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夢/スピリチュアル PR

パワースポットが語ってくれた人生の生き方(4)

タイトル 夢/スピリチュアル
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【ディズニーランド】夢はすべて実現する。

東京ディズニーランドの素晴らしさは、もはや語るまでもありません。
多くのテーマパークが廃業する中、ディズニーランドは圧倒的なリピート率を誇ります。二回以上来園するゲストは98%、10回以上訪れる人は約60%に達するといわれるほど、顧客満足度の高い施設です。

ディズニーランドでは、来園者を「ゲスト(賓客)」、従業員を「キャスト(出演者)」と呼びます。千葉県浦安市で黒髪の若者を見かけたら、キャストかもしれないという噂があるほどです。
このキャストたちを育てるノウハウには、教育現場にも通じる多くのヒントがあります。

その一例が、2011年3月11日の東日本大震災直後の対応です。
地震発生直後、園内の混乱は驚くほど早く収まりました。その理由は、キャストたちの的確な判断と行動でした。あるキャストは、落下物から身を守るためにショップのぬいぐるみをお客に配り、防災頭巾代わりにしました。不安がる子どもには笑顔で接し、ショップのお菓子を配って安心させました。
驚くべきは、これらの対応が上からの指示ではなく、キャスト自身の判断で行われたということです。

また、ディズニーランドの掃除マニュアルには、こう書かれています。

「ハイハイできる赤ちゃんが、ハイハイしても汚れないこと。」

私は以前、マクドナルドでマネージャーを務めていましたが、そこでは1万ページに及ぶマニュアルと膨大なビデオ教材があり、全国どこでも同じサービスを提供することに重点が置かれていました。
その結果、従業員はマニュアル通りに動くことが求められ、臨機応変な対応や柔軟な発想は難しかったのです。
ディズニーランドの教育との違いは、ここにあります。キャストは「考える力」を持ち、状況に応じて最善を尽くすことが求められているのです。

ディズニーランドの経営哲学は、トム・コネラン著『ディズニー7つの法則』に詳しく紹介されています。
そこには、次のようなサービスの基本が示されています。

  1. つねに相手の目を見て、笑顔を忘れない
  2. ゲストの期待を上回る仕事をし、ふれ合いを求める
  3. つねに最高のサービスを提供する
  4. すべてのゲストを心から歓迎する
  5. 最善を尽くし、妥協しない

キャストの満足感とゲストの満足感は、切っても切れない関係にあります。
キャスト教育こそ、ディズニーランド成功の最大の秘訣なのです。

創設者ウォルト・ディズニーは、こう語っています。

「夢はすべて実現する。夢をかなえる秘訣は、4つの『C』にある。」

その4つとは、
Curiosity(好奇心)
Confidence(自信)
Courage(勇気)
Constancy(継続)

そして、彼はこうも言いました。

「ディズニーランドが完成することはない。世の中に想像力がある限り、進化し続けるだろう。」


ディズニーランドは、単なるテーマパークではありません。
そこには、人を笑顔にし、夢を現実に変える力があります。
その力の源は、人を信じ、育てる教育にあるのです。

【金劔宮】運命は心の中にある。

石川県白山市にある金劔宮(きんけんぐう)は、日本三大金運神社の一つに数えられ、北陸最古の神社として知られています。ソフトバンクの孫正義氏をはじめ、多くの財界人が参拝することで有名です。
特に、拝殿の左奥に鎮座する乙剱社(おとつるぎしゃ)は、金運のパワースポットとして人気があります。

私が訪れたとき、源義経が京都から奥州へ落ちる途中、神楽を奉納した際に腰掛けたと伝わる「義経腰掛石」に触れた瞬間、ドイツのノーベル作家ヘルマン・ヘッセの言葉が心に浮かびました。

