皆さん、おはようございます。
春よ、来い。
奈良の東大寺二月堂で行われるお水取りが終わると、いよいよ近畿にも春が訪れると言われています。しかし、三寒四温の日々が続くので、この時期、急激な気候の変化で風邪などひいたりしないよう、十分、健康管理に気をつけたいものです。
東大寺のお水取りは、正式には「修二会(しゅにえ)」と呼ばれます。3月1日から14日まで続く2週間のお勤めで、12日の夜(13日の早朝)にひっそりと非公開で行われる若水汲みが、特に「お水取り」と呼ばれています。
春はイカナゴから!?
兵庫県の神戸市垂水や明石のイカナゴは、春を告げる魚として全国的にも非常に有名です。また、このイカナゴのくぎ煮の臭いこそ、垂水のふるさとの臭いだという人もいます。
しかし、近年、イカナゴの漁獲量が激減し、資源保護のため、イカナゴシンコ漁を制限することが続いています。今年(2024年)の播磨灘でのイカナゴシンコ漁の解禁日は、3月11日でしたが、1日のみで終漁になりました。また、大阪湾では初めて自主禁漁になってしましました。
イカナゴが獲れなくなった原因は、海水温の上昇や水がきれいになり過ぎたからだそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=qJXJU6kzfm4
春はセンバツから・・・
3月に入ると、一雨ごとに、確実に暖かくなってきたように思います。
しかしながら、本格的な春が来るのは、「春はセンバツから」の言葉通り、春の選抜高校野球大会が開幕する頃ではないかと感じていますが、いかがでしょうか?
ところで、「ドカベン」という水島新司さんの漫画をご存じでしょうか? (私は、個人的には、「ドカベン」より「あぶさん」の方が好きなのですが…)
この「ドカベン」に出てくる明訓高校は、新潟県に実存する学校です。
1999年の夏の甲子園大会、明訓高校は1回戦で愛媛の宇和島東高校に勝ったものの、2回戦で北海道の旭川実業高校に敗れました。しかし、そのさわやかなプレーには、目を見張るものがありました。
特に、開会式で行った明訓高校の今井 也敏選手の選手宣誓は忘れることが出来ません。その全文を紹介しておきましょう。
『甲子園球場』
野球というスポーツを愛する私たちにとって何と心に響く言葉なのでしょう。
1900年代最後の夏。私たち選手一同は今、甲子園に集うことができた喜びを噛み締めています。スタンドで応援してくれる控えの選手をはじめ、私たちの野球を支えてくれる全ての人たちに感謝し、暑い日も、また吹雪の日も、気力で継続してきた練習を信じ、21世紀に大いなる希望をもって前進するため、全力でプレーすることを、ここに誓います。
これまで、春の選抜高校野球大会開会式でも、感動的な選手宣誓がたくさんありました。
宣誓。
私たちは16年前、阪神淡路大震災の年に生まれました。
今、東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。被災地ではすべての方々が一丸となり、仲間ととも-に頑張っておられます。
人は、仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えることができると信じています。
私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。
がんばろう!日本。
生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。
東日本大震災から1年、日本は復興の真っ最中です。
被災をされた方々の中には苦しくて心の整理が付かず、今も当時のことや亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。
人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて、つらいことです。
しかし、日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に、必ず大きな幸せが待っていると信じています。
だからこそ、日本中に届けます。感動、勇気、そして、笑顔。
見せましょう、日本の底力、絆を。
われわれ高校球児ができること、それは全力で戦い抜き、最後まであきらめないことです。今野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々プレーすることを誓います。
今年(2024年)は、1月1日に能登半島で大きな地震がありました。まだまだ復興も進んでいないと聞きますが、3月18日(月)から、第96回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)が無事、開幕されました。
青森山田高校・橋場 公祐主将が行った選手宣誓では、昨年10月に亡くなられた谷村新司さんの作曲した大会歌「今ありて」の歌詞から始まりました。
今ありて、未来も扉を開く。今ありて、時代も連なり始める。
1924年、第1回全国選抜中等学校野球大会として、春のセンバツ大会が開催されました。あの日から100年。われわれ高校球児の甲子園大会に対する夢や憧れは、長年の時を超えても変わることなく、今もなお、夢舞台であり続けています。
夢にまで見たここ甲子園球場に立ち、これまでの先輩方が築き上げられた歴史と伝統の重さを身にしみて感じています。同時に、私たちは唯一無二の仲間とともに大好きな野球に打ち込める今に、喜びをかみしめています。
今年の元日に、能登半島沖で大きな地震が発生しました。家族団欒を過ごしている中での激しい揺れに私たちは恐怖と深い悲しみに襲われました。被災地では現在も苦しみと困難の多い生活を余儀なくされています。
私たちにできることは目の前の白球をがむしゃらに追い続けること、そして、全力で野球を楽しむことです。
今日から始まるセンバツ大会を次の100年へ向けた新たな一歩とするべく、全身全霊をかけて戦い抜くことを誓います。 今日までの100年、今日からの100年。
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