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「年中行事」は自然に幸せを運んでくる!

タイトル 年中行事
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年中行事の教育的効果

日本には、昔から様々な年中行事が行われてきています。

近年、核家族化や都市化が進み、年中行事がなくなってきたり、形骸化してきたりしているものもありますが、それでも、多くの人は、なんとなく、正月に神社に初詣に行ったり、七夕の時は星を眺めたり、お盆の頃には盆踊りに行ったりしているのではないでしょうか。

人材教育家でマナー講師の井垣 利英さんが、「開運 #年中行事はじめました」という本の中で、年中行事の七つの力(効果)をあげています。

年中行事の七つの力

開運#年中行事はじめました [ 井垣利英 ]

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五節句

1月7日 人日(じんじつ)の節句

正月7日の朝は、セリ、ナズナ、ゴギョウ(母子草)、ハコべラ、ホトケノザ(田平子)、スズナ(かぶ)、スズシロ(大根)の7種類の春の草をいれたかゆを食べます。正月のごちそうで疲れた胃をいたわったり、緑の少ない冬の栄養源として、ビタミンを補給したりする意味があるそうです。この七草粥の行事は、813年に嵯峨天皇に若菜の御膳を奉ったのが始まりといわれ、宮中の行事としていたのが、江戸時代に公式の節句として定められました。

また、古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗の日、3日を猪の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていました。そして、7日目を人の日として、犯罪者に対する刑罰は行われないことにしたようです。

さらに、1月7日は、新年になって初めて爪を切る日とされ、七草を浸した水に爪をつけ、柔かくして切ると、その年は風邪をひかないと言われています。

3月3日 上巳(じょうし)の節句、桃の節句

農家では、3月は本格的な農作業の始まる季節です。それで物忌みやみそぎの行事を行い、3日の夕方、人形(形代)に汚れを移して川に流しました。この祓い人形と雛遊びが混同されて、室町時代には上巳の節句に雛遊びの人形を飾るようになりました。

5月5日 端午(たんご)の節句

5月の最初の午の日、つまり端午の節句の原型は、もともと農村での女子のお祭りでしたが、宮廷でそれが中国の端午の行事と融合したそうです。奈良時代の朝廷では5月5日に中国風の端午の宴会が催されていました。

また、昭和26年5月に「児童憲章」が定められ、5月5日は「子供の日」として、子供の人格を尊重するとともに、子供の幸福を図ることを趣旨とした祝日となりました。

7月7日 七夕(しちせき)の節句

昔から日本にあった民間の「棚機女(たなばたつめ)」伝説と、日ごろは天の川を隔てて相対している牽牛星と織女星が年に一度だけ会えるという中国の古い伝説が結びついて、年中行事となったものです。691年の持統天皇の頃からすでに行われていたようです。

9月9日 重陽(ちょうよう)の節句、菊の節句

中国の陰陽五行思想では奇数のことを陽数といい、特に九月九日は九という陽数が重なる(重陽)めでたい日として重んじた。この日には主に長寿を願う祓い事が催され、菊の花が邪気を払い長寿に効くと信じられていたので、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んだ。明治以降は急速にすたれ、現在では菊の品評会を開く程度になった。

行事食

行事食」とは、季節折々の伝統行事などの際にいただく料理、特別な行事の時の華やいだ食事のことをいいます。

それぞれの旬の食材を取り入れたものが多く、季節の風物詩の一つにもなっています。特別な日にいただく料理で、まず思いつくのは正月のおせち料理ですが、他にも行事ごとに受け継がれてきた料理があります。

正月  1日~7日 おせち料理 雑煮 お屠蘇

人日  7日    七草粥

鏡開き 11日    おしるこ

小正月 15日    小豆粥

二十日正月 20日  小豆粥

初午 最初の午の日 いなり寿司

節分 2日or3日 福豆 恵方巻き 鰯

桃の節句 3日 ちらし寿司 蛤のお吸い物 白酒 菱餅 ひなあられ                

彼岸 20or21日前後3日  ぼた餅

花祭り 8日 甘茶

花見 上旬 花見団子

端午の節句 5日 柏餅 ちまき

夏至 21 or22日 タコ(関西地方)

半夏生 1or2日 タコ(関西地方) うどん(讃岐地方) 焼き鯖(福井県大野市など)

七夕  7日 そうめん

お盆 15日 精進料理 白玉団子 そうめん 型菓子

土用の丑 下旬 うなぎ 土用餅 土用しじみ 土用卵 「う」のつく食べ物

お盆月遅れ 15日 精進料理  白玉団子 そうめん 型菓子

重陽の節句 9日 菊酒 栗ごはん

彼岸 22or23日前後3日 おはぎ

十五夜  月見団子 栗ごはん 豆 里芋

十三夜  月見団子 栗ごはん 豆

七五三  15日 千歳飴

冬至  21or22日 かぼちゃ 小豆粥

大晦日 31日 年越しそば

季節湯

新年を迎える際に、門松を飾ります。門松は歳神様を迎えるための「神の依代(よりしろ)」といわれ、神霊が下界に降りてくるための目印になると考えられていたからです。松は「まつ」につながり、「神を待つ木」を意味するといわれています。

