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感情コントロール&メンタルケア…病む学校現場を救うには……???

タイトル 感情コントロール&メンタルケア
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病む学校現場

少子化が加速化し、児童・生徒の数は年々減少しています。当然、学校数も減少し、教員数も減少しているにもかかわらず、うつ病などの精神疾患で休職している教員は、統計を取り始めた1979年以来初めて7,000人を超え、3年連続過去最多となっています。

2023年の統計では、精神疾患で休職した公立学校の教員は、小学校が3,443人、中学校が1,705人、高校が966人、特別支援学校が928人など、合わせて7,119人でした。このうち約20%の1,430人が、既に退職しています。

休職の直接的原因は、小学校では児童の指導に関わる業務での休職が20代までと30代で40%を超え、高校や特別支援学校では職場の対人関係による休職がすべての年代で30%前後と最も高くなっています。

ところで、チームスポーツの結果は、次の6つの要素の掛け算で決まると言われています。

掛け算の性質上、ひとつの要素でも「ゼロ」だと、全体としての成果が「ゼロ」になります。たとえ、どんなに体格に恵まれ、技術が高い選手が集まっても、メンタル力が「ゼロ」だと、試合に勝つことはできないでしょう。

同じように、学校の教育成果や会社の営業成績も、スタッフのメンタル力が「ゼロ」だと、いくらいい戦力も持ち、素晴らしい経営方針を示していたとしても、戦績をあげることはできないでしょう。

タイトル 病は気からメンタル
「病は気から」心の健康力を高めるには・・・昔から、「病は気から」と言われますが、心の健康を維持するには、いくつか心掛けなければならないことがあります。 安岡 正篤氏は、心の健康を保つ三原則について述べています。 ①心中常に、喜神を含むこと ②絶えず、感謝の念を含むこと ③常に陰徳を積むこと 強い精神力を持つための万能薬はありません。自分に合った方法をみつけることが大切だと思います。 ...

メンタルタフネス」

「メンタルタフネス」とは、ストレスやプレッシャーに直面した際に、感情に振り回されず、解決に向けて行動できる能力のことです。複数の情報源によると。困難な状況でも前向きに effort し続ける力であり、ストレス耐性とも言えます。

メンタルタフネスは、生まれつきの性格ではなく、トレーニングによって鍛えることができるスキルです。積極的にメンタルタフネスを高めるための行動を実践することで、より強く、より充実した人生を送ることができるでしょう。

1.ちょっとした満足にいつまでも浸らない。

2.周りをすべてコントロールしようとしない。

3.変化を受け入れ、決して恐れない。

4.失敗したからといって簡単には諦めない。

5.自分に同情したり、甘やかさない。

6.同じ間違いを二度しない。

7.リスクを恐れていては…

8.でも、他の選択肢や結果を考慮することなく、危ない橋を渡らない

9.1分たりとも、時間を無駄にしない。

10、いつまでも過去に囚われない。

11、員に喜びを与える必要ない。

12.でいることを恐れない。

14.怒りに囚われて盲目的にならない。

15.他人の成功を妬んだりしない。

16.自分の生き方を他人にとやかく言わせない。

17.恐怖によって心を閉じたり、逃げ出したりしない。

18.たとえ賛同者がいなくても孤立することを恐れない。

19.他人に見下されてそのままなんて…絶対にイヤ!

1.メンタルの強さは、IQではなく、EQで!

2.本当の自信に満ち溢れている。

3.嫌な人ともうまく付き合う。

4.あらゆる変化を想定し受け入れている。

5.「イエスマン」にはならない。

6.「後悔」を生む原因が恐怖心にあると思っている。

7.「失敗は成功のもと」を本当に実践している。

8.失敗に「囚われない。」

9.幸せの基準は自分で決める。

10.嫉妬しない・妬まない・お祝いする・感謝する。

11.運動をすることで社会性や知性をレベルアップする。

12.睡眠の確保は「最優先事項」

13.カフェインの摂取量をコントロールしている。

14.相手を許すために謝罪なんて待たない。

15.とにかくポジティブ!