「運命は心の中にある。」

運には「天運」と「地運」があるように、運命にも二つの側面があります。
変えることのできない「天命(宿命)」と、努力次第で変えられる「立命」です。

スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授は、人の考え方を二つに分類しました。

  • 固定思考(固定的知能観):才能や性格は一生変わらないと信じる人
  • 成長思考(拡張的知能観):才能や性格はいくらでも変えられると信じる人

成長思考を持つ人は、より大きく伸びることが研究で示されています。
YouTuberで心理カウンセラーのラッキーさんも、成長思考を身につけるために「偉人の伝記や自伝を読むこと」を勧めています。人は変われるという事実を知ることが、第一歩なのです。

さらに、アメリカの心理学者ミハイ・チクセントミハイやウィリアム・ジェームズはこう述べています。

「心構えが変われば、態度 → 行動 → 習慣 → 人格 → 運命 → 人生と変わっていく。」

この中で最も重要なのは「習慣」です。
「習慣は第二の天性」と言われるように、良い習慣を身につけることで「立命」は必ず好転します。

カナダの精神科医エリック・バーン博士や細菌学者の野口英世も、こう語っています。

「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。」

「過去」「他人」、そして「感情」は簡単には変えられません。
嫌いなものは嫌い、好きなものは好き——これは頭で理解していても変わりません。
だからこそ、変えられるものに集中すべきです。
それは 「自分」「未来」「行動」 です。

神は、立命を変えるためのツールを私たちに与えています。
それは 「呼吸」「笑顔」「思考」 です。

緊張して心臓の鼓動を止めることはできませんが、ゆっくり呼吸することはできます。
苦しいとき、暗い顔になるのは自然ですが、意識して笑顔を作ることはできます。
「私はダメだ」と考えるか、「まあ、いいか。まだやれる!」と考えるかは、自分次第です。

運命は心の中にある。
その言葉を胸に、今日から一歩を踏み出しましょう。
呼吸を整え、笑顔を忘れず、前向きな思考を習慣にすることで、未来は必ず変わります。

【分杭峠】家や職場・学校を「パワースポット」に!

長野県にある分杭峠は、日本を東西に分ける糸魚川静岡構造線(フォッサマグナ)上に位置し、「ゼロ磁場」として有名です。ここで写真を撮ると不思議な光が写ったり、病気が治ったりするという話もあります。

こうした大地の力がみなぎる場所を、近年「パワースポット」と呼びますが、日本では古くから「弥盛地(いやしろち)」と呼ばれていました。さらに、パワースポットを地図上で結ぶと「レイライン」が浮かび上がります。

有名なレイラインの一つに、伊吹山・伊勢神宮・熊野本宮大社・伊弉諾神宮・大江山元伊勢を結ぶ「近畿の五芒星」があります。その中心には奈良の平城京、上の交点には京都の平安京、下の交点には藤原京が位置しています。
また、千葉県の玉前神社から出雲大社までを結ぶ「御来光の道」、鹿島神宮から皇居・富士山・伊勢神宮・吉野山・剣山・高千穂を結ぶ「夏至のレイライン」など、日本各地に神秘的なラインが存在します。

こうした場所に立つと、体にエネルギーが満ち、心が前向きになるような気がします。願い事を祈りたくなるかもしれませんが、自分の利益だけでなく、世のため、人のためになることを祈ることが大切です
願いを叶えやすくするための秘訣は、

  1. 物事を前向きに考えること
  2. 感謝の心を持つこと
  3. 笑顔でいること
    です。

しかし、本当のパワースポットは、遠くの聖地だけではありません。
自分の生活する場所をパワースポットにすることが理想です。
家に帰ったら心が安らぎ、疲れが癒され、エネルギーが満ちる空間。職場や学校も、清掃を徹底し、植物を育て、掲示物をこまめに張り替えるだけで、そこは心地よい場所になります。