松に含まれる精油成分には、皮膚を刺激する作用があり、血行が促進されるので、松湯の風呂に入ると身体の隅々まで血液が循環します。その結果、神経痛やリウマチに効き、肩こりや腰痛にも効果があります。また、松の芳香の中に含まれるα-ピネンなどのテルペン化合物は、疲労感を軽くしてくれる働きがあります。

松の花言葉は「不老長寿」。縁起物の松湯で、1年の心身の無事を祈願してみてはいかがでしょう。

『大根湯』というと、入浴する方ではなく、風邪をひいた時に飲む方を思い浮かべる方も多いでしょう。大根の辛味成分であるアリル化合物には炎症を鎮め、せきを止めるほか、殺菌の働きもあるといわれています。そのため風邪をひいた時は、大根とショウガのすりおろしたものをお湯に溶かして飲んだり、大根の角切りをハチミツや水飴に漬けておいて、溶け出したエキスを飲むと効果があるといわれています。

また、大根を使った風呂も、昔から農村地帯で冷え性や婦人病治療のための民間療法として使われてきました。干した大根の葉には、温泉成分にみられる塩化物や硫化イオンなどの無機成分が多く、皮膚のたんぱく質と結合して膜をつくり、保温効果を高める働きがあります。

冬の代表的な根菜・大根を、食べたり、飲んだり、入浴したりと、大いに活用して厳しい寒さをのりきりましょう。

日本各地の山野や道端などに自生するキク科の多年草、蓬は漢方名で『艾葉(がいよう)』と呼ばれ、“疾(やまい)を艾する(止める)”という意味を持つ、とても身近な薬草です。通称『万能薬草』といわれるほど薬効が高く、栄養価も高いことから健康食として注目されています。昔から草餅や草だんごの材料として親しまれているほか、蓬の葉の裏の灰白色の綿毛を乾燥させたものは「モグサ」と呼ばれ、お灸として幅広く利用されています。

蓬の香気は邪気を払うとされ、古くから魔よけに用いられたほか、入浴にも使われてきました。蓬湯は血行を促進させるため、肩こりや腰痛、神経痛などをやわらげる働きがあります。また精油成分を豊富に含んでおり、すり傷、切り傷の止血や殺菌作用にも効果的で、蓬の葉の香りはストレス解消や安眠にもよいといわれています。

蓬湯の風呂で、ひと足早い春を感じながら、ゆったりと癒されてみませんか。

一斉に咲き乱れる豪華さと散りゆく儚げな姿が心に染みる、日本人にとって特別な花、桜。

お花見で盛り上がると、ついつい飲み過ぎ・食べ過ぎをしてしまうもの。そんな時は「桜茶」がおすすめです。結納などの慶事に出される「桜湯」ではなく、樹皮を煎じて飲むもので、食中毒や食あたりなどに効果があるといわれています。さらに樹皮の抽出エキスは、咳をしずめ、タンをとる作用もあるため、市販のシロップ剤などに配合されています。

今回ご紹介する薬湯、桜湯(さくらゆ)も、樹皮を使うので、花が散ってしまった後でも楽しめます。この桜の樹皮を煮出した桜湯には、湿疹、打ち身などの炎症抑える働きがあります。

菖蒲湯に使う「菖蒲(しょうぶ)」とはサトイモ科の植物で、沼や川などの水辺に群生しています。菖蒲の名前から、紫色や白く美しい花を咲かす「花菖蒲」や「アヤメ」などとよく混同されますが、異なる植物です。強い香気があり、この香りの強さが不浄を払い、邪気を遠ざけてくれるといわれています。

5月5日が近づくと、たいていの八百屋さんやスーパーで売られます。そのままお風呂に入れて香りを楽しんだり、下記で紹介するように精油を抽出した本格的な菖蒲湯を試してみてはいかがでしょうか。

ドクダミは、家の裏などに群生し、ジメジメとした梅雨の季節に可憐な白い花を咲かせますが、その特有の臭気から敬遠されがちです。しかし、その臭気の元となる成分に、菌の繁殖を抑制したり炎症を抑えるなどの薬効が隠されています。

ドクダミの名前の由来は、その特有の匂いから「何かの毒が入っているのではないか?」と、ドクダメ(毒溜め)と呼ばれるようになり、ドクダミに変化したといわれる説と、ドクダミは古来、吹き出物の薬として使われており、吹き出物は体の毒が吹き出すものと考えられていたため、それを治す草「毒矯め(ドクタメ)」がドクタメに変わったという2通りの説があります。

