皆さん、おはようございます。

しごと:「私事」「仕事」「志事」
ロシアの作家、マクシム・ゴーリキーは、
「仕事が楽しみなら、人生は極楽だ! 仕事が義務なら、人生は地獄だ!」
と述べています。
私たちの1日のうち、大半の時間は仕事の時間です。仕事の時間の過ごし方こそが、人生を左右するのです。仕事で幸せに成功するのが、人生で幸せと成功を手にするための近道だといえるでしょう。
「しごと」には、実は3種類あります。
○私事・・・自分が好きなこと、楽しみとしてしたいこと。 ○仕事・・・人のためにやっていること、お金をもらっていること。 ○志事・・・自分のやりたいことを人のためにやること。 |

「私事」は楽しいのですが、ずっとそれだけでは飽きてきます。人は、誰かの役に立つことで生きがいややりがいを感じるものだからです。何より、自分の興味に偏り過ぎると、お金も入ってきませんし、人から「ありがとう」と感謝されることもなくなります。
一方、「仕事」だけでと、ストレスが溜まり、バーンアウト(燃え尽き)する可能性もあります。
「しごと」の理想は、「私事」と「仕事」が重なった「志事」です。ただし、「しごと」の全てを「志事」にするには不可能です。「私事」も「仕事」もしながら、「志事」を増やしていくことが大切です。
ところで、「志事」を増やせる人と、そうでない人との違いは何でしょうか。
その答えは、「自分はできる!」というセルフイメージを持っているということです。その自信に根拠は必要ありません。「根拠のない自信」でいいのです。ただ、自分は「できる」と思い込むことは、潜在意識を高め、やがてその思いが現実化するというのが、人間の脳のメカニズムなのです。

壁は、その人に乗り越える能力があるからこそ、与えられる。
ある不登校生のお話。
学校でいじめに遭い、友達や親とも衝突して苦しんでいました。クラスの連中は、みんな屈託なくキャーキャー笑って、おもしろおかしく過ごしているというのに、自分だけがつらい思いをしなくてはいけないのだと、我が身の不幸を恨んでもいました。学校に行きたくても、朝になると体が拒否反応を起こして、頭が割れそうに痛くなります。それなのに、先生も友達も、そして親も、「怠け者」として自分を見るだけでした。そのうち、勉強も手につかなくなり、いつの間にか、「落ちこぼれ」のレッテルを貼られていました。なんで、自分だけこんな目に遭うんだと、腹立ち紛れに壁を蹴飛ばしてみましたが、そんなことで自分の前の壁は破れません。
そんな彼が、次の言葉で伏せていた目を上げました。
「君のぶち当たった壁は高いかもしれない。でもそれは、君にその壁を乗り越える力があるからこそ、神様が与えたんだ。能力に応じて人それぞれ壁の高さは違うんだ。」
たくさん伸びる力のある人間には、それだけたくさんの試練が与えられるものです。
このことは、職場においても同じでしょう。仕事はできる人のところに集まってくるのです。いつも忙しくて仕事に明け暮れ、重責を負う人は、有能な人と決まっています。
反対に、仕事のできない人には、その能力に応じた仕事しか回ってこないものです。
「いい仕事がしていれば、いい人生が待っている。」
Youtuberの田口 久人さんの「キミのままでいい 」より『いい仕事』を紹介しましょう。
いい仕事がしたいなら、価値観が異なる人を受け入れなさい。
いい仕事がしたいなら、時間を守りなさい。
いい仕事がしたいなら、一人で抱え込まず頼りなさい。
いい仕事がしたいなら、素直に話を聞きなさい。
いい仕事がしたいなら、愚痴を言うのをやめなさい。
いい仕事がしたいなら、自分から挨拶をしなさい。
いい仕事がしたいなら、笑顔で話しかけなさい。
いい仕事がしたいなら、相手の気持ちを想像しなさい。
いい仕事がしたいなら、楽しもうとしなさい。
いい仕事がしたいなら、学び続けなさい。
いい仕事がしたいなら、気遣いと感謝の気道を忘れないように いい仕事がしていれば、いい人生が待っている。
仕事場での笑顔が少ないなあとボヤく前に、その雰囲気を作っているのは私であることを忘れずにしたいものです。
仕事が効率よく回る3つの黄金比
「STUDY SMART」をコンセプトに、学びをもっと合理的でクールなものにできるよう活動する教育ベンチャー「STUDY HACKER(学びをHACKする者たち)」という会社が、仕事や勉強の効率をあげる方法を提案しています。
①話す時は・・・「2:8」
戦略コンサルタント・事業プロデューサーで、『トヨタの会議は30分』の著者として有名な山本 大平氏が、会議では、「話す:聞く」=「2:8」が効率が格段に上がると述べています。
また、雑談中も、「自分についての話:相手についての話」=「2:8」であると、よい人間関係が築けるのです。
②部下や後輩との接する時は・・・「4:1」
米国行動分析学会(ABAI)の会員で、社団法人行動科学マネジメント研究所所長・(株)ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高責任者で、『教える技術』の著者として有名な石田 淳氏は、メンバーが “望ましい行動” を増やして業績アップにつなげるためには、
「ほめる:叱る」=「4:1」であることが大切だと述べています。
③仕事と休憩は・・・「52:17」
ラトビアのIT企業Draugiem Groupが「生産性の高い従業員にどのような習慣があるか」を調べたところ、52分の仕事に対して17分の休憩をとれば、集中力が高く保たれ、最も生産性が上がると判明したと発表しています。また、休憩中は完全に業務から離れることが効果的であると示しています。
「52分」と「17分」をきちんと計らなくても、「1時間を超えて作業をしない」「15分くらい休む」と決めておくだけでもいいでしょう。
なお、休憩時間の過ごし方について、「スマートフォンを触る」ことは、文字、色、光など、スマートフォンが発する情報量はとても多いため、見るだけで脳の疲れを増やし、目の疲労がとれないので、休憩中のスマートフォンはNGだそうです。


![]() |
「皆さん、おはようございます」授業では教えない“生き方”教育 スライドで語る全校朝礼のお話/長井功【3000円以上送料無料】 価格:1280円 |
![]() |
「皆さん、おはようございます」授業では教えない“生き方”教育 スライドで語る全校朝礼のお話【電子書籍】[ 長井功 ] 価格:1000円 |
まとめ
ロシアの作家ゴーリキーは、
「仕事が楽しみなら、人生は極楽だ! 仕事が義務なら、人生は地獄だ!」と述べています。
仕事はできる人のところに集まってきます。いつも忙しくて仕事に明け暮れ、重責を負う人は、有能な人なのです。
反対に、仕事のできない人には、その能力に応じた仕事しか回ってこないものです。
「いい仕事がしていれば、いい人生が待っている」のです。