五月病
皆さん、おはようございます。
ゴールデンウィークが終わり、風薫るさわやかな季節で、スポーツをするにも学問に励むにも絶好の季節となりました。しかし、4月に新しい環境になって「さあ、頑張るぞ!」と無理を重ねてきた人に限って、この時期、無気力,引きこもり,軽うつ気分などの症状を示すことがあります。いわゆる「五月病」です。
しかし、コピーライターの梅田 悟司氏によると、『五月病』だけでなく、実は、毎月いろんな病気があるそうです。
四月病:新生活への不適合感
五月病:GW明けダルい
六月病:マリッジブルー
七月病:熱いし台風だしダルい
八月病:夏休みになぜ私だけ仕事…
九月病:SW明けダルい
十月病:日照時間が短くて鬱々
十一月病:今年も終わりだヤバい
十二月病:クリスマス1人かいっ!
一月病:正月明けダルい
二月病:バレンタインデーが憂鬱
三月病:新生活への緊張感
アメリカの精神科医ウォルターズは、「五月病」を“Student Apathy”と名付けていますが、五月病にかからないためのこつは、
①自分の好きなことをして短時間の気分転換(リフレッシュ)をする,
②スポーツなどで、とにかく汗をかき、デトックスする(毒素を出す),
③いい本を読む。(いい映画を見ることもおススメでしょう。)
④前向きな人と話をする,⑤夏休みの楽しい計画を立てる,
だそうです。
私は、「五月病」Student Apathyにならないコツとして、安岡 正篤氏の「こころに書き写す言葉」にある、「健康になるための三原則」を推奨します。
①心中常に、喜神を含むこと。(常に喜ぶ心をもたなければいけない。)
②絶えず、感謝の念を含むこと。
③常に、陰徳を積むこと。(蔭ながら善いことをする。)
病気になる秘訣
古くから語り伝えられてきた言葉『病は気から』。意味は、「病気は気持ちしだいで、良くもなれば悪くもなる」というものです。
お腹が痛かったけど、友達と遊んでいたら忘れたとか、明日のテストが嫌で学校を休みたいと思っていたら本当に熱が出たなどという経験がある方もいるかもしれません。
「病は気から」は単なることわざや言い伝えではなく、科学的にも正しいことがいくつかの実証実験で証明されています。
2014年、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの鈴木 一博准教授らの研究グループは、交感神経から分泌される神経伝達物質ノルアドレナリンが、β 2 アドレナリン受容体を介してリンパ球の体内動態制御する仕組みを分子レベルで解明し、このメカニズムが炎症性疾患の病態にも関わることを突き止めました。すなわち、交感神経が免疫に及ぼす影響をリンパ球の体内動態に注目して解析し、ストレスや気分など精神的な作用が免疫機能の調節に関わるメカニズムを明らかにしました。
また、2017年、北海道大学の村上 正晃教授(免疫学)のチームが、ストレスが胃腸などの消化器系疾患を起こしたり、突然死を引き起こしたりするメカニズムを解明しています。
免疫とは、細菌やウイルスなどの外敵から体を守るための機能で、もともと体に備わっている免疫の1つにナチュラルキラー細胞(NK細胞)というものがあり、体内に細菌やウイルスなどの外敵が侵入した際、攻撃し排除します。このナチュラルキラー細胞が機能していれば、免疫力が高い状態でいられます。そこへ精神的ストレスが加わった時、脳内に小さな炎症が起きます。炎症が小さいうちはいいのですが、ナチュラルキラー細胞でも対処しきれないほどの炎症になってしまうと、免疫機能が低下して病気にかかりやすい状態になってしまうのです。
さて、大阪の梅田にある大北メディカルクリニックの松永 敦院長は、TBSラジオの医療番組「Dr.松永の聞こえるクリニック」を担当するなど、日々の健康面についてのコメンテーターとして活躍されていますが、35歳の時に癌になり、手術をしたものの半年で再発するという経験をお持ちです。しかし、再発時には抗がん剤や放射線療法などを使わずに、食事療法やサプリメント療法、運動療法、その他の代替医療を治療法として選択し、その結果、大きな後遺症もなく、完治することができたのだそうです。
