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お寿司の話「貧乏人は寿司で健康を害します」

写真 魚 アカマンボウ
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お寿司の日

近年は、100円寿司店や回転寿司店が乱立され、お寿司はすっかり庶民の食べ物になりましたが、ひと昔前は寿司は高級食品でした。しかし、日本人は、年がら年中、寿司を食べてきました。寿司の日だけをあげても、ざっとこれだけあります。

1月10日 さんま寿司の日

2月最初の午の日 初午いなり寿司の日

2月2日頃(節分の日:立春の前日) 巻寿司の日

3月3日 春のちらし寿司の日 

3月8日 鯖すしの日

5月3日頃(節分の日:立夏の前日) 巻寿司の日

6月18日 国際寿司の日

6月19日 立喰い寿司の日

6月27日 ちらし寿司の日

8月6日頃(節分の日:立秋の前日) 巻寿司の日

9月9日 手巻寿司の日

9月15日 大阪寿司の日

11月1日 全国すしの日

11月6日頃(節分の日:立冬の前日) 巻寿司の日

11月22日 回転寿司記念日

節分行事に「巻き寿司」を食べるのは?

節分とは、季節の変わり目である「立春・立夏・立秋・立冬」の前日のことで、年に4回あります。いずれの日も「巻寿司の日」とされていますが、旧暦における一年の始まりの日である「立春」の前日が最も重視され、一般に節分といえば、立春の前日のことを指すようになりました。

さて、節分の夜、その年の恵方に向かって、目を閉じて願い事を思い浮かべながら、無言で太巻きを丸かじりをする風習があります。太い巻き寿司をラッパを吹くようにくわえて恵方に向かって私語を交えずに丸ごと食べる事により、一年間良い事があるといわれています。

この恵方巻の起源は、豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴が節分の前日に巻きずしの様な物を食べて出陣し、戦いに大勝利を収めたという故事を元にしていると言われています。しかし、「巻き寿司のまるかぶり」が節分のイベントとして世間に浸透してきたのは、実は大阪が発祥の地で、大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行った行事をマスコミが取り上げ、全国の食品メーカーがそれに便乗して全国に広まったのだそうです。巻き寿司を使うの理由は、「福を巻き込む」からで、また、まるごと食べるのは、「縁を切らないために包丁を入れない」ということだそうです。

ちなみに恵方は、その年の十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)のうち、甲・己の年が「東北東やや東」、乙・庚の年が「西南西やや西」、丙・辛・戊・癸の年が「南南東やや南」、丁・壬の年が「北北西やや北」とされ、5年ごとに同じパターンをたどります。

恵方巻きの具材は何でも良いそうですが、七福神に因んで、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、伊達巻、うなぎ、でんぶ、その等の七種類の具を入れるのが良いとされています。

寿司のミニ歴史

お寿司の起源は、今から約2400年前の東南アジアの「なれずし(熟鮓)」だったとされています。「なれずし」は発酵食品で、米粒がどろどろになるまでしっかり発酵させるのが特徴です。当時、山岳地帯に住んでいた民族が、手に入りにくかった魚を長期保存するための方法として編み出したものだそうです。

そして、日本の寿司の原型といわれているのが、近江(滋賀県)の「鮒寿し」で、千年以上の歴史を誇ります。これも、発酵を行わせて作る「なれずし」の一種です。

しかし、今から約700年前、室町時代以降に入ると、発酵がまだ充分進んでない米が原型を留めているうちに魚と米を一緒に食べるようになり、これを「生なれずし」と言いました。

また、今から約300年前の江戸時代になると、乳酸発酵による酸っぱさを酢で代用するようになり、酢で米に味付けをし、魚と合わせて食べるようになりました。これが「早ずし」です。

それから、今から200年前の江戸時代後期になって、今、私たちが食べている「握り寿司」が誕生します。この握り寿司を発明し、世に広めたのが、与兵衛寿司の主人、華屋与兵衛でした。与兵衛は、ミツカンの初代創始者、中野又左衛門が開発した粕酢を使用したシャリを開発し、そのシャリに殺菌効果のあるわさびを初めて加えて魚とともに握ったのでした。

「安くて、早くて、美味い」握り寿司は、江戸っ子達の間で瞬く間に人気が広がっていき、寿司の屋台がどんどん増えていきました。また、当時は冷蔵技術がなかったため、腐らないように東京湾の魚を塩や醤油や酢に漬け込み、手を加えたネタを握っていたところから、「江戸前寿司」と呼ばれるようになりました。