1.相手の気持ちになれる。

2.偏見を持たない、嫉妬しない。

3.知ったかぶりをしない。

4.素直に謝れる。

5.意見を押し付けない。

6.見返りを求めない。

7.媚を売らない。

8.運にばかり頼らない。

9.臨機応変に行動できる。

10.直感を信じる。

11.自分を責めない。

12. しっかりとした金銭感覚がある。

13.不屈の精神を持っている。

14.常に学ぶ姿勢でいる。

15.体調管理ができる。

16.殻を突き破る勇気がある。

17.無駄にエネルギーを使わない。

18.時間を有効利用できる。

19.冷静さを忘れない。

20.時には人に甘えられる。

21.成功は自分次第だと知っている。

22.基本的にポジティブ。

23.完璧を求めない。

24.自己分析ができている。

25.ピンチでも「なんとかなるさ」と思える。

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感情をコントロールする「リアプレイザル」 

「ストレスは万病の元」と言われてきましたが、ストレスというものは、それ自体が体に悪いわけではありません。最近、「『ストレスは体に悪い』」という考え方が体に悪い」ということがわかってきました。つまり、「ストレスは大切だ」と思えば、ストレスは体にいいこともあるわけです。

アメリカでは、「ストレスは体に悪い」という考え方のせいで、年間約2万人が命を落としていると推測されています

ストレスは、もともと、自分を守るためのものです。

ですから、

痛みは「健康の源」であり、

不安は「やる気の源」であり、

緊張は「集中力の源」であり、

悲しみは「優しさの源」なのです。

私たちは、失敗するから、成長できるのであり、悔しいから、頑張れるのです。このように、ストレスの長所を知ることが大切だと思います。

しかしながら、あまりに大きなストレスを受けると、体がマイナスに反応し、やはり病気になってしまいます。今あるストレスを小さくする方法として、困難をのりこえた経験を思い出すことや「下方比較」といって、自分よりも大変な境遇にある人と比べてみることも有効ですが、今回は「リアプレイザル」(Reappraisal,認知的再評価)という方法を紹介します。

これは、怒りやストレスを感じた時、「リ(re)=再び」「アプレイザル(appraisal)=評価」の言葉通り、自分の今感じている感情を再評価して新たに意味づけする方法です。ネガティブな感情の解釈を変えることで、感情をコントロールできます。

リアプレイザル」には、ポジティブな感情を増やそうとする場合と、ネガティブな感情を減らそうとする場合があります。前者の例は、「この悪い状況も将来自分の力になるはずだ」みたいな考え方で、後者の例は、「生きていれば悪いこともあるものだ」みたいな考え方があげられます。

リアプレイザル」には次の8種の方法があります。

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レジリエンスの強い性格になる!

東京に、メンタルヘルス対策やハラスメント対策、心理カウンセリング事業を展開している「ミーデン」という会社があります。公認心理師、臨床心理士、精神科医、産業カウンセラーらのこころのスペシャリストが力を合わせ、人と職場のメンタルヘルスに貢献するためにつくられた会社です。「ミーデン」とはギリシャ語で「ゼロ」を表します。世の中の自殺者をゼロにとの意味合いが込められているそうです。特に、メンタルヘルスとパワハラ防止に対して、多くのブログやYouTubeを提供しています。

ミーデン株式会社(企業向け産業医・メンタルヘルス対策)

ホームページ:https://meden.co.jp

同じコロナウイルスにかかっても、風邪症状で終わってしまう人から重症化して亡くなる人もいます。このような個人差が出るのは、人の体には免疫と言う病気にかかりにくい抵抗力があり、この免疫の力が個人によって異なるからです。

心の病気に関しても、同じストレスを受けながら何も感じない人もいれば、心の病気になる人もいます。例えば、災害の被害を受けると、2割くらいの人がPTSDという病気になります。同じ被害を受けながら8割の人がPTSDになりません。これは、人の心にも体の免疫に似たものがあり、その差によって、心を病む人と病まない人がいるのです。

このようなストレスへの心の抵抗力を「レジリエンス」と呼びます。レジリエンスとはストレスを跳ね返すという物理の言葉から来ています。心の免疫に相当するものがレジリエンスであり、心のつよさとも言えるでしょう。

すでに何らかの心の病気になっている人でもレジリエンスをつよめればその病気を跳ね返す力になります。レジリエンスは病気からの回復にも関係しています。

では、具体的にレジリエンスとはどのようなものでしょうか?