夏の土用といえば“うなぎ”を思い出しますが、同じように江戸時代から親しまれてきた習慣に『夏の土用は桃湯(もも湯)に入る』というものがあります。

桃は中国で生まれた植物で、『魔よけの力を持つ』といわれています。その考えから、日本でもひな祭りに桃が使われたり、暑気払いの意味を含めて、夏の土用に桃の薬湯風呂に入る習慣ができたのでしょう。

桃の葉にはタンニンなど消炎・解熱に有効な成分が含まれるうえに、収れん作用があるため、強い紫外線による日焼けや、あせも・しっしん・虫さされなど、なにかとトラブルの多い夏の肌に効果的と言われています。

つまり、夏の桃湯はいい伝えだけでなく、効能的にもとても理にかなったものなのです。

真夏のこの時期になると、入浴剤はもちろん、シャンプー・コンディショナー・ボディシャンプーなどのバスアメニティをはじめ、デザートやハーブティーなどの食にいたるまで、薄荷(ハッカ)を使った商品を多くみかけます。

薄荷の清涼感は、メントールという成分によるものです。スーッとする感覚から、体から熱を奪うイメージがありますが、実は薄荷には血行促進や保温などの体を温める効果があります。

体を温める一方で入浴後の発汗が少なく、汗がさっと引くので夏の風呂にはピッタリ。夏バテの回復や冷房による冷え性、疲労回復などに最適です。

9月9日は、「菊の節句」または「重陽の節句」です。

中国の陰陽思想では、偶数を陰数、奇数を陽数と考え、陽数は人間に活力を与えるものといわれていました。とくに陽数の重なる日である1月1日、3月3日、 5月5日、7月7日を節句として盛大に祝い、なかでも陽数の極みである「9」が重なる9月9日は、たいへんめでたい日とされ、「重陽の節句」とされたのです。菊は厄を払い、長寿を得る妙薬といわれていたため、重陽の節句には、杯に菊の花びらを浮かべて飲む、菊酒で長寿を祈ったのだそうです。

菊の芳香には、カンフェンなどの精油成分があり、皮膚を刺激して血行を促進し、身体の痛みをやわらげる効果があります。また保温効果も高く、身体の芯まで温まるので、夏の疲れをほぐすにはピッタリの風呂です。

季節の変わり目は、なにかと風邪を引きやすいものです。風邪の引きはじめには、生姜(ショウガ)汁にお湯に加え、砂糖かハチミツを入れて甘くした「生姜湯」をよく飲みますが、これは日本に限ったことではありません。中国ではスープや粥に生姜を入れて食し、スウェーデンでは、生姜&ハチミツ入りのビールを飲み、インドではこしょう入りのハチミツを生姜につけてなめるそうです。

それは生姜に含まれている辛味成分と精油成分が、血行を促進させて身体を温める効果があるからです。また生姜の辛味成分には、防腐・抗菌作用と抗酸化作用があるほか消化を助ける働きもあります。そういった点を考慮すると、お寿司についているガリは、とても理にかなったつけ合わせなのですね。 生姜(しょうが)湯は、日に日に寒くなるこの時期に、身体の芯から温めてくれる風呂です。

古くから蜜柑湯の風呂に入ると「身体がよく温まり、風邪を引かない」といわれていますが、その秘密は果皮にあります。果皮には、柑橘類特有の爽やかな香気を放つリモネンという精油成分が含まれています。リモネンは血行促進作用があるので、蜜柑湯に入るといつまでも身体は温かく、湯冷めしません。身体があたたまるため、寝つきもよくなります。

また果皮は、クエン酸やビタミンCも含んでいるので、美肌効果があります。甘く爽やかな香りを楽しみながら、美しくなれるのですから、女性にはうれしい風呂です。

1年中でもっとも昼が短く、夜がいちばん長くなる冬至(とうじ)。12月21日~22日頃です。冬至に柚子湯のお風呂に入ると、『1年中風邪をひかない』という言い伝えがあります。

なぜ冬至にゆず湯なのかというと、「冬至」に「湯治(とうじ)」が、かけられており、また、「柚子(ゆず)」だけに「融通(ゆうずう)が利くように」という願いがこめられていると言われています。もちろん、柚子がこの時期に旬を迎えることにもよります。

柚子の精油成分には、蜜柑の皮と同じく血行を促進させる働きがあり、風呂に入れると身体を芯から温めます。新陳代謝も活発になるので、疲れや痛みもとれ、冷え性にも効果があります。柚子湯は、日ごとに厳しくなっていく寒さに備えるための冬の風呂です。

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