沖縄県宮古島の離島・大神島には「呼ばれた者しか行けない神秘の島」と呼ばれるパワースポットがあります。島にはこんな言葉が掲げられています。

「人間は見ていなくても神様は見ています。神様に失礼のない行動と心がけをお願いいたします。島に訪れる人に愛と光と喜びを。」

また、宮古島の平良中学校では「当たり前のことが当たり前にできる強い人になろう!」というキャンペーンを掲げています。
当たり前のことを当たり前にする——それが、家や職場、学校をパワースポットに変える第一歩です。

遠くの聖地に行かなくても、あなたの心と行動次第で、今いる場所を最高のパワースポットにできるのです。

【日吉大社】第六感(sixth sense)を磨く

滋賀県大津市にある日吉大社は、平安京の表鬼門に位置し、家内安全や厄除けのご利益で知られる神社です。全国に三千以上ある日吉・日枝・山王神社の総本社で、通称「山王権現」とも呼ばれています。境内には神の使いとされる猿「神猿(まさる)」が祀られています。「まさる」という音から、「勝る」「魔が去る」という意味が込められているのです。

猿といえば、日光東照宮の「三猿」も有名です。「見ざる、言わざる、聞かざる」——これは、好奇心旺盛な子どもが悪いことをしないようにという教えです。

私たちは普段、五感を使って情報を得ています。近代科学は「見る」ことを重視し、顕微鏡でミクロの世界を、望遠鏡で宇宙の世界を見てきました。「百聞は一見にしかず」と言いますが、視覚はしばしば錯覚に惑わされます。聴覚も同じで、人間の耳は20Hz~20,000Hzしか聞き取れません。犬やコウモリは、人間には聞こえない音を聞き分けています。

しかし、目に見えなくても、耳に聞こえなくても、心を研ぎ澄ませば感じ取れるものがあります。
たとえば、「自転車で走っていて、角から何かが飛び出してくる予感がする」「今あの場所に行くのは危ない気がする」——これが「虫の知らせ」です。
また、「相手の嘘を直感で見抜く」「人の気持ちを察する」など、共感力や気配りに優れた人もいます。これが「第六感」です。

第六感が鋭い人には、次の特徴があります。

  1. 経験値が高い
  2. 素直である
  3. 自分に自信がある
  4. 集中力がある

東洋思想では、この「六番目の感覚」は当然のものとされ、仏教には「六根」という言葉があります。
「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」とは、

  • 眼で不浄を見ず
  • 耳で不浄を聞かず
  • 鼻で不浄を嗅がず
  • 舌で不浄を味わわず
  • 身で不浄に触れず
  • 意で不浄を思わず
    身も心も清らかにするという祈りの言葉です。富士山登拝では「六根清浄」を唱えながら登ると、高山病予防にもなるといわれています。

さらに、第七感、第八感と呼ばれる感覚もあります。
第七感は、アボリジニが使っていたとされるテレパシーや霊的交信。
第八感は、神の意識の領域で、原因と結果、根本原理を無限に収める「蔵」のようなものだといいます。


私たちは、少なくとも「第六感」を磨く努力をしましょう。
危険を察知し、人間関係を円滑にするために、心を澄ませ、素直に、集中して生きること。
それが、よりよい人生を築く第一歩です。

【高塚龍神】龍とつながる

兵庫県神戸市の総合運動公園近くに、高塚山という標高186メートルの小さな山があります。山頂からは淡路島を一望できる絶景が広がり、約千年前に琵琶湖の竹生島から勧請されたと伝わる「高塚龍神」が祀られています。

竹生島は、琵琶湖の北部に浮かぶ神秘の島で、神社と寺院が共存する聖地です。訪れたとき、そこには「龍が昇る木」があり、湖面は湖とは思えないほど激しい水流を見せていました。昔の人々は、この水のうねりを龍の動きと感じたのでしょう。

