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教育活動とは「子どもに感動を与えること」

タイトル 教育活動とは感動 星田妙見宮
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すべて忘れてしまって残ったもの

私たちは、義務教育で9年間、さらに高校や大学も合わせると、10数年間も学校で学んできました。その全てを覚えているわけでなく、ちょっと復習しないと、どんどん忘れていってしまいます。たとえば、中学校で習った因数分解、高校で習った微分、積分・・・、漢字や英単語も普段から使っていないと、なかなか思い出せません。

しかし、いろいろと忘れていっても、最後に残っているものが本物の教養であるといえます。教師や親は、そういうものをしっかりと教えなければならないと思います。

教養として残っていることとは・・・

私自身のことを少し・・・。

私は小学校3年生の時、音楽指導に熱心な担任にあたり、「僕の白い小鳥」という歌を音楽発表会で歌いました。その歌声があまりにも素晴らしかったので、市の連合音楽祭にそのクラスだけ出演することになったのですが、どういうわけかクラスで私を含む5人だけ、「歌が下手だ」という理由で連れていってもらえませんでした。

それ以来、私は歌が大嫌いになり、合唱では口をあけることができませんでした。

ところが、小学6年生になって、音楽専科のY先生から、たくさんの素晴らしい歌を教えていただきました。

Y先生の口癖は、『くちびるに歌を!』でした。

文化発表会で、映画「はるかかなたに」の主題歌「心さわぐ青春の歌」を歌ったことは今でも忘れることが出来ません。

文化発表会でこの歌を歌いながら、「明日を夢みて頑張ろう」という思いで、体が震えたことを覚えています。

その後、私は歌が好きになり、中学3年生の時はコーラス部に所属し、文化祭で30分間の13組曲「お母さんのバカ」を熱唱しました。さらに、念願だった市の連合音楽祭にも出演できたのでした。

つらい時、悲しい時、苦しい時、歌で救われることだってあると思います。音楽専科のY先生に教えていただいた「くちびるに歌を!」は、今も私の教養となっています。

もちろん、これまでの小学校・中学校・高校・大学の中で、涙を流すほど感動した体験はたくさんあります。そのいずれもはっきりと覚えています。

考えてみると、教養として残っていることは、すべて感動した体験なのです。

「感動の数だけ幸せがある。」

感動し、笑い、夢を抱くことができるのは、人間だけでしょう。

精神科医で随筆家の斎藤茂太氏は、「感動こそがストレスに負けない最大の秘訣。そして、長生きのコツでもある」と述べています。

また、悪性新生物(癌)、心疾患、脳血管疾患の三大「成人病」を「生活習慣病」という言葉に提言された、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生は、「いまの社会は『運動不足』より『感動不足』のほうが深刻」と述べておられます。

そういう感動の積み重ねが、自分を幸せに変えていくのです。

感動体験

大阪府交野市に位置する星田妙見宮、正式な名前を小松神社といいます。日本に残る文献の中で、2番目に古い隕石の落下地点として有名です。

816年7月23日、弘法大師が交野地方を訪れ、秘法を唱えた際に七曜の星(北斗七星)が降り、神社のご神体となったと伝わっています。北斗七星はその位置で自分のいる場所がわかるところから、行き先を示してくれる星なので、小松神社の神様は道開きの神様です。

隕石は星田妙見宮の存在する山の多くを削り取ってしまいました。妙見山は馬蹄型になっており、そのすさまじい衝撃を物語っています。

星が落ちた場所と推測されている「登龍の滝」に立つと、

など、深く考えさせられます。

はじめに、エマーソン「すべて忘れてしまって残ったものが教育である」という言葉を残したと述べましたが、同じようなことを、ドイツの理論物理学者、アインシュタインも述べています。

学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ。

また、日本の小説家、太宰 治は、小説「正義と微笑」の中で、

学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。」と書いています。

子どもを教育するのに、単に学校に行かせればいいのではありません。

東洋思想家で「昭和の時代の宰相の知恵袋」といわれた安岡 正篤は、

新しい時代を創造するような人物はどうして生まれるかというと、これは知識の学問や技術の学問からは生まれない。やはり、智慧の学問、徳の学問、そういう教育の中から出てくる」と述べています。

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