レジリエンスは脳の機能など様々な分野で研究されていますが、心理学ではレジリエンスに関係する性格の特徴が知られています。

レジリエンスが強いとされる性格の特徴を7つ紹介しましょう。

レジリエンスが強いとされる7つの性格特性

いつも「なんとかなるさ」という姿勢でいる人はレジリエンスが強い人です。コロナウイルスで世界が大変なことになりましたが、コロナのニュースを聞くたびに「世界が滅びてしまうのではないか」と考える人はレジリエンスが弱く、「マスクさえしてれば大丈夫」「ウイルスはいつかなくなる」と考えるような人はレジリエンスが強いのです。

楽観的になるとは、「病気はいつ治るのだろう」「いつまで薬を飲まされるのだろう」と考えるよりは、「いつか治るだろう」「医者を信じてしばらく薬を飲んでみよう」と気楽に考えることです。「病気を克服しよう」と頑張るよりも、治るのを気楽に待っている方が治りは早いということです。

物事に一喜一憂しやすい人は、良いことだと喜びすぎて慎重さを失い、悪いことだと不安になり過ぎてもっと悪いことを考えてしまいます。感情に振り回されて心が安定しない人はレジリエンスが弱いのです。何かに動揺しても、一旦冷静になって客観的に考えることができる人はレジリエンスが強いのです。

心の病気は数か月単位でゆっくり回復します。日々の回復は、良くなったと思っても、翌日には悪くなり、たとえれば、「3歩進んで2歩下がる」というイメージです。症状が変化する度に「良くなった」「悪くなった」と一喜一憂しては心が安定しません。症状が「良くなっても慎重に」「悪くなっても希望を失わない」という姿勢が大切です。

諦められるとは、執着しないということです。終わったことなど、どうにもならないことに執着しない人はレジリエンスが強い人です。病気で夢や理想を失ってしまうことがあります。失った夢、理想は取り戻せないので、できるだけ早めにあきらめて、次の目標をつくる方が病気の回復につながります。 

また、病気になると、誰のせいで病気になったと原因を考えがちです。それに執着していると恨みの気持ちが増幅するだけで、病気はよけい悪くなってしまいます。原因を追究するよりも、「これからどうしよう」と考える方が病気を跳ね返す力になります。病気を通して新しい人生にリセットです。

物事の悪い面よりも、良い面を見つけられる人はレジリエンスの強い人です。職場の嫌な上司でも、「実はこんな良い面もある」と気づける人は、それほどストレスを感じずにやっていくことができます。

病気になると悪いことばかりです。でも注意して探してみると良いことがあるかも知れません。「病気で会社を辞める羽目になったけれども、家族の絆を深めることができた」と、病気になっても良いことに気づける人は回復も早くなるのです。

人間は、自分の利益のために生きるよりも、愛する人や大切な人のために生きようとすると力が湧いてきます。これがレジリエンスになります。家族のため、友人のため、社会のためと目的は様々ですが、自分以外の存在のために生きることは心の病気になりにくいのです。

しかし、病気になってしまうと、自分のことだけで精一杯になります。人に何かしてあげることは難しいかも知れません。そんな時は、家族や仲間や同じ病気で苦しんでいる人のために祈ってあげるだけでもレジリエンスは強くなります。

「ヒロシ」というお笑い芸人をご存じでしょうか? 自虐ネタといって、人気がないこと、失敗したこと、恥をかいたこと、お金がないこと、女性にもてないこと、こうした自分の不幸をすべて笑いのネタにしてしまいます。辛いことに深刻にならず、笑いに変えてしまうのです。うまく行かないことを恨みに思うよりも、笑い飛ばした方が心の病気になりません。ユーモアがある人はレジリエンスが強いのです。

ユーモアのセンスを高めるには、お笑い番組を見るのが良いでしょう。何気なく時間潰しに見ていたお笑い番組が、実は治療に役立っているのです。ただし、あまり辛いときは「こんなに苦しいのに、何くだらないこと言ってるんだ!」と逆効果になってしまうので、調子の悪い時は無理して見ない方がいいでしょう。

タイトル ユーモア
ユーモアを大切に!・・・人を笑わせる技術がなければ、人の上に立つこともできない。「笑う門には福来たる」「笑いは百薬の長」「一笑一若」・・・笑いは肉体の健康の源であると同時に、精神の健康の源です。人を笑わせるためのユーモアやジョークは、機械でいえば潤滑油のようなもので、ギスギスしがちな人間関係の歯車をスムーズに回転させるためのものです。人を笑わせる技術がなければ、人の上に立つこともできません。 慶応義塾大学の西岡秀雄名誉教授が、「日本人は、IQばかり問題にするが、もっとHQ(ユーモア指数)を大事にすべきです」と提唱されています。 笑いには、免疫力を高める,ひらめきを与える,血行を促進する,ストレスを解消する,コミュニケーションを円滑にする,など、精神的にも肉体的にも、大きな効果があります。 レジリエンスの強い性格についても紹介しましょう。...

