心康らか
皆さん、おはようございます。
「健康」というと、大抵の人は肉体だと思っていますが、「心身統一法」を普及されたヨーガ行者で実業家の中村 天風氏は、「健」が肉体で「康」は心だと述べています。すなわち、体が健やかで、心が康(やす)らかであることを「健康」と呼ぶのです。心をプラス思考で康らかにすることが、健康の第一歩だということでしょう。
ゼロ磁場

さて、大阪府枚方市にある標高500mほどの小高い万年寺山の上に、意賀美(おかみ)神社が位置しています。「意賀美」と書きますが、京都の貴船神社の祭神と同じ高龗神(たかおかみのかみ)を主祭神としていることから、近くを流れる日本一の一級河川、淀川を鎮守する竜神様を祀っているのです。
最近、意賀美神社はパワースポットとして有名になりました。というのは、ここにも「ゼロ磁場」があるからです。意賀美神社では、分杭峠ほどの圧倒的な力を感じませんが、本殿階段に立つと、方位磁石の針がクルッと回ります。
「ゼロ磁場」とは、磁気のN極とS極がお互いに拮抗して打ち消し合い、磁力がほぼ存在しない状態のことを言います。
「ゼロ磁場」といえば、長野県伊那市にある分杭峠が有名ですが、他にも、日光東照宮、箱根九頭龍神社、愛知県の百間滝や豊川稲荷神社奥の院、皇大神宮別宮の瀧原宮、奈良県の天河神社や橿原神宮、愛媛県の石鎚山神社などにも「ゼロ磁場」があると言われています。
ゼロ磁場にいるとリラックス効果や集中力アップ、免疫力向上など体や心にいい影響があると言われています。
この地に暫くたたずんでいると、なんとなく、心の傷が癒され、活力が沸いてくる気になります。
心の健康を保つ方法
ある職場で、パワハラ&セクハラを平然とする課長がいました。その上の上司に相談しても、何の解決もありません。その職場では次々と部下たちは辞めていきます。どうしようもなくなって、辞めることのできない部下たちは、ある心理学者に相談しました。
そうすると、このようなアドバイスを受けたのです。
「その上司にはかわいそうだけれど、辞めてもらうしかないね。毎日、皆で次のように声をかけてください」
「●●課長、顔色がお悪いですね。」
「●●課長。どこか具合が悪いのですか?」
「●●課長、今日は早くお帰りになった方が・・・」
毎日毎日、いろんな部下からこのように声をかけてもらっていた課長は、1か月後、本当に病気になって、職場を去っていきました。
同じように、ちょっと熱っぽいなと思った時、5人の人達から「熱があるんじゃないの?」と言われると、殆どの人は本当に熱が出るそうです。
まあ、このようなブラックな手法を決して多用してはなりませんが、「病は気から」と言われるのは本当の話です。
心の健康を維持するには、いくつか心掛けなければならないことがあります。
まず、「自分に優しくする」ということです。多少欠点もあるけれど、良いところもたくさんある自分というのを認めることです。自分で自分のことを好きになると、私も「そんなにあかん人ではないわ」と思えるようになります。
次に、いい睡眠とバランスのとれた食事、そして適度な運動を習慣にすることです。
そして、クヨクヨせず、「何とかなる」を口癖にし、明るく笑い、欲張らず、「まだ良いほうだよ」と言いながら暮らすことです。
また、家庭は、ゆっくり、ゆったりできるところでありたいものです。自分には自分のことを分かってくれる人が何人かいると思えると、メンタルを壊すことはなくなるでしょう。
昭和の時代の宰相の知恵袋と言われた東洋思想家の安岡 正篤氏は、「こころに書き写す言葉」で、心の健康を保つ三原則について述べていますので紹介しましょう。
①心中常に、喜神を含むこと。
(常に喜ぶ心をもたなければいけない。)
②絶えず、感謝の念を含むこと。
③常に陰徳を積むこと。
(蔭ながら善いことをする。)
心の発癌性物質
私たちの周りには、コロナやO157などのウイルス(細菌)、発癌性物質など、体に有害な物質がいくらでも存在しています。当然、取り除かなければならないものや取り除くことのできるものはなくしていかなければなりませんが、完全になくすことは不可能でしょう。むしろ、ウイルスに感染しても、それに打ち克つことのできる抵抗力をもった体力をつけることが大切であり、もっとそのことが強調されてもよいのではないかと思います。
