適時期があると思います。逆にいうと、今しか出来ないこともあるということです。

「今でしょ」

仏教の浄土真宗を開いた親鸞聖人が、9歳の時に「明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」という歌を詠まれています。

周りの人が「今日は夜も遅いので、明日になさいませ」と言った時に、今日はやめて明日見に行こうと思っていると、夜半に春の嵐が吹いて、散ってしまうかもしれない。今出来ることは今しておくべきだという意味ですね。

東進という予備校の国語の先生で、よくテレビにも出演されている林 修先生の「いつやるの? 今でしょ!」も同じニュアンスでしょう。

いつやるか? 今でしょ!【電子書籍】[ 林修 ]

価格:660円
(2023/10/10 03:21時点)
感想(0件)


性格形成にも適時期

三つ子の魂、百まで」とも言われますが、人間の気性は3歳までで決まるそうです。

NHKのアナウンサーだった鈴木健二氏は、「人間の性格なんてのは、青年期のほんの2,3年間で作られてしまうものだ」と言っています。私もこれには同感です。中学生から高校生にかけてのほんの2,3年間で、人間の性格というのは殆ど完成されるのじゃないかと思っています。

鉄は熱いうちに打て」ともいいます。若い時期には、しっかり、自分を鍛え、努力することがないと駄目だと思います。この時期に、『忘れ物をしても平気な性格』,『無責任な行動をしても反省しない性格』,『他人を傷つけても何とも思わない性格』…etc.,そういう性格を形成しないようにしなければなりません。

「若いうちの苦労は買ってでもせい!」というではありませんか!

さて、皆さん。今、中学生だとしたら、しなければならないことは何でしょうか?

何事も経験することが大切」と教えられたことがあると思います。

Experience is the best teacher.(経験は最良の師)

Experience is the mother of wisdom.(経験は知恵の母)

そんなことわざもあります。

では、次の8項目、中学生の皆さんにとって、経験した方がいいことでしょうか? あるいは、経験しない方がいいでしょうか?

①アルバイト   

②一人旅   

③バイクに便乗すること 

④河川で泳ぐこと

⑤異性とのキス  

⑥ワインをたしなむ  

⑦骨折の経験  

⑧の「殴り合いの喧嘩」について、2,3歳の幼児同士がつかみ合いの喧嘩をしていても、むしろ微笑ましいと感じますが、さすがに小学生同士がつかみ合いの喧嘩をすると大けがのもとです。これが、中学生同士、大人同士だったらどうでしょうか? 場合によっては、一命を失うことにもなりかねません。大人になってつかみ合いの喧嘩をすることがいけないのは、経験しなくてもわかることでしょう。

喧嘩のエスカレートしたものが、戦争です。

今、本気になって世界中の人々が戦争をすれば、人類が滅ぶでしょう。経験してみなければわからないというのは、何と愚かな考えであるかわかりますね。

「経験がすべて」なのではありません。大人は、経験しなくてもわかることがあるということを知っています。

Experience is the teacher of fools.(賢者は経験せずとも学ぶ)

ということわざもあります。

でも、世の中には、経験(体験)してこそわかるものもあります。要は、その見極め,判断力が大切だということでしょう。

どうか、今しか出来ないことを優先し、二度とない一日一日を大切に過ごしましょう。

最後に、相田みつを氏の詩「そのうち」を紹介しましょう。

そのうち お金がたまったら

そのうち 家でも建てたら 

そのうち 子どもから手が放れたら

そのうち 時間のゆとりができたら

そのうち…

そのうち…

そのうち…と

できない理由をくりかえしているうちに

結局は 何もやらなかった

空しい人生の幕がおりて

頭の上には淋しい墓標が立つ

そのうちそのうち日が暮れる

いま きた この道 かえれない。

タイトル バレーボール適時期
バレーボール学習開始の「適時期」の研究バレーボール学習はいつから始めればいいのだろうか? 戦後、長らく、小学校の学習指導要領には「バレーボールは技術取得が困難」ということで体育の授業に取り入れられてこなかった。また、バレーボールは中学2年生から開始すべきという主張もあった。 しかし、実際には小学時代からバレーボールに親しんでいる児童が多数おり、バレーボールの教材価値を鑑みた時、バレーボールを小学校に取り入れるべきという意見も多かった。 そこで、筆者は、小学4年生から中学3年生の児童生徒を対象にバレーボール学習を行い、横断的・縦断的研究を重ね、バレーボール学習開始の「適時期」は小学6年生であることを導き出した。 大阪体育学会で奨励賞も得たこれらの研究の成果で、2002年の学習指導要領から小学校にバレーボール授業が取り入れられている。...
タイトル 彼岸花
「彼岸花」を見て・・・「無知が偏見を呼ぶ」(Ignorance  makes  prejudice.) お彼岸の時は、お墓参りや先祖供養をし、ご先祖の血「遺伝子」を引き継いでいることを再確認しましょう。ご先祖がいなかったら、私は生まれてこなかったのです。 父母が2人,祖父母が4人,そのまた上が8人、10代遡ると1,024人、20代遡ると100万人を越え、30代前に遡ると10億人を超え、40代前に遡る1兆人を超えるのです。相田みつをさんがこのことを「いのちのバトン」という詩で表現されています。 さて、秋のお彼岸の時期に咲く「彼岸花」、別名「曼珠沙華」は、先入観や無知が偏見を生んできた花だと思います。私たちの人間関係で、本当は素晴らしい人物なのに、先入観や無知のために、嫌ったりいじめたりすることのないようにしましょう。 円柱が側面から見ると長方形に見え、真上から見ると円に見えるように、人もいろいろな角度から見れば、100%いい人間はいないのと同じで、100%悪い人間もいないことに気づきます。「無知が偏見を呼ぶ」(Ignorance makes prejudice.)のです。...
anji-saimin
暗示と催眠…「根拠のない自信」を持とう!小学校6年生の時の担任の先生は、催眠術が得意な方でした。卒業前、「中学生になったら、今度は人の3倍、一生懸命勉強するんだよ」と言われ、まるで催眠にかかったように、中学校に入ってから一生懸命勉強しました。 「シュブルールの振り子」には10人中9人は暗示にかかるそうです。 暗示には、「他者暗示」と「自己暗示」と呼ばれるものがあります。 他者暗示は自己暗示に転化しやすいと言われます。これが有名な「ピグマリオン効果」です。ぜひ、自分自身にいい暗示をかけて過ごしましょう。 ナポレオン・ヒルは「信念の力」を述べています。成功の鍵に「根拠のない自信」を持つことです。...

「皆さん、おはようございます」授業では教えない“生き方”教育 スライドで語る全校朝礼のお話 [ 長井 功 ]

価格:1280円
(2023/11/7 18:56時点)
感想(0件)

「皆さん、おはようございます」授業では教えない“生き方”教育 スライドで語る全校朝礼のお話【電子書籍】[ 長井功 ]

価格:1000円
(2023/11/7 19:43時点)
感想(0件)