皆さん、おはようございます。
バイクは非常に便利な乗り物で、季節にもよりますが、走ること自体に爽快感を得ることができます。
6月16日は、「バイクエクササイズの日」です。フィットネスバイク(エアロバイク)を使った運動をしましょうということなので安全ですが、バイクは危険な乗り物であることに違いはありません。
4月28日は、「二輪・自転車安全日」、7月13日は、「水上バイクの日」、そして、8月19日は、「バ(8)イ(1)ク(9)」と読む語呂合わせから、「バイクの日」に指定されています。
私は16歳でバイクの免許を取り、42歳になるまで、44台のバイクを保有してきました。常に2台のバイクを所有し、オンロードバイク、オフロードバイクはもちろん、トライヤルバイクにも乗って、山道や悪路も走っていました。
夏になると、ユースホステルに泊まりながら、北海道一周や信州、近畿、四国、九州などのツーリングも趣味にしていました。時には「六甲伝説」で有名になったワイディングロード、神戸市の六甲山の神戸-箕谷線(再度山ウェイ)をタイムで競って走ったりもしていました(よく命があったことだと思います)。
それほど、バイク好きの私が、バイクに乗ることを止めたのは、3つの要因があります。
①教え子がバイク事故で死亡したこと、
②近所の方がバイクの自損事故で死亡されたこと、
③自分自身のバイク事故で娘にけがをさせたこと、
その他、バイクの振動による腰痛症に悩んでいたこともあったのですが、一番大きかったのは、③自分自身のバイク事故でした。
パトカーに追われて死亡した教え子
教え子のK君は、中学1年生から2年生の前半までは、ありとあらゆる問題行動をしていました。しかし、中学2年生で担任をし、私との相性がよかったのか、夏休みを過ぎた頃から、急に授業に真面目に取り組むようになりました。悪友たちとの交流は続いていましたが、一緒に問題を起こすことはほとんどなくなりました。
そのK君は家庭的に恵まれていませんでしたが、中学生とは思えないほど、しっかりした考えを持っていて、卒業してからも一緒に飲みたいと思えるような生徒でした。
中学3年生の時には、若い女性の担任にもってもらいましたが、真面目に学校生活を送り、県立高校を受験することになりました。
卒業式をまもなくに控えたある夜、私はK君と晩メシを食べに行きました。担任の女性の先生がまもなく結婚するので、卒業式の日にクラスの生徒みんなで「おめでとう」のセレモニーをするように知恵をつけました。リーダーシップのとれる彼は、「任せておいて」と言ってくれました。
それから、受験の話になりました。彼は内申点も十分で、合否判定はA判定だったのですが、急に「公立高校の受験が不安で仕方がない」と言うのです。「俺は先生のお陰で中2から勉強するようになったけど、中1の時に真面目にやってなかったから、中1の勉強がわからない。明日の入試は、中1の範囲も出ると思うから不安だ」と。
私は「心配ない」と一蹴して、K君を受験に送り出しました。
しかし、少し発表が気になったので、一緒に見にいきました。すると、10人受けていた生徒の中で、彼だけが落ちていたのです。彼の内申点は、その10人中2番でした。「まさか」と思いましたが、彼の心配が的中してしまったのです。
その後、彼は仕方なく、私立の高校に進学しましたが、経済的にしんどかったようで、「高校をやめて働く」と言っていました。そして、高校1年の夏、アルバイトの帰りにバイクに乗って走っていたところ、道路交通違反をしてパトカーに追跡され、電柱にぶつかって、その後意識が戻ることなく、3か月後に息を引き取ったのでした。
もし、彼が公立高校に行っていたら、アルバイトをすることもなかったかもしれません。若くして事故で亡くなることもなかったかもしれません。
道路の凍結で転倒して死亡された〇〇さん
私の住んでいた近所に、同じ苗字の方が住んでいました。小さなお子さんが2人おられ、私の住所と大変よく似ていたので、郵便物も間違って届くこともよくありました。
ある冬の日、その方が、凍結のためバイクで転倒し、自損事故で亡くなられたのです。新聞にも住所と名前が掲載されました。私と間違われて、電話をかけてきた方が複数おられました。
一時停止を無視した車とぶつかった体験
夏休み、当時小学校2年生になった娘をバイクの後ろに乗せて走っていたところ、見通しの悪い交差点で、出会い柱に車と衝突してしまいました。相手の車の一時停止無視が事故の原因でした。
私は無傷でしたが、バイクは大破し、後ろに乗っていた娘は私を乗り越えて前のシールドに顔面をぶつけ、お岩さんのような顔になってしまいました。
それから娘がバイクを怖がって、乗らなくなったのは言うまでもありません。私も、娘の命を奪うことになっていたかもしれないと深く反省し、以降、バイクは卒業することにしました。
バイクに代わって・・・?
バイクは大変、便利な乗り物ですが、一旦事故を起こすと、命に関わります。
近隣のリハビリセンター病院に行くと、脳挫傷で治療を受けている若い人たちがたくさんおられましたが、そのほとんどはバイク事故によるものでした。
バイクは乗らないにこしたことはないと思います。
ところで、7月13日は、「な(7)み(3)」(波)の間に「/(1)」で「波を切る」と読めることから、「水上バイクの日」です。
日本で水上バイクを操縦するためには、水上バイク専用の「特殊小型船舶操縦士」という免許が必要となります。一般的に「水上バイク免許」と呼ばれていますが、4級小型船舶免許以上でも乗ることが可能です。
4級小型船舶免許はモーターボートを運転するために取得したものですが、水上バイクなら、パトカーに追われることもなく、道路の凍結や一時停止無視の車と出合うこともないので、安全性が高いと思います。
バイクを卒業した代わりに、水上バイクを楽しもうと思っているのですが・・・?
(季節が限定される遊びであること、1時間数千円のレンタル代を払うか、車1台分の値段で所有するか、また、その時の保管場所はどうするか、等々、難題山積です。)
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まとめ
16歳でバイクの免許を取り、42歳になるまで、44台のバイクを保有してきました。
バイク好きの私が、バイクに乗ることを止めたのは、3つの要因があります。
①教え子がバイク事故で死亡したこと、
②近所の方がバイクの自損事故で死亡されたこと、
③自分自身のバイク事故で娘にけがをさせたこと、
バイクは大変、便利な乗り物ですが、一旦事故を起こすと、命に関わります。
バイクは乗らないにこしたことはないと思います。
バイクを卒業した代わりに、水上バイクを楽しもうと思っているのですが・・・?