同じことは「心の健康」についてもいえるでしょう。口の中に入る有害物質と同様、目や耳から入ってくる「心の発癌性物質」とも言えるものが巷には溢れています。街に野放しになっているタバコやアルコール類の自動販売機、店頭に並ぶポルノ雑誌やビデオ、ばらまかれるテレクラのチラシ、家庭内に飛び込んでくる視聴率絶対優先のテレビ番組、友達を必要としないファミコンゲーム等々、これらを大腸菌のように消毒してなくしてしまうことは、まず不可能です。といって、それらから子どもたちを隔離するわけにもいきません。仮にそれができたとしても、これからますます情報化の進む社会で、抵抗力も免疫もないまま大人になって社会に出たら、もっと大変なことになるのは目に見えています。結局は、それに打ち克つだけの強い心(精神力)を子どもたちにも持たせることが必要なのではないでしょうか。
精神力を高めるには・・・
もっとも、精神力をつけるといっても、万能薬はありません。その人、その人なりに違うと思います。自分に合った方法をみつけることが大切だと思います。
心の健康を保ち、メンタルを強い人の特徴やメンタルを強くする方法をいくつか紹介しましょう。
メンタルの強い人の特徴
1.他人に期待しない。
2.自分軸で行動する。
3.人に頼ることができる。
4.周りの目を気にしない。
5.苦手な人とは関わらない。
6.きちんとした目標がある。
7.小さな成功体験を積み重ねている。
8.何でも「ま、いっか」で済ませることができる。
メンタルが強い人の「7つの習慣」
1.好きなことをする。
2.構える。
3.区切る。(①時間 ②空間 ③五感)
4.捨てる。
5.体を使う。
6.書く・話す・読む。
7.新しい出会いを求める。
メンタル・タフネスを手に入れるための習慣づくり10場面
(アメリカの心理療法士・作家エイミー・モーリン)
1. 1日15分、その日を振り返る。
2. 週にひとつは何かにチャレンジする。
3. 感謝の気持ちを3つ書き出す。
4. 健康の大切さを軽く見てはいけない。
5. 自分にも優しく。
6. 気持ちに正直になっていい。
7. 「夢」を「目標」に。
8. 家族や友人と過ごす時間を増やす。
9. 自分の価値観を信じる。
10. 身体に悪いことをひとつずつやめてみる。
メンタルが強い人がやめた13の習慣
1.自分を哀れに思わない。
2,誰にも自分を支配させない・
3.現状維持の習慣をやめる。
4.どうにもならないことで悩まない。
5,みんなにいい顔しない。
6.挑戦する。
7.過去を引きずらない。
8.過去から学びこれからにつなげる。
9.人に嫉妬しない。
10.一度の失敗でくじけない。
11.一人時間を豊かに。
12.うぬぼれを捨てて謙虚に。
13.すぐに結果を求めない。
メンタルヘルスに悪い食生活
(ミーデン)
1.カロリーの取り過ぎ
2.甘い物の取り過ぎ
3.お酒の飲み過ぎ
4.野菜を食べない。
5.間食と夜食が多い。
メンタルを強く方法
(Youtuber心理カウンセラー、ラッキー)
1.腸内環境を整える。
2.メンタルが弱くなる悪い習慣をやめる。
【腸にいいこと】
①食物繊維をとる(芋、豆、野菜、果物、海藻、青汁、野菜ジュースetc.)
②発酵食品を食べる(ヨーグルト・チーズ・キムチ・納豆・漬物・味噌)
③プロバイオティクス(ビフィズス菌や乳酸菌のサプリメント)
④運動(ウォーキングやジョギングなど)
【腸に悪いこと】
①脂っこい食事
②食べ過ぎ
③かたよった食事
④ストレス


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まとめ
昔から、「病は気から」と言われますが、心の健康を維持するには、いくつか心掛けなければならないことがあります。
安岡 正篤氏は、心の健康を保つ三原則について述べています。
①心中常に、喜神を含むこと
②絶えず、感謝の念を含むこと
③常に陰徳を積むこと
強い精神力を持つための万能薬はありません。自分に合った方法をみつけることが大切だと思います。