その松永院長が、『病は気から』ということを実証しつつも、「病気になる秘訣」を述べています。
「どうか怒らないで聞いていただきたいのですが・・・」と前置きをしつつ、「病気になる秘訣」についてコメントをしています。つまり、人が病気になる時というのは、「病気になることで自分自身にとって都合のよい理由、または言い訳があることが多い」ということです。もちろん、毒を飲んだとか、凄い病原菌が身体の中に入ってきたとなれば、これは日頃どんな予防をしようとも準備をしようとも、とても人間には太刀打ちできませんが、普通の生活をしているなかでは、病気にかかりやすい人とそうでない人の差が出てきます。病気になるんじゃないかなるんじゃないかと年中心配している人の方が病気になりやすく、そんなことよりも今やっていることに夢中になっている人、つまり、自分が何をしたいか、どう生きたいかを考えてそれを実行して生きることを選択している人の方が、病気になる確率が少ないとおっしゃっています。
逆にいえば、気分が落ち込まないようにポジティブでいられれば、病気になりにくいということでしょう。
ケンタッキー大学のデボラ・ダナー教授は、言葉の寿命への影響を研究しています。「楽しい」「嬉しい」などポジティブな言葉を使う人と、「寂しい」「悲しい」などネガティブな言葉を使う人の60年後の生存率を調べた研究です。その結果はポジティブな言葉を使う人の生存率は約90%、ネガティブな言葉を使う人は約34%でした。
また、特に健康維持に大切だと注目されているのが「笑い」です。笑いが健康にもたらす影響の研究では、アレルギー症状や血糖値の改善、ナチュラルキラー細胞の活性化など、良い効果がたくさん確認されています。
大阪吉本興業のグランド花月で行われた実験では、漫才・落語・新喜劇の見物前後に血液検査を行った結果、観客18人中14人がナチュラルキラー細胞の活性値が上昇したそうです。まさに「笑う門には福来たる」です。よく笑って過ごせば、ストレスを過剰に重く受け止めることが減り、免疫も向上するというわけです。
次に、病気にならないために、日常生活で心掛けたいことをあげておきましょう。
1.イライラ、くよくよせず、
2.明るく朗らかに喜び楽しみ、
3.夢中になれる趣味を持って、
4.毎日リラックスできる時間を設け、
5.積極的なプラス思考を持つ。
病気にならない7つのルール
世界で初めて新谷式といわれる「コロノスコープ挿入法」を考案し、開腹手術することなくポリープ切除(コロノスコピー)に成功した内視鏡分野の世界的権威の新谷 弘実医学博士(アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授)は、 若々しく、健康であるために、体内酵素「ミラクル・エンザイム」の維持と活性化が重要であるとし、良い「胃相・腸相」を作るための食生活・生活習慣として、「シンヤ・ビオジマ」(シンヤ健康法)の波及に努めています。
体内酵素「ミラクル・エンザイム」の消耗を防ぎ、維持することは、病気の予防また若さと健康を保つ秘訣であり、健康にして長寿になる基本といえます。「シンヤ・ビオジマ」はその酵素を最も活性化させるためのキーワードを7つにまとめています。
ハリウッド俳優をはじめ、世界的企業トップの専任医師といった世界各国のVIPから信頼され、35万人以上の胃腸を診察し、膨大な臨床経験を基にした『予防医学』の世界的権威として、著書『病気にならない生き方』シリーズは、200万部を超す大ベストセラーにもなっています。
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良い「胃相・腸相」は7つの基本要素から生まれる!
