「龍」とつながる。

「龍」とは何か？　

皆さん、おはようございます。

今年（2024年）は辰年、龍（竜）のことですが、龍は十二支の中では唯一、架空の生き物ですね。

ところで、「龍」とは何でしょう？
私は、龍とは自然の中に動いているエネルギーのようなもので、雲や雨や風になって感じることの出来るものだと思います。

今回は、誰も実際には見たことのないであろう「龍」について、まとめてみました。

龍神の特徴

龍は、蛇のような81枚の鱗（うろこ）に覆われた体をし、四本の手足、大きな目、二本の角、長く伸びた口が特徴だそうです。

また、口のそばに髯髭が生えている、喉の下に逆鱗（げきりん）鱗がある、声は銅盤（銅製のたらい）を打った時の音に似ている、顎の下に輝く珠がある、頭の上に山の形をした博山（はくさん、尺木（せきぼく）ともいう）とされています。

そして、龍は「三停九似」という姿であると説もあります。

「三停」とは、宋の羅願曾が唱えた説で、龍のプロポーションについて、首から腕の付け根、腕の付け根から腰、腰から尾までの三つの部分の長さがそれぞれ等しいことを意味しています。これは、天上、海中、地底の三界に通じるのだそうです。

「九似」とは、後漢の学者、王符（おうふ）が展開した説で、「角似鹿、頭似駝、眼似兔、項似蛇、腹似蜃、鱗似魚、爪似鷹、掌似虎、耳似牛」とあります。

すなわち、角はシカに、頭はラクダに、目は鬼に、項（うなじ）はヘビに、腹は蜃（ミズチ：伝説の生物）に、ウロコは魚に、爪はタカに、掌（たなごころ）はトラに、耳はウシに、龍はそれぞれ似ているとしています。

なお、紀元前2世紀末の『淮南子（えなんじ）』という書物には、龍には、飛龍（ひりゅう）、応龍（おうりゅう）、蛟龍（こうりゅう）、先龍（せんりゅう）がおり、これらからそれぞれ、鳥類、獣類、魚類、甲殻類が生まれたとあります。つまり、龍はあらゆる動物の祖であり、造物主たる神のような存在であったのです。

ブータン王国の国旗に描かれている「ドゥク Druk 雷龍」

日本の神社や寺院で祀られている龍神様

九頭龍大神

・毒龍と言う災厄をもたらす神だったという龍神(箱根神社伝承)

・九つの頭を持つ鬼だった(戸隠神社伝承)

・ヤマトタケルに退治されたという悪い存在とされるもの(千葉県の伝承)

・霊泉に九頭龍大神が住まわれていた(三井寺伝承)

八大竜王/八大龍王

・仏教由来の龍神様

・龍の中で最も位の高い存在

善女龍王

・八大竜王の沙掲羅龍王(サーガラ)の娘

・空海の雨乞いによって雨をもたらした龍神様

俱利伽羅(くりから)竜王/不動明王

・不動明王の化身とされる龍神様。

・俱利伽羅龍王像：剣に黒龍が巻き付き、燃え盛る。

青龍(せいりゅう)

・陰陽道の四神獣のひとつ

・東方の守護をしている。

龍神様の色の違いと意味の違い

龍には、色によって、黒龍、青龍（蒼龍）、金龍、黄龍、赤龍(紅龍) 、白龍、銀龍、朱龍、紫龍、緑龍などがいます。

龍の色別	五 行 説	方 角	効力	特徴
黒龍(こくりゅう)	水	北	闇・水を司る（トイレ、浴室）、健康運、対人関係（夫婦運・交際運）	新鮮な気をもたらす
青(せい)龍(りゅう) （蒼(そう)龍(りゅう)）	木	東	庭園、話術、音楽性、積極性	風の守護神 エネルギーを与える
金(きん)龍(りゅう) 黄龍(こうりゅう・おうりゅう)	土	中 央	家庭運・頭脳運・事業運、金運、行動力、 リーダーシップ	大地や豊穣を司る
赤(せき)龍(りゅう)	火	南	日照り・生命力を司る、	雨雲を追い払い、水害から守る
白(はく)龍(りゅう)	金	西	光を司る、倉庫、金運・財運、飲食・結婚運	収穫を象徴する。
銀(ぎん)龍(りゅう)			冷静、器用	バランスよく何でもカバー
朱(しゅ)龍(りゅう)			直観力・情熱を司る、行動力、やる気	邪気を浄化する

龍神のご利益

・降雨・五穀豊穣

・財富(金運・財運向上)