しかし、老中、水野忠邦は「天保の改革」により、質素倹約を命じ、庶民の贅沢を禁じました。それにより、贅沢品を生み出す江戸の寿司職人達は皆、牢屋に閉じ込められてしまったのです。与兵衛もその一人で、江戸の街からは寿司屋が消えてしまいました。

その後、水野忠邦は庶民の怒りを買って失脚し、与兵衛も無事に解放されました。与兵衛は、牢屋の中でもお客の笑顔を思い出しながら、寿司のことを考え続けていました。待っていたかのように、庶民達は与兵衛の寿司屋に押しかけ、与兵衛寿司は大繁盛しました。

権力に屈することなく、寿司へのひたむきな想いを持ち続けた与兵衛がいなければ、今日の寿司という日本の伝統文化はここまで受け継がれてこなかったかもしれませんね。

寿司COMPLETE

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「貧乏でも大丈夫!」

さて、今や寿司は大衆食品となりましたが、ひと昔までは、貧乏人の口には入らない食べ物でした。

漫才コンビB&B島田洋七の祖母、「佐賀のがばいばあちゃん」の名文句を紹介しましょう。

「貧乏には二通りある。暗い貧乏と明るい貧乏。

 うちは明るい貧乏だからよか。うちは貧乏5段・黒帯

 今のうちに貧乏しておけ! 

 金持ちになったら、旅行へ行ったり、寿司食ったり、着物を仕立てたり、

 忙しか。」

今の時代に生まれ育ってきて、寿司が簡単に食べれるのは幸せなことです。

しかし、先人たちは「貧乏で(も)幸せ」だと述べています。

寿司は体にいいのか?

寿司は、まぐろ、甘海老、ホタテ、ウニなど、材料のメインが魚介類です。魚介類には、豊富なタンパク質や不飽和脂肪酸が含まれています。これらは体の細胞を修復し、正常な生理機能を維持するために必要です。また、魚介類の多くにはオメガ3脂肪酸も多く含まれており、この成分は体全体の炎症を抑え、心臓病や心血管疾患のリスクを減らすのに役立ちます。

従って、寿司は「完全栄養食」「健康食」「ダイエット食品」だと言われてきました。タンパク質、脂質、糖質などのマクロ栄養素の比率がほぼ完璧であり、ミネラルやビタミンなどの微量栄養素も豊富です。

また、イカやタコ、エビには、タウリンが豊富です。タウリンは肝機能のサポート、コレステロールの低下、高血圧の予防などに効果が期待できます。

さらに、ホタテやミル貝、トリ貝などの貝類は、高たんぱく質、低脂質な寿司ネタです。鉄やマグネシウム、亜鉛などのミネラル豊富に含まれています。

ウナギ、アナゴ、ウニには、疲れ目に効くビタミンAが豊富です。

高級寿司店ではありえないでしょうが、激安回転寿司では、ホンモノの寿司ネタは出しておらず、代用魚(偽装ネタ)がほとんどだそうです。

代用魚(偽装ネタ)の例

・マグロ→深海魚アカマンボウ(別名:マンダイ)