若々しさには、①食歴・②生活習慣・③水・④睡眠・⑤生活環境・⑥心の持ち方が大きく作用します。
(1)良い食事とサプリメントをとる。
私たちの体を養っているのは、日々の食事です。体内酵素を豊富に含む良い食べものをできるだけ新鮮な状態で食べること。それが胃腸を美しく保つ基本です。胃腸に負担をかけ、腸内で毒素を発生させやすい動物食、体の中で活性酸素を生み出す添加物や農薬を含む食べものを避け、無農薬、有機栽培の植物食を中心とした食事を心がけましょう。
成人の歯32本のうち、臼歯20本:門歯8本:犬歯4本=5:2:1は、豆類や穀物を食べるための歯が「5」、野菜や果物を食べる歯が「2」、魚や肉を食べる歯が「1」となっており、これを植物食と動物食に分けると7対1になるそうです。
したがって、理想のバランスは、植物食85%、動物食15%です。穀物と野菜類を食事の中心とし、肉や魚、乳製品、卵などの動物性の食事はなるべく控え、1日に100グラム程度に抑えるのが望ましいと言われています。
(2)良い水を飲む。
全身の60~70%を水分が占めている私たちの体は、常に新鮮で良い水を必要としています。良い水は、不要になった老廃物や体内に溜まった毒素を素早く排出すると同時に、体内酵素や腸内細菌を活性化させます。毎日、適切な量の良い水を規則正しく飲むことを習慣づけましょう。
室温くらいのぬるめの水を、朝の起き抜けに500cc、昼食の1時間前に500cc、夕食の1時間前に500cc、ゆっくりと飲むのがいいそうです。
(3)正しい排泄をする。
便秘や停滞便は、毒素を生み出し腸内環境を悪化させます。腸内環境の悪化は、解毒のために体内酵素を大量に消耗させるだけでなく、酵素を生成してくれる良い腸内細菌にも深刻なダメージを与えてしまいます。便秘・停滞便は万病のもとです。毎日の規則正しい排便を心がけましょう。
(4)適度な運動をする。
適度な運動は、血液、リンパ、胃腸、尿、肺から取り込んだ空気、そして気といった、「体内の流れ」を良くし、基礎代謝、免疫力、抵抗力、気力などを高める作用があります。ただし、過度な運動は体内酵素の消耗を招くので、無理をせず、体内酵素を活性化させる「適度」な運動を心がけましょう。個人差はありますが、1日に3~4㎞のウォーキングや筋肉のストレッチを週に4~5回ぐらいが適度な運動の目安です。
(5)正しい呼吸をする。
正しい呼吸は、乱れやすい自律神経のバランスを整え、免疫力の向上に役立ちます。短く吸ってゆっくり長く吐く腹式呼吸を、1時間に4~5回程度、できるだけ空気のきれいな場所で行いましょう。
(6)上手に休息と睡眠をとる。
体内酵素は休息・睡眠中に生成されるので、充分な睡眠を心がけることは、体内酵素を豊富に保つためにとても大切です。昼寝は体内酵素の消耗を押さえ、回復に役立つ良い習慣です。日中、疲れや眠気を感じたら、15~30分程度、目を閉じて楽な体勢で休むことを心がけましょう。
(7)笑いと幸福感をもって生きる。
ポジティブな思考と幸福感(ハピネス)は、免疫力、ホルモン分泌、自律神経の働きを整え、体内酵素を活性化させて病気を予防します。万病のもとといわれるストレスを解消するためにも、普段から、好きな音楽を聴いたり、瞑想やヨガ、ゴルフなど、趣味を積極的に楽しむようにしましょう。
・「疲れた」ではなく「今日も頑張ったなあ!」
・「面倒くさい」ではなく「早く済ませて○○しよう!」
・「たいへんだ」ではなく「やりがいがある!」
ストレスをためない8つのコツ
心の感情は、からだの感覚とリンクしています。
たとえば、緊張や極度の責任感は、肩や首筋に症状が出ます。昔から、「肩の荷がおりる」とか、「借金で首が回らない」という表現がありますね。
また、愛情の欠乏、孤独感、自己嫌悪は、胸に症状が出ます。「胸が痛む」「胸にポカンと穴があく」という表現があります。
さらに、言いたいことが言えない時や自己表現の抑圧は、喉に,やりたくないことを我慢してやっていると胃に,不安、恐れ、怒りなどの感情がある時は、下腹にそれぞれ症状が出ます。
体の不調がある時は、ストレスが溜まっていないかチェックし、ストレスを緩和することに力を注ぐべきです。
先ほどあげた新谷 弘実先生は、ベストセラー『病気にならない生き方』シリーズで、ストレスをためない8つのこつもあげています。
①リラックスする時間をもつ。
②自分にやさしくする。
③嫌なことは「ノー」と言う。
④ストレスは笑い飛ばす。
⑤ストレスを感じたら、人に話す。
⑥趣味を持つ。
⑦瞑想ヨガをする。
⑧好きな音楽をきく。
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