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人間関係について PR

「親父」として・・・

タイトル 親父
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荒木とよひさ作詞作曲の「四季の歌」の歌詞に、強い心を持った父親像が描かれています。この歌は、荒木氏がスキーで骨折して入院中、妙高高原の関温泉から眺める山々の情景をモチーフに作り、入院先で看護師にプレゼントした曲だそうです。しかし、実際は、荒木氏は父親を知らずして育っています。

さて、一体、父親とは子供にとって、どんな存在であるべきなのでしょうか。

地震・雷・火事・親父」という言葉があります。昔から恐れられているものを順に並べた言葉です。もっとも、最後の「親父」というのは、父親のことではなく、「大山風(おおやまじ)」という台風を意味する言葉が変化したというものだという説もあります。

昭和の時代の父親は、子供にとっては怖い存在でした。言うことを聞かなければ、ちゃぶ台をひっくり返し(漫画「巨人の星」に出ている父親の星一徹の「ちゃぶ台返し)が有名ですね)、「父親には絶対に逆らえない」という思いを持って過ごしていた子供がほとんどでした。子育ては母親に任せっきりで、父親は仕事や会社の付き合いで外に出っぱなしという家庭も多くありました。

しかし、現代でそんなことをすれば、「モラハラ」「DV」と言われ、家庭問題として取り上げられるでしょう。

現代は、「イクメン」という言葉が流行り、父親も積極的に育児に関わるようになっています。運動会や発表会といった子供の行事にも参加し、休日は家族で公園や遊園地へ。仕事から帰れば子供をお風呂に入れ、寝かしつける。これが理想の父親像となっています。

8月20日は、お(0)や(8)じ(20)という語呂合わせから、「親父の日」に指定されています。この日は、親子のコミュニケーションを深め、世代を超えた絆を育むことを目的としています。

今回は、父親について考えてみましょう。

父親? or 親父?

自分の父親を親しんで、また、他人に対してへりくだっていう言葉で、「親父(おやじ)」という言葉があります。「おふくろ」の対義語でしょうか。

「亭主元気で留守がいい」とか「父性の喪失」が言われて久しいですが、近年、子供の発育に関して、父親が重要な役割を果たしていることが認識されるようになってきました。

従来は、父親の役割として、稼ぎ手、監督者、性役割モデルなどが知られていましたが、近年の研究では、社会性の発達や知的能力の発達など、父親が子供の精神的発達に重要な役割を果たしていることが明らかになっています。

また、父親が子供に多く関与すれば、子供に良い影響を与えるということについて、カナダでは、政府が見解を示しています。

・子供の認知機能の発達
・学業成績の向上より上級の学校に進学すること
・問題解決能力
・情動の発達、自分の行動に責任を持つこと、衝動的でないこと
・自分の感情を適切にコントロールすること
・自己受容、落ち込まないこと
・社会的発達、同僚とポジティブな関係を作ること
・攻撃的でないこと、忍耐力があること
・共感して人に関与すること

「親父の小言」

 昔から、「親父の小言と冷酒は後で効く」と言われています。「親父の小言」を紹介しましょう。

親父の小言

以上は、山陰の境港市にある妖怪神社にも書かれていました。

他に、親父の小言45をあげているものもあります。

これは、福島県の大聖寺、暁仙和尚の言葉です。

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「パパ」は葉巻?

中学校でのある授業参観日のこと。

授業中、中学3年生のA男が嬉しそうにニコニコしているので、「どうかしたか?」と問うと、「あっ、ママがパパを連れてきたので・・・」を答えます。

その返事を聞いて、びっくりしました。中学3年生の男子が、いまだに自分の親を「パパ」「ママ」と呼んでいることに、私は違和感を感じました。

「ママ」というのは。英語ではなく、世界共通の赤ちゃん言葉「マンマ」から転じた言葉だそうです。その意味は、食べ物のことです。

一方、「パパ」の語源は、ローマ教皇を表すPope(英)と同じであり、ギリシャ語 πのpappas→ラテン語 papa→Popeとなったとされています。キリスト教においては神は「父」と呼ばれます。ヘブライ語の「アッバ」(「父ちゃん」「パパ」の意)という幼児語が当てられており、畏怖の対象というより親しい存在とされていますが、通説では、広い畑の隅っこで、長い葉巻をパッパとやっている人だから「パパ」というのだそうです。

もしも、これらが本当なら、お母さんを「食べ物」、お父さんを「葉巻」と呼んでいることになります。

お父さん」というのは、毎日毎日、生活の糧を運んできてくれる「尊(とうと)い」という言葉から生まれた言葉です。石川県の能登半島では、今も父親のことを「とうと」と呼ぶそうですし、歌舞伎の世界でも、「カカさま」に対して「トトさま」と言っています。

1.父親の役割5選

  • ① 行動する。
  • ② 頼りになる姿を見せる。
  • ③ 壁となる。
  • ④ がつんと言う。
  • ⑤ 妻を支える。

2.子育てにおける父親の7つの役割

❶ 子育てに参加して「頼りになる姿」を見せる。

❷ 言葉ではなく行動することで理解させる。

❸ 子供にとって大きな壁となる存在でいる。

❹ 社会のルールを教える存在でいる

❺ 子供を遊びに連れて行くことも大切な役割

❻ 妻の愚痴を聞き、子育てのガス抜きをする

❼ 何かあったら最後に必ず助けてくれる存在

3.父親の7つの行動

(1) 子供に「敬」を訓える。

(2) 子供に「忍」を体得させる。

(3) 子供に「愛」を育てる。

(4) 子供に「憤」を起こさせる。

(5) 子供に「個」を学ばせる。

(6) 子供に「志」を目覚めさせる。

(7) 子供に「夢」を与える。

父親の仕事

父親の仕事は、

・子供の発達を助けることであり、

・子供が自分の感情を把握して表現するように教え、生理的な困窮を避けるよう教えることであり、

・子供が良い経験をする場を提供することであり、

・子供が頑張って目標に到達し責任を果たすのを助けることであり、

・市民・配偶者・親としての役割を子供に少しずつ理解させることです。

手短に言えば、子供のお腹を食べ物で満たし、子供の頭を知恵で満たし、子供の心を愛と勇気で満たすことでしょう。

儒教の影響を今でも大きく受けている韓国では、親を大切にする風習があり、5月8日が両親の日(オボイナル)とされています。 

日本では、5月第2日曜日の「母の日」や6月第3日曜日の「父の日」が有名ですが、それ以外にも、親に関する日をたくさん設けています。

父親の詩「父親のつぶやき」

タイトル 育児トンネル
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まとめ

8月20日は、お(0)や(8)じ(20)という語呂合わせから、「親父の日」に指定されています。

「父性の喪失」が言われて久しいですが、近年、子供の発育に関して、父親が重要な役割を果たしていることが認識されるようになってきました。

「パパ」ではなく「親父」としてどうあるべきか、考えてみましょう。