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お弁当・・・母の「弁当力」はスゴかった!!  ~学校給食について、一言反対意見~

タイトル お弁当
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今日、4月10日は、洋数字の「4」と漢数字の「十」を合成すると「弁」の字に見えることから、「駅弁の日」に制定されています。日本初の駅弁登場は、1885(明治18)年7月16日の宇都宮駅という説が有名ですが、夏は弁当がいたみやすいため行楽シーズンの4月が選ばれました。

「おむすびコロリン」から学ぶこと

お弁当に関する昔話として、有名なのが「おむすびコロリン」でしょう。

この「おむすびころりん」は、日本のお伽話のひとつで、「鼠の餠つき」「鼠浄土」「団子浄土」などともいわれています。

(あらすじ)

ある村に働き者のやさしいおじいさんとおばあさんが住んでいた。

ある日、おじいさんがいつものように山で木の枝を切っていた。昼になったので、昼食にしようとおじいさんは切り株に腰掛け、おばあさんの握ったおむすびの包みを開いた。

すると、おむすびが一つ滑り落ちて、山の斜面を転がり落ちていく。おじいさんが追いかけると、おむすびが木の根元に空いた穴に落ちてしまった。おじいさんが穴を垣間見ると、何やら声が聞こえてくる。おじいさんが他にも何か落としてみようか辺りを見渡していると、誤って穴に落ちてしまう。穴の中にはたくさんの白いねずみがいて、おむすびのお礼にと、大きいつづらと小さいつづらを差し出し、おじいさんに選ばせた。おじいさんは小さいつづらを選んで家に持ち帰った。家で持ち帰ったつづらを開けてみると、たくさんの財宝が出てきた。

これを聞きつけた欲の深い隣のおじいさんは、同じようにおむすびを蹴って穴に無理矢理入れた。おじいさんは自分から穴に入っていき、土産をよこせと怒鳴りつけた。ねずみが大きいつづらと小さいつづらを選ばせたが、隣のおじいさんは猫の鳴き真似をしてねずみを脅し、両方のつづらを持って帰ろうとした。ところがねずみはおじいさんに噛み付いたので、おじいさんは降参。懲りた隣のおじいさんは、それからあまり欲張らなくなった。

「おむすびころりん」の話は様々なバリエーションが存在します。中にはねずみが浄土の明かりを消してしまったために、そのままおじいさんの行方が知れなくなった話やそのままおじいさんがねずみもち(もぐら)となった話などがあります。

「おむすびころりん」は、古くからある口承文芸で、室町時代に『御伽草子』として成立しました。あらすじの特徴は「こぶとり爺さん」と同じく、無欲な老人と強欲な老人の対比であり、因果応報など仏教的要素も併せ持ちます。ネズミが善人に福をもたらすという筋立てが特徴的で、ネズミは「根の国の住人」(根住み)とも見られており、米倉などにあるネズミの巣穴は黄泉の国、浄土への入り口と言い伝えられる地方があるそうです。

さて、「おむすびころりん」の話から学ぶことは何でしょうか?

ネズミたちから大きいつづらと小さいつづらどちらがいいかと聞かれ、おじいさんは小さいつづらを選びます。その理由は、自分の体は大きくないからそれに見合った小さなつづらを選んだわけですが、このことから、「謙虚に自分の見合ったものを選んだほうが得をする」ということを教訓として学べます。

一方、欲の深い隣のおじいさんは、猫の鳴き真似をしてネズミを追っ払い、両方のつづらを持って帰ろうとします。しかし、結局、何も得ることができなかったことから、「欲張ったら何も得られないこと」「何かを得たいのであれば、じっと待つこと」ということをいうことが教訓として学べます。

このように、日本の昔話には知らず知らずのうちに身につく教訓があります。大きくなって身につけようとしても、なかなか容易に身につくものではありません。幼い時に自然と身につけた感性は深くその人間の心に残るものです。

ネズミという自分より小さいもの(弱いもの)を大切にするという思いやり、謙虚な気持ちの大切さで、そして、強欲は結局得る物はないという教訓は、将来もイジメに関わらない人を育てることにも繋がると思います。イジメ問題の根には、弱者への思いやりの欠如と、自分さえ良ければいいという考え方がその背景にあり、幼い時の育て方や家庭の問題が大きく影響していると思います。

「おむすびころりん」は、親としてはぜひ子供に読ませたい本として挙げられるでしょう。しかし、今からでも遅くはありません。感受性豊かな子どもに育てるには、昔話を聞かせたいものです。

復讐弁当!?

受験の時、こんな「合格弁当」を頂戴すると、「一人で受験をしているんじゃないんだ、頑張ろう!」という気になるでしょう。

しかし、「復習弁当」ならわかりますが、「復讐弁当」というのがあるそうです。

梅干しいっぱいに真ん中ご飯

おかずはさつまいも2つのみ

ごはんの上のふりかけは大豆

さんまの蒲焼缶詰は「バカ」でしょうか?

おかずはキャベツの千切り

「復讐弁当」なんて他人事だと笑ってたら、ある日、妻が作ってくれたお弁当を開けると、キャベツの千切りのみの弁当でした。

「何か悪いことをしたっけ?」と一生懸命思い出そうとしましたが、わかりません。しかし、それ以来、妻に逆らうことはやめにしました。

おかげで、あれ以降、何十年と平穏な家庭生活が続いています。

今日も嫌がらせ弁当

2015年に出版されたKaori(ttkk)著のエッセイ『今日も嫌がらせ弁当』は、2019年に映画化され、感動を呼びました。

八丈島を舞台に、篠原涼子が主演を演じています。

Amebaブログ(アメブロ)デイリー総合ランキング2015年2月第1位になったお話で、実話に基づいているとか…。シングルマザーの母親と反抗期の娘が弁当を通じて交流する様子を描いたシンプルなお話ですが、言葉以上に、人の想いや愛情、信念の強さが信頼関係を育むことを実感する映画です。

おもわず、中学・高校の頃、毎日お弁当を作ってくれた母を思い出しましたが、学校給食を食べている今の児童生徒たちには、響かない話だなあと思いました。

ちなみに、今、私の近隣の市では、中学生の弁当廃止⇒学校弁当給食⇒学校給食へと移行しようとしていますが、個人差の大きくなる中学生に一律の給食を食べさせるのは反対ですねえ。(大食いの私は、中学時代、弁当を4つも持って行き、早朝練習後、午前中のあき時間、昼食時、放課後の部活動前に食べていても足らないくらいでした。)

また、学校給食を児童と一緒に無理矢理食べさせられている小学校の中高年教師に、カロリーオーバーによる生活習慣病の罹患率が高いことも憂慮しています。

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