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花は香り、人は人柄

タイトル 花は香り、人は人柄
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奥入瀬渓流

奥入瀬渓流を訪れました。

青森県十和田市に位置する十和田湖東岸の子ノ口から北東に焼山までの約14キロに渡る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝及び天然記念物(天然保護区域)に指定されています。渓流沿いには車道と遊歩道が整備されており、滝や清流、岩など、見所がいっぱいです。力強く流れる水を眺めていると、心を洗われるような気がします。

奥入瀬渓流を歩いていると、思わず深呼吸をしたくなるようないい香りに出合います。それぞれの場所によって、その香りが違います。

香りを楽しんでいると、「花は香り、人は人柄」だという思いが沸いてきました。

花は香りがなかったらニセ物の花です。鳥も虫も寄ってはきません。

同じように、人は人柄が悪かったら、いくら物を知っていたところで何の価値もないでしょう。いくら実力があっても、あるいは容姿端麗でも、人柄が悪かったらその価値は半減してしまいます。

「人柄」って何?

「経営の神様」と言われた松下 幸之助さんが、こんな話をされています。

経営者にとって大事なことは、何と言っても人柄やな。

結局これに尽きるといってもかまわんほどや。

まず、暖かい心というか、思いやりの心を持っておるか、どうかということやね。

スポーツの世界でも、優れた監督は人柄がいいと言われます。厳しいだけでは選手はついてきません。その気にさせるその人柄が団結の要だと言われています。

経営者や監督が、ただ単に「優しい」だけとか、「親切」だけでは駄目でしょう。厳しさの中の「暖かさ」や一見、親切心や情けがないと思う中での「思いやり」を感じた時、部下や選手は伸びるのです。

「人柄」をはかるのは・・・?

Clothes do not make the man.(衣服は人を作らず)という諺があります。

衣服で人柄は変わりません。

では、人柄はなんで計れるのでしょうか?

「アンネの日記」著者、アンネ・フランク(ユダヤ系ドイツ人少女)は、

「本当に他人の人柄がわかるのは、その人と大喧嘩したときだということです。

その時こそ、そしてその時はじめて、その人の真の人柄が判断できるんです。」

と述べています。

しかし、わざわざ、人柄を計るのに、人と喧嘩する必要もないでしょう。

昔から、「朱に交われば赤くなる」と言われますが、親が自分の子どもを正しく評価するのに、その時に付き合っている友をみればわかるように、その人の友を見れば、人柄もわかると思います。

なりたいな そんな人に

企業の体質改善や社員の意識改革などに尽力されてきた、「人と経営研究所」の大久保 寛司さんが、「なりたいな そんな人に」という詩を示されています。

詩人で書家の相田みつをさんの詩にも、こんな詩があります。

人生の大則

いい香りのする花には昆虫たちも集まってくるように、人柄の良い人の周りには、自然と人が集まってきます。

人柄が良いというのは、単に笑顔でいるとか、人に優しいだけとは違うと思います。人を引き付ける魅力ある人は、人生の大則に忠実な人です。

人生の大則
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