皆さん、おはようございます。
部活動顧問を引き受けた。
学生時代に経験があった方がいいと思うかもしれないが、それは間違いである。
選手と監督は違う。
いくら選手経験があっても、いい監督にはなれない。
むしろ、選手経験がいい監督になるための阻害条件になることもある。
実は、試合中に、「なんで、そんなプレーをするのだ?」「なんで、できないんだ?」と、
「なんで」「なんで」を連発し怒鳴っている監督ほど、選手経験がある人が多い。
これからお話するようなことを意識して、いい監督になって欲しい。
「顧問」や「コーチ」はいくらでもいる。いい「監督」になろう!
(1) 負けるのは監督のせい。
(2) 試合に負けた時に差が出る。
⇒コーチは選手を叱る。監督は素直に勉強する。
(3) 名監督は、仕事でもよきリーダーである。
チームスポーツの勝敗の結果(P)を左右する6要因
P=①体力・体格×②技術(スキル)×③戦術(作戦)×④精神力×⑤チームワーク×⑥運
(1) ④精神力・・・指導者は「心理学」を学ぶべき。
(2) ③戦術(作戦)で指導者の差がつく。・・・スカウト、レギュラー、ポジションetc.
(3) チーム作りに、➄チームワークを一番大切にしたい。
四六時中、「スポーツ頭」にする。
(1)勉強との両立指導・進路指導を責任を持って行う。
(2)からだ作り・・・差が出るのは、ボールを触っていない時
※トレーニング⇒食事⇒睡眠のグリコーゲンローディング法を取り入れる。
(3) 日常生活リズム作り
※睡眠(寝る子は育つ)・快眠・快食・快便の指導
チーム作りすべては、監督のあり方に関わっている。
(1)愛されるチームは強い。
監督だけが生徒に影響を与えているわけではない。
⇒そのためには・・・
・ルールを守ること。
・挨拶をすすんで行うこと。
・率先して奉仕活動を行うこと。
(2)リーダーを育てているチームは強い。
監督がいつも練習に参加できる訳ではない。
⇒そのためには・・・
・監督の意図を組め,かつ、部員からの人望のある,キャプテンやマネージャを育てること。
(3)試合を想定して練習をするチームは強い。
練習のための練習をしていないか?
⇒そのためには
・ムダ・ムリ・ムラのない練習であるかを常にチェックすること。
・学ぶ指導者=柔軟な姿勢であること。
(4)勝つことを目標にしているチームは強い。
「負けていい」と言う監督は指導者失格
⇒そのためには・・・
・楽しみながらであっても、自分に克つためであっても、正当な手段で試合に勝つことを掲げる。
(ただし、「勝利至上主義」の指導はトラブルのもと。)
(5)勉強と両立しているチームは強い。
「学業成績」 = (学習意欲) × 質[学習方法] × 量[学習時間]
⇒そのためには
・学習方法を工夫させる。
・トレーニング→食事→睡眠のサイクルを確立させる。
(6)からだ作りを意識しているチームは強い。
差が出るのはボールを触っていない時
⇒そのためには・・・
・トレーニング→食事→睡眠のサイクル
・筋力トレーニングを重視
・ストレッチ(柔軟運動)の習慣化
・全身持久力の向上
・TD(トレーニング・ダイアリー)の記入
強いチームの十箇条
強いチームは、みな、紳士である。冷静である。優しい。厳しい。
頭がいい(機転が利く)。 負けず嫌いだ。
ハツラツとしている。もてる。自分の学校が大好きだ。
そして、強いチームは、みな、監督が大好きだ。
指導者・・・これぞ「人の上に立つ人」
真の指導者は必ず謙虚で、私が無く、自己の利害・欲望によって汚されない良心から起つべきものである。
社会の善のため、人類の幸福と進歩のために指導し、私心を満たすためにするのではない。賢明な指導者は、何よりも、まず自分自身の指導者、模範となるよう心掛けるべきだ。
(安岡正篤「こころに書き写す言葉」より)
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