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ルール、マナー、モラルについて考える・・・「なぜ、きまりは必要なのか?」

タイトル きまり ルール マナー モラル
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「ルール」と「マナー」と「モラル」

皆さん、おはようございます。

昨今、学校のきまり=校則について、様々な議論が飛び交っていますね。「ブラック校則」なんて言葉も言われています。しかし、これは何も今だけでなく、私が中学・高校生だった頃、はやしたけしという人が「ふざけるな!校則―負けるな!全国の中学・高校生へ! 〈パート1〉〈パート2〉〈パート3〉」という本を出していましたし、私自身は高校3年間、県立の高校でしたが、制服のない学校で過ごしていました。

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ところで、「きまり」について、「ルール」「マナー」「モラル」という似た言葉がありますが、違いがわかりますか?

「8時20分までに登校しよう」は、ルール

「食事の時に口をあけずに噛んで食べよう」は、マナー

「5分前に行動を行動しよう」は、モラル

学校の「きまり」は学校生活を送る上での約束事ですから、ルールでしょう。

スポーツのルール

さて、スポーツにもルールがありますが、なぜ、ルールはあるのでしょうか? もし、ルールを守らなかったらどうなるでしょう? 

サッカーでボールを手で運んだらラグビーになってしまったということもあります。

スポーツのルールは、ゲームをする側と見る側の「快」の追求にあると考えられます。すなわち、ゲームをする者にも、ゲームを見る者にも、無用なトラブルをなくし、ゲームをよりよく楽しむために設定されたものです。

より楽しめるために、時代とともに、スポーツのルールは改変されてきました。これまでにルールがいろいろと変わってきたスポーツの一番はバレーボールでしょう。

1895年、モルガンがバレーボールを考案したのは、その4年前にネイ・スミスが考案したバスケットボールの反省からでした。当時、YMCAの体育館で冬のスポーツとして行われていたバスケットボールでは、高齢者や体力のない者は、体育館の壁にくっついてしり込みし、動かなかったのだそうです。そこで、老若男女が一緒に楽しめるスポーツとしてモルガンが考案したのがバレーボールでした。当時は「ミントネット」と呼ばれており、モルガンが最初に考えたルールは、こういう内容でした。

現在、バレーボールには、オリンピックで採用されている6人制や2人制のビーチバレーだけでなく、ママさんバレーや実業団などでされている9人制や4人制のトリムバレーなどもあります。また、パラリンピックで有名になったシッティングバレーボールなんかもありますね。

あなたは、America派? or England派?

スポーツのルールは、発祥した国や地域社会の影響を受けています。

たとえば、アメリカで発祥した野球、バスケットボール、バレーボールなどのスポーツには、次のような特徴があります。

・ルールが非常に多いこと

・反則をした時の罰則規定が多いこと

・メンバーチェンジが頻繁に行われること

すなわち、勝ち負けにこだわってゲームがルールすれすれのところでなされるために、反則が多く、細かいルールを設けざるを得なかったのです。また、アメリカ合理主義に基づいて、常にベストメンバーでゲームをしようとします。けがをした選手やミスをした選手を切って、頻繁にメンバーチェンジを行うのです。野球でも、ピンチヒッターやストッパーといえば、代わる方の立場で聞こえはいいですが、打てない選手はいらない、バテた選手もいらないということです。切られた選手は一体どんな思いをして引き下がっているのでしょうね?

一方、イギリスで発祥したサッカーやラグビーなどのスポーツは、ルールが少なく、メンバーチェンジはあまり行われません。これには、イギリス紳士たちのプライド精神が影響しています。すなわち、スポーツをする限りはフェアプレイに徹するのは当然という考えがあるのです。

サッカーには「オフサイド」というルールがありますが、このルールは、サッカーが球技として生まれた頃、ルールが13条しかなかった時代から採用されています。

オフサイドとは、相手キーパーを除くディフェンスの選手よりもゴールに近い位置にいて、ボールを受け取ることをいいます。つまり、相手キーパーと1対1の状況にあっては、シュートする側が有利になることから、最初からボールを追わずにゴール前にいるような行為を“Unfair”(姑息)なプレーとして、反則としたのです。

また、サッカーが世界に広まり、世界フットボール協会が統一ルールを作った時、ゴール前でシュートをしようとしている選手に意図的な妨害をした場合は、ペナルティキック(PK)を与えるというルールが採用されました。

しかし、イギリスの名門、オックスフォード大学とケンブリッヂ大学の定期戦では、長い間、このPKを採用しなかったといいます。理由は、「私たちは紳士であり、ゴール前でシュートをしようとしている選手に意図的な妨害などしない。したがって、PKなどは必要ないルールだ」というものでした。

このように、アメリカ発祥のスポーツ(アメリカ型スポーツ)では細かいきまりが多く、罰則規定もたくさんあるのに対し、イギリス発祥のスポーツ(ヨーロッパ型スポーツ)では「不文法」が多く、細かいきまりを明文化しなくても、守るのが当たり前とされることは、それぞれの学校のきまりや社会の在り方にも影響を与えています。

皆案は、アメリカ派? それとも、イギリス派(ヨーロッパ派)?

実は、若い時から同じスポーツを長くやってきた人には、そのスポーツ特有の性格形成がなされるのです。極端な話、バレーボールをやってきた人とサッカーをやってきた人とでは、誠実性や調和性において、モノや人の見方に大きな違いが生まれてくるのです。

学校のきまり

学校のきまりもスポーツのルールと同じで、学校生活をみんなが楽しく、快適に過ごせるために、考え出されてきたものです。そして、このきまりは、話し合いによって改変出来ます。 

スポーツのルールと同様に、学校のきまりにも、それぞれ、それが設定されてきた歴史があります。その意思を尊重し、しっかり守りながら、その一方で、より楽しく快適に生活出来るように改変していく姿勢をもつことが大切だと思います。

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