・縁結び

・健康長寿

・病気平癒

龍神と関りの深い、龍神を祀る神社・寺院

北海道

　屈斜路湖　龍の祠

青森県

　十和田神社　青龍権現　熊野権現　開運の小道

東京都

　田無神社　五龍（金龍・黒龍・白龍・赤龍・青竜）

　荏原神社（えばら） 　龍神パワースポット

　広尾稲荷神社（廣尾稲荷神社）　黒龍　商売繁盛　

　待乳山聖天・浅草寺　金龍が降り立った地

神奈川県

　箱根神社・九頭龍神社　九頭龍大神伝説の地　縁結び　ゼロ磁場　飛龍の滝

　江島神社　龍神伝説の地

埼玉県

　三峯神社　龍神が突如現れた地

　秩父今宮神社　八大龍王宮

茨城県

　泉神社　縁結び　泉龍木

静岡県

　池宮神社　龍好きの聖地

長野県

　戸隠神社奥社　九頭龍大神　龍穴　天岩戸事件にも由来する神社

福井県

　毛谷黒龍（けやくろたつ）神社　九頭龍川守護神　黒龍大明神（四大明神；北の越前国）

三重県

　伊勢神宮　天照大御神　レイライン　日本一の龍穴　全国４霊場

　椿大神社　かなえ滝　金龍明神滝　招福の玉

龍池山　松尾観音寺　龍神伝説：雄龍と雌龍が住まう龍池　日本最古の厄除観音　

奈良県

　龍穴神社　空海が修行した龍神伝説の地

　室生龍穴神社　天の岩戸　吉祥龍穴　高龗神・善女龍王　縁結び　日本三大龍穴

　丹生川上神社上社　おおたき龍神湖　高龗大神(たかおかみのおおかみ)　龍神の玉

　高龗神社（たかおかみ）大和神社内　龍の木

京都府

　八坂神社（祇園さん）　青龍神「龍穴」祇園神水　

　貴船神社　龍神伝承　白龍　奥宮本殿下に龍穴

　京都神泉苑　雨乞い龍神:善女龍王

　元離宮二条城　龍脈～伏見神寶（神宝）神社へ

　伏見神寶（神宝）神社　駒龍（天龍・地龍）　かぐや姫の石碑

　六孫王神社　子孫繁栄　白龍　神龍池

　天橋立神社（橋立大明神）　日本名水100選「磯清水」　八大龍王

　八大龍王辨財天　御神木：銀杏の大木

　東福寺　雲龍図

　泉涌寺（せんにゅうじ）　雲龍

　建仁寺　双龍図

　南禅寺　雲龍図

　天龍寺　雲龍図

　大本山 妙心寺　日本最大の禅寺　雲龍図：八方にらみの龍

滋賀県

　竹生島神社　龍神の島

　藤ヶ崎龍神社

　石光山 石山寺　金運パワースポット　紫式部：源氏物語　八大龍王社　龍穴ノ池

　三井寺 （園城寺）　天台寺門宗総本山　九頭龍神　伝説の霊泉

　余呉湖（鏡湖）　天女の羽衣伝説　龍神「菊石姫」の伝説

大阪府

　星田妙見宮(小松神社)　龍王社　雨ごい龍神

　恩智神社　神兎・神龍

兵庫県

　六甲比売神社　弁財天、瀬織津姫

　高塚山龍神社　標高186ｍ

　伊和都比売神社　縁結び　良縁祈願　海の龍神様

　飛龍の滝　軍師官兵衛ロケ地

岡山県

　高松最上稲荷 妙教寺　八大龍王

　龍泉寺　八大龍王　龍王池

　香登龍穴比定地　日本三大龍穴

鳥取県

　神崎神社（通称：赤碕の荒神さん）　木工彫りの龍

　元乃隅（もとのすみ）神社　龍宮の潮吹　123基の鳥居・大鳥居　お賽銭困難日本一神社

香川県

　讚岐國一之宮 田村神社　龍神(定水大明神)が住む金運アップ神社

福岡県

　志賀海神社　龍の都・龍神の聖地

大分県

　薦神社 (大貞八幡宮)　三角池；龍神降臨場所

　御手洗神社　奥宮龍穴：龍神＝北辰大明神（八方除け・運気隆昌の神）

長崎県

　龍光大神　７本爪の龍神様

熊本県

　阿蘇鍋ヶ滝　マイナスイオン　白龍生誕地

　阿蘇白水龍神權現(阿蘇白蛇神社)

　神龍八大龍王神社　福蛇の袴

宮崎県

　日向鵜戸神社(龍宮)　大御（おおみ）神社　日本一のさざれ石　龍神の霊　昇天白龍

沖縄県

　古宇利島　龍の島

「龍」とつながる。

龍神には、御真言(マントラ)というのがあって、たとえば、八大龍王の御真言は、「おん　めいぎゃ　しゃにえい　そわか」というそうです。

龍穴などのパワースポットやゼロ磁場といわれるところに行き、そういう御真言を唱えると、龍とつながるそうです。

では、龍とつながるとどうなるでしょうか？

まず、世界観が変わるでしょう。

水が蒸発して雲となり、風に流されて、雨となって地上に落ちてきて流れていく……そういう、自然の中のエネルギーの流れのようなものを感じると、「世の中、理不尽なことばかり。犯罪や戦争はなくならないし、災害や事故だって起きる」「事件に巻き込まれたり、不運なことに遭ったりする人がいる」「人は信頼出来ない」というようなマイナスの世界観ではなく、「私は自然の中で生かされている」「世の中は自分の味方だ」「自分は運がいい」というようなプラスの世界観を持つことが出来ます。つまり、「有り難い」という感謝の気持ちが生まれるはずです。

