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校長だより

タイトル 学校だより
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校長だよりの発行にあたって

校長時代、「校長だより」(校長通信)を発行していました。

学校経営をしていくうえで、校長が教職員に伝えなければならないメッセージは山ほどあります。しかし、朝の職員朝礼や職員会議で訓示を垂れたり、おススメの本や研修会を紹介したりするだけでは、あまり成果は上がりません。

そこで、私はせっせと校長だよりを発行してきました。

学級担任が週に1回以上のペースで学級通信を発行すると、1年後には学級経営において、大きな差が出てきます。

タイトル 道徳・学級通信
中学生の道徳性を育む教育に有効な担任の取組について週1回以上、学級通信を発行しているクラスは、中学生の道徳性を育み、問題行動が激減することを実証した。...

校長だよりを発行すると、教職員の健康面,教育観・人生観,教師力(授業力・生徒指導力),社会情勢・動向の把握などの啓蒙教育として大変効果があります。

タイトル 特色ある教育活動の実践によって教育成果をあげた事例
特色ある教育活動の実践によって教育成果をあげた事例特色ある教育活動の実践によって荒れた中学校を立て直し、教育成果をあげた事例を紹介...
校長だより発行に際して

不定期に発行するなら、むしろ出さない方がいいと思います。出さない時期が長引くと、「校長先生は忙しいのだろう」と思われます。校長が忙しいと思わせることはよくありません。もっとも、途中でやめたりするのはもっとよくありません。信頼を失う元です。

校長は「暇」そうにしておくことが、創造的・活気的な教育活動が行える礎なのです。だから、私は毎日、例外なく、A4版・2ページ分の校長だよりを発行してきました。

自慢話や自分の成功体験を書くことは、極力避けます。むしろ、失敗談苦労話を書くように努めるべきです。

マウントをとるというのは、読んでもらっている教職員を下に見ることであり、マウントをとるような内容を書くと、教職員は自信をなくしたりするだけでなく、不快感を抱いたり、かえって信用をなくしたりする結果となるでしょう。

一人の教職員の言動や勤務の様子(授業や部活動の成果など)を褒めるような内容を書いてはいけません。一人の教職員だけを褒めることは、どの教職員とも公平に接しているとは言い難く、反感や妬みをかうことになるでしょう。褒める時は、教職員全体を褒めましょう。

校長だよりを印刷することは、まず、紙の節約面から考えてやめましょう。また、もし、印刷した校長だよりが捨てられていたり、児童生徒の目に触れたりすることで、無用なトラブルが生じます。データで回覧する方がいいと思います。

可能な限り、身近な出来事や「今日は何の日」など、教職員の話題や児童・生徒への話に使えそうな内容を選びます。

校長だより発行のねらいのひとつは、教職員へ啓蒙です。校長の学校経営方針を明確に示して理解してもらうとともに、「プロの教育者」としての自覚や「学校経営参画意識」を高めることです。学校だよりや全校朝礼の話と重ならないよう、また、説教じみた話にならないように注意することも大切です。

では、実際にどんな校長だよりを発行してきたのか、その一部を紹介しましょう。

タイトル 仕事前の「サイキングアップ」
仕事前の「サイキングアップ」「サイキングアップ」psyching upとは、精神的な緊張や興奮水準を高め、闘志をかき立てるスポーツにおいて、試合前に行うウォーミングアップのようなもので、「気合いを入れる」行為です。 居酒屋「てっぺん」で実施されている「すごい朝礼」は、アスリートが競技に入る直前の最適戦闘状態と同じものを作り上げています。 全校朝礼でも、校長がいい話をすると、生徒や先生たちが夢や希望を抱き、「1週間、さあ頑張ろう」と元気を出して過ごすことができます。 「皆さん、おはようございます」授業では教えない“生き方”教育-スライドで語る全校朝礼のお話ーの本を紹介します。 ...

4月18日 ベクトルを合わせて・全校朝礼について

5月10日 仕事とは?・プロの教育者

5月23日 勉強法・「聞く」こと

6月14日 教師の仕事・教育観

7月8日 リフレーミング・進路指導

9月29日 一人の子を大切に!・幸福度

10月26日 癖を生かす!・顔を作る!

11月24日 人間関係・良い「質問」

12月8日 歴史の真実・言葉/メールの誤解(トラブル)

12月19日 親育て・マラソン

1月18日 学校のきまり・災害(火事)注意

1月19日 子育て・カラオケ健康法

2月6日 学校評価・受験

3月20日 春は〇〇から・魔法の言葉