・カツオ→南半球産のアロツナス

・サーモン→淡水養殖のニジマス

・ブリ→南半球に棲息するワレフーまたはオキメダイ

・タイ→モザンビークティラピア、ナイルティラピア、アメリカナマズ

・ヒラメ→アメリカナマズまたはカラスガレイ、アブラガレイ、イバラヒゲなど

・カンパチ・ハマチ→養殖スギまたはシイラ

・スズキ→巨大淡水肉食魚のナイルパーチ

・クエ→アブラボウズ、チャイロマルハタ、ホウキハタ、ヤイトハタ

・サワラ→南半球のバラクータ

・マイワシ→ニシン科のスプラット

・ワカサギ→外来種の白身魚ペヘレイ

・アワビ→南米のロコ貝(和名アワビモドキ)やラパス貝

・ホッキ貝→北米産のアメリカウバガイ

・ホタテ→韓国産のイタヤガイ、アズマニシキイタヤガイ、マゼランツキヒガイ

・イクラ→ロシア、アラスカ産のシロザケの卵、またはマス子、カマス子、人造イクラも…

・筋子→マスの卵

・カラスミ→地中海産の畜養クロマグロの卵

・カズノコ→キングサーモンやシルバーサーモンの卵を脱色剤で白くした後、着色剤で黄色く発色させる。

・キャビア→ランプフィッシュ、トビウオ、ボラ、ニシン、タラ、ホウボウなど各種魚卵を合成着色剤で黒褐色に色付けする。

・子持ち昆布→子持ちでない昆布とシシャモの代用魚カベリンの卵を使った加工品。

・あん肝→スケトウダラやマダラの肝臓

危険な寿司ネタ

次に、健康に危険な寿司ネタをあげてみましょう。

マグロは食物連鎖の終わりに存在する大型魚なので、ダイオキシンやメチル水銀が大量に蓄積されているそうです。ダイオキシンは催奇性、発がん性があり、免疫系を破壊します。

また、激安回転寿司のマグロには、発色のためのタール色素が使われています。

タール色素は、海外では禁止になっていたり、食品メーカーに自主規制を要請したりしている国が多くあります。特に赤色系の色素には、がんやアレルギーを引き起こす可能性があるとされています。イギリスでは、注意欠陥障害を引きおこすリスクがあると判断され、ドイツでは、甲状腺に異常が生じる可能性があるということ、アメリカにおいては、ガンやアレルギーを引き起こす可能性があることが指摘され、使用禁止となっています。

発色をよくするタールと合わせて、発がん性物質のPCBやダイオキシンが自然界の数倍から10倍残留されているとの報告もあります。

激安回転寿司のサーモンはマスなどの代用魚で本物ではないので、元の魚肉は白色です。代用魚のエサに人工着色料を混ぜて食べさせ、サーモンらしい鮮やかなオレンジ色に変えています。エサには、養殖の際に感染症や病気にかからないよう、抗生物質が大量に添加されており、エサに添加された合成着色料は網膜剥離を引き起こすとも言われています。

ネギトロには、ショートニング(植物油脂)といわれるトランス脂肪酸が使われており、動脈硬化、糖尿病、認知症との関連性が指摘されています。ショートニング(植物油脂)は世界でも多くの国が禁止しているトランス脂肪酸です。

90%以上が輸入のエビになっています。そのため、長期輸送のために、加工された場所で多くの漂白剤やタールなどの発色剤が利用されている場合があります。

外食産業で広く使用されているのは粉末卵です。中国産の全卵紛からメラミン粉が検出され、液卵からはサルモネラ菌や黄色ブドウ球菌も検出されたことがあります。

本来のイカの色は薄黄色です。白くするために漂白し、乾燥を防ぐためのソルビトール・還元水飴などを塗布しています。

抗菌剤と抗生物質だけでなく、成長促進のためのホルモン剤で一気に育てたうなぎなので、人体への影響も大きいといわれています。

酸化防止剤、調味料、発色剤、甘味料と添加物まみれの食べ物です。

EUでは警告表示が義務づけられている石油由来のタール系着色料がタレに使用されています。

本来の醤油は、丸大豆、小麦、塩を原材料とし、1年以上かけて麹菌などで発酵・熟成させた発酵調味料ですが、激安回転寿司店で提供されるのは、しょうゆ風調味料です。豚のエサにする大豆の搾りかすにグルタミン酸ナトリウムでうまみを、ブドウ糖果糖液糖で甘味を、増粘多糖類を加えてコクを、カラメル色素で色を加えたものです。さらに腐敗を防ぐために安息香酸ナトリウムなどの保存料も加えたニセモノです

激安回転寿司店のワサビの正体はホースラディッシュです。着色料、香料、増粘多糖類で偽装したものです。

激安回転寿司店のお茶は粉茶が使われていますが。普通の茶葉で入れる緑茶よりも、粉茶の方が残留農薬を多く摂取することになります。緑茶に使われているネオニコチノイド農薬は、アメリカやフランスではすでに規制が始まっています。飲み続けると人間の脳や神経系に悪影響を与えるという検査結果もあります。

安さにはリスクがある」ってことですね。

今日はイカのお寿司

きょうは いかの おすし」というのは、防犯上有効な5つの行動指針について、子どもに覚えやすいように語呂を合わせた防犯標語です。外出時、安全に気を配り、子どもの事故の防止を図らなければなりません。

そして、もう一つ考えました。

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