龍は、日本各地で信仰されています。京都の天龍寺の「雲龍図」や建仁寺の「双龍図」は圧巻の迫力です。龍は水を司る神であり、火災除けの願いを込めて寺の屋根に描かれました。さらに、風水に基づいて造られた京都の八坂神社には青龍が祀られ、本殿地下には「龍穴」があると伝えられています。
西洋の「ドラゴン」やインドの「ナーガ」とも異なる、日本や中国の龍は、自然と調和する神秘的な存在です。

空を見上げれば、龍の形をした雲「龍雲」に出会うこともあります。私は、龍とは自然の中を流れるエネルギーであり、雲や雨、風となって私たちに感じさせるものだと思います。

では、「龍の存在を感じる」とどうなるのでしょうか?
それは、世界観が変わるということです。
水が蒸発し、雲となり、風に流され、雨となって地に戻る——この循環に、自然の力を感じると、
「世の中は理不尽だ」「不運は避けられない」というマイナスの世界観から、
「私は自然に生かされている」「世の中は自分の味方だ」「自分は運がいい」というプラスの世界観へと変わります。

そのとき、心に「ありがたい」という感謝が芽生えます。
そして、人は「何があっても大丈夫。帰れる場所がある」と思えたとき、安心して挑戦できるようになります。心理学では、この安心感を「セキュアベース(心の安全基地)」と呼びます。セキュアベースがあると、思考は柔軟になり、人生を前向きに生きる力が湧いてくるのです。

龍を感じることは、運を感じること。
自然のエネルギーに心を開けば、人生はもっと豊かになる。

𪮷抬𪮷𪮇(サムハラ)神社・奥の宮】夢は大きく持て!

大阪市西区にあるサムハラ神社。その神字「𪮷抬𪮷𪮇」は、古代朝鮮語の「生きなさい」が語源という説があります。津山市出身の田中富三郎氏が「サムハラ」と唱え、日清・日露戦争で命の危機を免れたことから、無傷無病・延命長寿の神様として信仰されるようになりました。

このサムハラ神社には、岡山県津山市に「奥の宮」があります。「神様に呼ばれた人だけが行ける」と言われるその場所で、私は一一一円のお賽銭を納め、裸足で六礼八拍手のお参りをしました。
(ちなみに「サムハラ」は数霊で、サ=11、ム=33、ハ=26、ラ=41、合計111となります。)

岡山地方には「野風増(のふうぞう)」という方言があります。河島英五さんの歌にも登場するこの言葉は、「生意気」「つっぱる」という意味だそうです。父親が息子に向かって「生意気でもいい、生きろ」と歌ったのでしょう。歌詞には「男は夢を持て」とあります。私の父も同じように「夢を持て」と言ってくれました。その言葉を、今度は子どもたちに伝えていきたい——サムハラ神社の奥の宮で、そんな声が聞こえた気がしました。

「夢の国」といえば、ディズニーランド。年齢も性別も関係なく、誰もが楽しめる夢と魔法の世界です。創設者ウォルト・ディズニーは、幼少期に貧しい生活を送り、新聞配達を手伝いながら、不揃いの服で過ごしていました。子どもらしい子ども時代を送れなかった彼は、大人になって「理想の場所」を作ろうと決意し、ディズニーランドを生み出しました。
ウォルトはこう語っています。

「それを夢見ることができるなら、あなたはそれを実現できる。」

また、「資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一は「夢七訓」を残しています。

夢なき者は理想なし、理想なき者は信念なし、
信念なき者は計画なし、計画なき者は実行なし、
実行なき者は成果なし、成果なき者は幸福なし、
ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。

寝て見る夢は忘れてしまいますが、人生の夢は「自分がどこへ向かうのか」を示す羅針盤です。
中国戦国時代の哲学者・列子はこう言いました。

「呑舟の魚は枝流に游がず」
——大きな魚は小さな流れでは泳がない。
つまり、目標はできるだけ大きく持ちなさいという教えです。

夢を持つことは、生きる力です。
サムハラの「生きなさい」という声を胸に、
大きな夢を描き、前へ進みましょう。