それから、人間、「何があっても基本的には大丈夫。帰れる場所がある」とわかっていれば、思う存分、冒険が出来るでしょう。心理学では、そういう世界観が心の安全基地になるのです。これを「セキュアベース」と呼んでいます。龍の存在を感じて、セキュアベースが出来ると、思考が柔軟になり、人生をより前向きに生き、安心して物事にチャレンジ出来るようになるでしょう。

したがって、『龍』の存在を感じると、「運」がよくなるのです。

参考資料

※パワースポット11＋③選

１．出雲大社　島根県出雲市大社町

２．厳島神社　広島県廿日市市宮島町

３．屋久島　　鹿児島県熊毛郡屋久島町

４．高千穂峡　宮崎県西臼杵郡高千穂町

５．富士山　　静岡県富士宮市北山

６．明治神宮　東京都渋谷区代々木神園町

９．三峯神社　埼玉県秩父市三峰

10．高野山　奥の院／金剛峯寺　和歌山県伊都郡高野町

11．珠洲岬・金剛崎　石川県珠洲市

①　飛瀧神社(ひろうじんじゃ)　和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山　那智の滝

②　三輪大社（大神(おおみわ)神社） 奈良県桜井市

③　平安神宮　京都府京都市左京区岡崎西天王町

※ゼロ磁場11選

１．分杭峠　長野県伊那市・下伊那郡大鹿村　

２．百間滝　愛知県新城市七郷一色

３．豊川稲荷神社　愛知県豊川市

４．天河神社（大峰本宮 天河大辨財天社）　奈良県吉野郡天川村坪内

５．諏訪大社上社本宮　長野県諏訪市

６．日光東照宮　栃木県日光市

７．箱根神社・箱根九頭龍神社本宮　神奈川県足柄下郡箱根町元箱根

８．皇大神宮別宮 瀧原宮　三重県度会郡大紀町滝原

９．意賀美神社（おかみじんじゃ）　大阪府枚方市

10．橿原神宮　奈良県橿原市

11．石鎚山神社　愛媛県上浮穴郡久万高原町若山

「龍」を感じると……「運」がよくなります!!　　「世界一幸せな国」と言われたブータン王国の国旗には「ドゥク」と呼ばれる白龍が描かれています。日本でも様々なところで龍神を祀っています。 琵琶湖の竹生島、京都の天龍寺の「雲龍図」や建仁寺の「双龍図」、大本山妙心寺の雲龍図、 京都市伏見区の「八大龍王辨財天」、高松市田村神社の龍の彫刻、熊本市立池上小学校校舎の壁の味生池の龍、また、様々なところで、「龍雲」も見られています。 漫画の世界でも、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」や「竜とそばかすの姫」で龍が出てきました。 ただ、西洋の「ドラゴン」やインドの「ナーガ」は、日本や中国の龍とは明確な一線を画しており、異なる存在です。 京都は風水の考えで作られており、四体の霊獣（四霊・四獣・四象・四神）がいます。「青龍」が住むという東の八坂神社本殿の下には、「龍穴」があり、竜宮城につながっているとも言われています。 私は、龍神というのは、自然の中に動いているエネルギーのようなもので、雲や雨や風になって感じることの出来るものだと思います。 「龍神とつながる」という表現をする人もいますが、「龍」の存在を感じると、世界観が変わります。「有り難い」という感謝の気持ちが生まれ、セキュアベースが出来て思考が柔軟になり、人生をより前向きに生き、安心してチャレンジ出来るようになるでしょう。「龍」の存在を感じると、「運」がよくなるのです。...

家や職場をパワースポットに！「ゼロ磁場」として有名な分杭峠では、磁石がくるくると回り、ここで写真を撮ると、不思議な光が写ったり、病気が治ったりするそうです。このような大地の力（気）がみなぎる場が「パワースポット」「弥盛地（いやしろち）」です。 「パワースポット」を結ぶと「レイライン」には、近畿の五芒星、北緯35度22分上の「ご来光の道」、「夏至のレイライン」「東京スカイツリーのレイライン」「日本三大金運神社レイライン」、「平将門の首塚を封じ込める北斗七星の形のレイライン」などがあります。 当たり前のことを当たり前にすることで、家や職場・学校を「パワースポット」にすることが出来ます。...

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