コロナ治療に免疫療法というものがあります。すでにコロナに打ち勝った人の免疫の成分を分けてもらう治療です。このように他人の免疫の一部は受け取ることができます。レジリエンスも同じことが言えます。一人で立ち向かえないストレスには、家族や仲間と支え合いながら立ち向かえばいいのです。理解者がいることはレジリエンスも強くなるのです。

タイトル 怒りをコントロール
〝怒り〟をコントロールせよ!…アンガーマネジメント・エニアグラム・6秒の奇跡を紹介かつて、徳川家康は、「怒りは敵と思え」と言い、戒めました。島田 妙子さんがアンガーマネジメントの重要性を説いています。自分の怒り度テストをし、ストレスのベスト解消法を調べて見ましょう。 人の「心」は脳の中にあります。脳は様々な脳内物質に左右されています。感情に伴う脳内ホルモンを変えるスイッチは「顔」です。普段から笑顔の練習をしましょう。 ジェームズは、「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。」と述べています。 人間の精神構造のモデル「エニアグラム」を日本に初めて紹介された鈴木秀子先生が、「6秒の奇跡」と呼ばれる方法を紹介されています。...

「メンタル・タフネス」を手に入れよう!

アメリカの心理療法士であり作家のエイミー・モーリンが、「メンタル・タフネス」を身につけ、ストレスに強くなる習慣について提唱をしています。

図表 メンタル本

1. 1日15分、その日を振り返る。

2. 週にひとつは何かにチャレンジする。

3. 感謝の気持ちを3つ書き出す。

4. 健康の大切さを軽く見てはいけない。

5. 自分にも優しく。

6. 気持ちに正直になっていい。

7. 「夢」を「目標」に。

8. 家族や友人と過ごす時間を増やす。

9. 自分の価値観を信じる。

10. 身体に悪いことをひとつずつやめてみる。

1.自分を哀れに思わない。

2,誰にも自分を支配させない・ 

3.現状維持の習慣をやめる。 

4.どうにもならないことで悩まない。 

5,みんなにいい顔しない。 

6.挑戦する。 

7.過去を引きずらない。 

8.過去から学びこれからにつなげる。 

9.人に嫉妬しない。

10.一度の失敗でくじけない。

11.一人時間を豊かに。

12.うぬぼれを捨てて謙虚に。 

13.すぐに結果を求めない。

1.「私はもっと幸せになるべき!」

2.「すみません、これやっていいですか?」

3.「人生、一度きり」

4.「ただ正直に言っているだけ」

5.「他人の意見より自分の気持ち!」

メンタルが強い人がやめた13の習慣 (講談社+α新書) [ エイミー・モーリン ]

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タイトル ストレス対処法
ストレス対処法を学ぶ!~ハグのススメ~ストレスによって打ちひしがれることもあるでしょう。しかし、大事なことは、打ちひしがれた中でいかに立ち上がるかです。これはレジリエンス(回復力)とも呼ばれています。 また、人間のストレスの対処の仕方には、ストレッサーから逃げる、ストレッサーと闘う、ストレッサーに諂う(過剰反応する)、ストレッサーを従えてしまうなどがありますが、ハグをすると、脳内で、オキシトシン、エンドルフィン、セロトニン、ドーパミンなど様々なホルモンが分泌されることがわかっています。特に、セルフハグをおススメします。...
タイトル 病は気からメンタル
「病は気から」心の健康力を高めるには・・・昔から、「病は気から」と言われますが、心の健康を維持するには、いくつか心掛けなければならないことがあります。 安岡 正篤氏は、心の健康を保つ三原則について述べています。 ①心中常に、喜神を含むこと ②絶えず、感謝の念を含むこと ③常に陰徳を積むこと 強い精神力を持つための万能薬はありません。自分に合った方法をみつけることが大切だと思います。 ...

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うつ病などの精神疾患で休職している教員は、2023年の統計では7,000人を超え、3年連続過去最多となっています。

今、学校では、教員のメンタルケアが最重要課題の一つで、メンタル力を高めるための知識・技能が必要です。

心の健康力を高めるには、「メンタルタフネス」を高め、感情をコントロールする「リアプレイザル」を知り、「レジリエンス」の強い性格になることです。